ヴァンパイア騎士

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2008ヴァンパイア騎士

ヴァンパイア騎士

★ 3.0 / 5.0コメディ
放送年2008年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作漫画

愛道は月の館の寮長選挙を開催することを思いつく。候補者は現寮長の一条とカナメである。誰が勝つのだろうか。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

月の館の寮長選挙が開催されることになった。企画を思いついたのは愛道で、立候補者は現寮長の一条と、カリスマ的な存在感を持つカナメの二人。個性豊かな夜の組のメンバーたちを巻き込みながら選挙活動が繰り広げられる。普段とは一味違うコミカルな展開の中、果たして寮長の座に輝くのは誰なのか。本編とは異なる笑いあり・にぎやかさありのスペシャルエピソード。

みどころ・魅力

① 普段クールな夜の組が「選挙モード」に돌入

本編では謎めいたオーラをまとう夜の組メンバーが、選挙活動というカジュアルな舞台でコミカルな一面を見せる。クールキャラたちのギャップが笑いを生み出す構成になっており、ファンにとってはたまらないサービス回となっている。

② カナメvs一条という異色の対決

圧倒的なカリスマを持つカナメと、温和で人望厚い一条が正面から候補者として対峙する。普段は主従・友人関係として描かれる二人の「対決」構図は新鮮で、それぞれのキャラクター像が別角度から掘り下げられる点も見逃せない。

③ 愛道が仕掛けるドタバタ劇の妙

騒動の発端となる愛道が、このSPの笑いの核を担っている。思いつきで選挙を始めながらも当事者意識が薄いそのキャラクター性が、夜の組全体を巻き込んだ予測不能なドタバタを生み出しており、コメディとしての完成度を高めている。

キャスト・声優一覧

藍堂英
藍堂英
メイン
福山潤
一条拓麻
一条拓麻
メイン
千葉進歩
玖蘭枢
玖蘭枢
メイン
岸尾だいすけ
支葵千里
支葵千里
サブ
保志総一朗
早園瑠佳
早園瑠佳
サブ
皆川純子
架院暁
架院暁
サブ
諏訪部順一
遠矢莉磨
遠矢莉磨
サブ
喜多村英梨

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スタッフ

OPON/OFF「二つの鼓動と赤い罪」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ヴァンパイア騎士を最初に見たのは10代のころで、当時は少女漫画原作ものを片端から消化していた時期だった。夜会、吸血貴族、耽美な様式美——ああいう雰囲気がきちんと「様式」として成立していて、それがたまらなかった。ゼロ派だったので最終的に「なんでそっちに行くんだ」とやるせない気持ちを抱えたまま本編を終えた記憶がある。

このSPをあらためて見たのは、その消化しきれなさをほんの少し確かめたかったのかもしれない。コメディ寄りの特別編と知りながら再生したら、月の館の寮長選挙という絵面が待っていた。吸血貴族たちが選挙。この時点でどんな空気感になるか、だいたい見えた。2周目の視聴で気づいたのは、この軽さがTVシリーズの重さを前提にして成立しているということで、それがちゃんと面白い理由だった。

吸血貴族がやると、「選挙」は喜劇になる

TVシリーズの夜の学級(ナイトクラス)には、美しくて危うくて、どこか舞台めいた緊張感があった。あの空間を一本のSPでコメディに振ったとき、何が起きるか。月の館の寮長を決める選挙、候補者は一条と錫。それだけで構造的なおかしさが生まれている。

一条は、あの面々の中で群を抜いてノリが軽い。お菓子が好きで漫画を読んで、吸血貴族としての威厳をどこかに置いてきたような人間だ。それがカナメと並んで票を争うという状況は、すでに喜劇の文法を満たしている。

面白いのは、このSPがただのギャグに終わっていないところで、月の館の住人たちが「選挙」というシステムに向き合う姿が、彼らのキャラクターを別の角度から照らし出している。藍堂英役の福山潤が持つあの軽薄さと裏腹の繊細さ、架院暁役として諏訪部順一が醸し出す「ちゃんとしてる側」の安定感。コメディの文脈でもキャラクターの質感がきちんと滲み出てくる。

