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DIABOLIK LOVERS
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | ZEXCS |
小森由衣は父親思いの楽観的な少女。父の仕事の都合で親戚の家に預けられると思っていたが、そこは六人の美しき兄弟・逆巻家だった。彼らは皆、由衣の血を求めている。由衣は吸血鬼たちとの奇妙な生活に適応しながら、彼らの秘密と向き合うことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
父親の言いつけで見知らぬ洋館へと向かった少女・小森由衣。そこで彼女を待ち受けていたのは、「親戚の家」どころか、逆巻家の六兄弟という名の吸血鬼たちだった。彼らは由衣を「生き血の補給源(サカナ)」と呼び、昼夜を問わず血を求めてくる。逃げ場のない屋敷で、由衣は恐怖と戸惑いを抱えながらも、兄弟それぞれが抱える孤独や闇と向き合ってゆく。
みどころ・魅力
① 個性豊かな六兄弟の圧倒的キャラクター
長男・シュウのぐうたら系から、三男・ライトのサディスティックな毒舌まで、逆巻六兄弟はそれぞれ全く異なるキャラクター性を持つ。短編ながら各話で特定の兄弟にスポットが当たる構成になっており、推しを見つける楽しさがある。人気乙女ゲーム原作だけあって、キャラの作り込みは群を抜いている。
② 豪華声優陣による濃厚な演技
緑川光、宮野真守、鈴木達央、平川大輔、梶裕貴、加藤和樹という実力派キャストが集結。吸血のシーンも含め、セリフのひとつひとつに気迫と色気が宿っており、耳で楽しむ作品としての完成度が高い。ゲームのドラマCDファンはもちろん、声優目当てで入る視聴者も多い。
③ 濃厚なゴシックホラーの雰囲気
1話約15分のショートアニメながら、薄暗い洋館・深夜・吸血という舞台設定が独特の緊張感と退廃的な美しさを醸し出している。ホラーとロマンスが交差するダーク系乙女ゲーム作品の雰囲気をそのままアニメで体感できる点が、ジャンルファンに刺さる魅力となっている。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 田頭しのぶ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 長津晴子 |
| 原案キャラデザ | さとい |
| キャラクターデザイン | 八尋裕子 |
| 音楽 | 林ゆうき |
| 美術監督 | 小倉宏昌 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | 緑川光「Mr.SADISTIC NIGHT」 |
| ED | 林 ゆうき「nightmare」 |
| ED | 逆巻アヤト「Mr.SADISTIC NIGHT」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
乙女ゲー原作・吸血鬼・逆ハーレムという時点で「あ、これ俺向けじゃないな」と思いながら再生した。2013年当時、深夜枠に増殖していた乙女ゲーアニメの流れの中の一本として、まあ話のネタに、くらいのテンションで。1話15分と短いのも後押しした。
最初に見たとき率直に感じたのは「主人公、なにもしない」だった。吸血鬼に噛まれても、罵倒されても、由衣はただ耐えている。2回目に見ると、それが意図的な設計なんだろうとはわかった——プレイヤー(視聴者)が由衣に投影しやすいよう、キャラクターを薄く作ってある。ゲームとしての文法がアニメに持ち込まれていて、アニメとして見ると少し宙に浮く感覚がある。
「好き」と「支配」の境界を意図的に曖昧にした作品
DIABOLIK LOVERSが描いているのは、一言で言えば「関係性のゲーム」だと思う。ただしここで言うゲームとは、乙女ゲーのゲームシステムを指すのではなく——力の非対称な関係の中で、誰が誰を支配しているかという構造のゲームだ。
逆巻六兄弟はそれぞれに歪んだ愛着の形を持っている。鳥海浩輔が演じるシュウは無気力と無関心で距離を取り、緑川光のアヤトは所有欲をそのまま剥き出しにする。梶裕貴のカナトはより複雑で、依存と憎悪が混線したような感情を泣き声混じりに吐き出してくる——あの芝居は梶裕貴にしかできないタイプの繊細な壊れ方で、そこだけはちゃんと聞き入ってしまった。
