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うみねこのなく頃に
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
『うみねこのなく頃に』のDVDおよびBD特典映像。原作キャストによるパロディ吹き替え版を収録しています。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『うみねこのなく頃に』のDVD・BD特典として制作されたパロディ映像作品です。本編でシリアスな役を演じた原作キャストが総出演し、ダーク・ミステリーな作品世界をコミカルにパロディ化した吹き替え映像を収録。魔法少女や時代劇など、本編とはまったく異なる設定でキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇は、ファンならではのお楽しみコンテンツとなっています。みどころ・魅力
① 本編キャストによるギャグの掛け合い
緊張感あふれるミステリーを演じた豪華声優陣が、コミカルな掛け合いを全力で披露。普段は見られないキャラクターの「ゆるい顔」が詰まっており、キャスト同士の息の合ったやり取りが笑いを生みます。② 原作ファンだからこそわかるネタの数々
本編や原作ゲームを知っているほど刺さるネタ・小ネタが随所に散りばめられています。本編を見終えた後に視聴すると、キャラクターへの愛着がそのまま笑いに変わる構成です。③ バラエティ豊かなパロディ設定
魔法少女・時代劇など複数の異なる設定でキャラクターたちが活躍するバリエーション構成。短編ながら1本ごとに世界観が切り替わるため、飽きることなく最後まで楽しめます。キャスト・声優一覧
























感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ひぐらしはしっかり追っていたが、うみねこはずっと「いつか」のリストに積んだままだった。長い、複雑、ゲームをやっていないと半分わからないと聞いて腰が重かった。それがこのパロディ吹き替え版を先に踏んでしまったのは、ちょっとした事故だ。
で、見てみたら——本編を深く知らなくてもある程度は楽しめてしまう。小野大輔が真顔でギャグをやり、堀江由衣が真里亞として完全に振り切った演技をしている。声優陣がキャラクターと本気で遊んでいる感触があって、「この現場楽しかったんだろうな」というのが画面から滲み出てくる。本編未見でこれを見た人間が「うみねこ、見てみるか」となるかどうかは微妙だけど、少なくともキャストへの興味はかなり上がった。2回目で気づいたのは、アドリブに聞こえるやり取りがかなり整理されているということで、台本の作り込みと現場の熱量が両立している映像だった。
役と役者が溶け合う瞬間——パロディはキャストからファンへのラブレターだ
この特典映像の本質を一言で言うなら、「キャラクターに完全に憑依するという声優の本業を、意図的に崩すことで生まれる笑い」だと思う。通常の仕事では、視聴者はキャラクターを見ていて声優を見ているわけではない。ところがパロディ吹き替えというフォーマットは、その関係性をひっくり返す。声優が「自分がキャラクターを動かしている」という意識を前面に出しながら演じるので、視聴者はキャラクターと声優を同時に見ることになる。
うみねこという作品は、ミステリーとファンタジーが入り混じった重厚な物語だ。その登場人物たちが原作者公認の形でギャグをやる。これは単なるサービス映像ではなく、作品とキャストとファンの間に成立した「信頼の証明」みたいなものだと感じた。こういうパロディが成立するのは、本編が十分に作り込まれていて、キャラクターたちが視聴者の中で確立されているからだ。基盤がしっかりしていないと、崩したときに何も笑えない。
釘宮理恵が紗音を演じながら、本編では絶対に取らないようなリアクションをする。あのとき「釘宮理恵は紗音というキャラクターをここまで解像度高く理解しているから、こう崩せるんだ」という職人技が見えた気がした。芸人が自分のキャラを逆手に取ったネタをやるときの感覚に近い。自分自身を素材にした笑いは、芸の深みがないとできない。15分強の映像に、そういう密度が詰まっている。
特に刺さったシーン
堀江由衣が演じる真里亞のシーンは全部おかしかったが、中盤のあるくだりで真里亞の例の口癖をどこまでエスカレートさせられるかというアドリブのような応酬があって、そこは思わず一時停止した。本編での真里亞は不気味な可愛さを持つキャラクターで、あの独特のしゃべり方が視聴者に強烈な印象を残す。それをパロディで使うとき、堀江由衣はブレーキを完全に外している。「これ、OKテイクなのか」と本気で考えた。
小野大輔の戦人も、本編では熱血漢として機能するキャラクターが別の方向に全力を出していて、その落差が面白い。あの声の低さとキャラクターの真剣さがそのままコメディの素材になっていく。「この声でこれをやるのか」という驚きが笑いに変換される感覚は、テキストで説明できるものじゃない。小清水亜美の楼座も、普段のシリアスな立ち位置を完全に無視した役の使い方をされていて、コメディとしての設計が面白かった。
読んで見たくなったら——『うみねこのなく頃に』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- うみねこのなく頃にTV版を最後まで見て、キャラクターへの愛着がある人
- 声優陣のアフレコ現場の雰囲気や、キャストの素の部分に興味がある人
- 堀江由衣・釘宮理恵・小野大輔が全力でふざけているのを見たい人
- 本編の重厚さをいったん解除して、同じキャラたちと笑いたいコアファン
合わない人
- 本編未視聴。キャラクターの文脈を知らないとギャグが半分も刺さらない
- うみねこをシリアスな作品として神聖視しているタイプ。これはそういう映像ではない
- 単体として成立するコンテンツを求めている人。特典映像としての前提が全体に染みている
次に見るなら
うみねこの前にひぐらしが未視聴なら、ひぐらしのなく頃には絶対に見てほしい。同じRYUKISHI07が手がけた作品で、「繰り返す惨劇と推理」という構造が原点にある。うみねこより導入のとっかかりがわかりやすく、「なく頃に」シリーズ特有の空気を体で理解できる。
このパロディで声優陣の「遊ぶ仕事」に興味が出たなら銀魂が選択肢に入る。釘宮理恵・鈴村健一・小野大輔が全員出演していて、それぞれが長期シリーズを通じてギャグからシリアスまで振れ幅をフルに使っている。パロディ吹き替えで「この人はこう崩す」と知った後で見ると、演技の幅がまた違って聞こえる。
釘宮理恵が紗音とまったく違う方向で全開になっているのを見たければゼロの使い魔が手っ取り早い。紗音での抑えた演技との落差で、声優としての引き出しの多さが改めてわかる。うみねこのパロディで感じた「釘宮理恵、すごい」という感覚を別軸から確認できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『うみねこのなく頃に』SPは、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。本編を見終えたファンがキャストの新たな一面を楽しむのにぴったりな特典映像です。お気に入りのサービスからぜひチェックしてみてください。