真面目な顔で馬鹿なことをやる、というのはキャラクターへの信頼がないと成立しない笑いだ。このSPはその信頼を前提に作られていて、だからTVシリーズを見ていた人間に刺さる。「あのキャラがこれをやっている」という絵面の妙が笑いの核にある。本編の重さを逆手に取った遊びとして、これは十分に誠実な一本だと思う。

特に刺さったシーン

選挙運動のくだりで月の館の面々が各々のやり方で動くシーン。あの集団が「選挙活動」をするという状況自体がすでに崩壊しているのだが、支葵千里役の保志総一朗が「無表情のまま関わっている」トーンが妙によかった。あの静けさと場のズレが、笑いの低音として効いている。

遠矢莉磨役の喜多村英梨も同様で、あの独特の低温感をコメディの中に持ち込む手際がうまい。熱くならないキャラクターが熱くなっていない状態で騒動に巻き込まれる温度差、それが面白さの源になっている。

終盤の結果発表あたりは、予想を裏切るというよりも「そうなるしかないな」という着地で、でもその「そうなるしかない」をちゃんと面白く見せているのがこのSPの誠実さだと思う。岸尾だいすけが玖蘭枢としてどう絡んでくるかも、本編の重さを利用した遊びが効いていた。

読んで見たくなったら——『ヴァンパイア騎士』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TVシリーズを全話見ていて、夜の学級の面々に愛着がある人
  • 一条推し、または「一条があの集団で一番おかしい」と思っていた人
  • 福山潤諏訪部順一保志総一朗のあの空気感が好きで、コメディで聞きたい人
  • 本編の緊張を一度ほぐして、気楽に再訪したい人

合わない人

  • TVシリーズ未視聴でこのSPから入ろうとしている人(前提知識なしだと笑いの半分が機能しない)
  • ヴァンパイア騎士の耽美で緊張感のある雰囲気を求めている人(このSPはそれを意図的に崩しにかかっている)
  • 短編コメディに深い物語を期待する人

次に見るなら

黒執事は吸血鬼ではないが、同時期の「耽美×貴族×使用人」という様式美で勝負していて、シリアスとギャグの振り幅の作り方がヴァンパイア騎士SPと近い感触がある。真面目な顔で馬鹿なことをやる笑いが好きなら入口として最適。

暁のヨナは、ヴァンパイア騎士の「女性主人公と彼女を取り巻く男性陣の複雑な関係性」を本格的にやりたい人向け。こちらはコメディよりシリアス寄りで、少女漫画的なドラマの密度を求めるならこれが一番近い空気を持っている。

フルーツバスケット(2019年版)は、秘密を抱えた一族と普通の少女という構図がヴァンパイア騎士と似ていて、かつコメディとシリアスの配分が絶妙。本編終了後に「もう少し丁寧に作られたあの感じ」を求めているなら、これを見ると長年の渇きが少し満たされる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ヴァンパイア騎士』のスペシャルエピソードは、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも月額サービスで見放題対象となっているため、本編と合わせてまとめて楽しめます。すでにいずれかのサービスに加入中であれば、追加費用なしでそのまま視聴できます。

よくある質問

Q. このSPは本編を見ていなくても楽しめますか?
A. キャラクターへの事前知識があった方が笑いのポイントが伝わりやすいため、本編をある程度視聴してからの方が楽しめます。本編のコメディ色が薄い分、このSPのギャップがより際立ちます。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも月額制の動画配信サービスで、対応プランに加入することで視聴可能です。
Q. このSPはどんな雰囲気の作品ですか?
A. 本編のシリアスなダーク系ラブストーリーとは打って変わり、コメディ全振りの軽めの内容です。キャラクターの日常的なやり取りやギャグが中心で、気軽に楽しめるスペシャル回です。
Q. 2008年の作品ですが、今でも見る価値はありますか?
A. キャラクターの掛け合いを楽しむコメディSPなので、年代を問わずヴァンパイア騎士ファンなら十分楽しめます。本編ファンの間では今もキャラ愛を再確認できる回として親しまれています。

まとめ

『ヴァンパイア騎士』のスペシャルエピソードは、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも月額サービスで見放題対象となっているため、本編と合わせてまとめて楽しめます。すでにいずれかのサービスに加入中であれば、追加費用なしでそのまま視聴できます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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