この作品が単なる「吸血鬼に囲まれるファンタジー」ではないのは、関係性のベクトルが一方通行に設計されている点にある。由衣は逃げない。逃げられない状況に置かれているのに、それを受け入れていく。普通のドラマとして見ればホラーだが、この作品の文脈では「選ばれた/選ぶ余地がある」という読み方も可能になっている。そのどちらとも取れるように作ってあることが、ファンには刺さり、そうでない人間には引っかかりになる。
平川大輔のライトは六兄弟の中でも特にキャラクターの歪みが前景化していて、小西克幸のレイジとあわせて、この作品の「理性的に見えて一番やばい」系の枠を担っている。二人の演技を並べて聞くと、ゲーム的な「攻略対象のバリエーション」設計がアニメの尺に押し込まれているのがよくわかる。全員の掘り下げを15分×12話でやるのはそもそも無理で、そのしわ寄せは主人公の「薄さ」として出てくる。
俺個人には刺さらなかったが、何が刺さる人に刺さるのかはわかる。「言葉と態度が一致しない相手に囲まれること」の特殊な安心感、というか。全員が由衣に執着しているという状況の、倒錯した安定感。そこに乗れるかどうかが、この作品との相性の全てだと思う。
特に刺さったシーン
梶裕貴演じるカナトが、自分の過去を吐き出すシーン。泣きながら激昂するというのは声優に相当な技術を要求するが、あそこの芝居は本当に崩れていて——「崩れているのに聞き取れる」という、梶裕貴の地力を見せられた感じがした。キャラクターへの感情移入とは別の次元で、声の仕事として聞いてしまった。
もう一点は、序盤の夜のシーンで由衣が一人でいるところに誰かが現れる流れ。ああいう「逃げ場がない、でも逃げようとしない」空気の作り方は、BGMの使い方もあって、短い尺の中では悪くないと思った。鳥海浩輔のシュウの、ほぼ感情を動かさない低温の喋り方が、むしろそういう場面の圧になっていた。無関心は時として過干渉より怖い。
読んで見たくなったら——『DIABOLIK LOVERS』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 乙女ゲー原作・逆ハーレムものに慣れていて、キャラクター掘り下げよりも「雰囲気と声」を楽しむ見方ができる人
- 梶裕貴・緑川光・鳥海浩輔あたりの演技を追いかけているファン
- 1話15分で完結するので「とりあえず試してみる」ハードルが低い
- ダークな関係性・ヤンデレ系のキャラクターに耐性があるか、むしろ好む人
合わない人
- 主人公に主体性を求める人——由衣はほぼ受け身で動かない
- 「吸血鬼もの」にゴシックホラーやアクション的な期待を持って見ると完全に肩透かし
- キャラクターを一人ずつ丁寧に描くドラマが好きな人(尺が足りていない)
- 支配・従属的な関係性の描写が苦手な人には素直にすすめられない
次に見るなら
カーニヴァル——華やかな外見と歪んだ内面を持つキャラクターたちに囲まれる構造が似ている。DIABOLIK LOVERSより世界観の作り込みが深く、美術面でも満足度が高い。ダークファンタジーの雰囲気を求めた人に。
スタミュ——方向はだいぶ違うが、乙女ゲー的な「魅力的な男性キャラの集団」を純粋に楽しむ設計として、こちらはキャラクターの掘り下げがより丁寧。DIABOLIK LOVERSで声優陣の演技が気になった人は試す価値がある。
Vampire Knight——吸血鬼×学園×逆ハーレムという要素の重なりで比較されることの多い作品。主人公の描き方に主体性があり、DIABOLIK LOVERSに物足りなさを感じた人はこちらの方が入りやすいかもしれない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『DIABOLIK LOVERS』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれも見放題ラインナップに含まれており、1話15分のショートアニメなので全13話をまとめて一気見しやすいのも魅力です。続編『MORE,BLOOD』もあわせてチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『DIABOLIK LOVERS』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれも見放題ラインナップに含まれており、1話15分のショートアニメなので全13話をまとめて一気見しやすいのも魅力です。続編『MORE,BLOOD』もあわせてチェックしてみてください。


