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伊藤潤二「コレクション」
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio DEEN |
伊藤潤二の傑作短編集『伊藤潤二傑作集』全11巻と『ホラーの断片』の作品を題材にしたアニメ化作品。伊藤潤二による不気味で恐怖に満ちた短編ストーリーを映像化しており、人間の内面的な恐怖や、日常に潜む異常な現象を描いた複数の物語で構成されている。各話で異なるホラー作品が展開される。
伊藤潤二「コレクション」がどこで見られるか調査しました。主要な動画配信サービスの配信状況・料金・無料トライアルを以下にまとめています。視聴できるサービス:U-NEXT。
配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
ホラー漫画の巨匠・伊藤潤二の傑作短編集『伊藤潤二傑作集』全11巻および『ホラーの断片』を原作とするオムニバス形式のアニメ作品。日常の裏側に潜む得体の知れない恐怖、人間の狂気や執着が引き起こす異常な現象、そして超自然的な存在との遭遇など、独自の世界観で描かれた短編ホラーが毎話展開される。原作の禍々しい絵柄とともに、じわじわと這い寄る恐怖が映像として蘇る。みどころ・魅力
① 伊藤潤二ワールドを忠実に再現した映像美
原作特有の歪んだ描線や不気味な表情が、アニメーションの動きを得てさらに強烈な印象を放つ。静止画では伝わりにくい「動く恐怖」として再解釈された演出が随所にあり、原作ファンにとっても新鮮な体験となっている。② 多彩な恐怖の切り口をオムニバス形式で楽しめる
各話独立のオムニバス構成により、幽霊・呪い・人間の狂気・怪奇現象と幅広いテーマのホラーを一作品内で楽しめる。短編ゆえのテンポの良さと、エンディングのカタルシスや後味の悪さが絶妙なバランスで共存している。③ 日常に溶け込む「じわり型」恐怖の演出
派手なジャンプスケアではなく、じわじわと積み上げられる不条理感と違和感が本作の真骨頂。普通の人物が徐々に非日常へと引き込まれる描写は、見終わった後も現実に重なる恐怖感を残す。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 田頭しのぶ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 澤田薫 |
| キャラクターデザイン | 田頭しのぶ |
| 音楽 | 林ゆうき |
| 美術監督 | 小倉宏昌 |
| 音響監督 | 郷田ほづみ |
| OP | THE PINBALLS「七転八倒のブルース」 |
| ED | JYOCHO「互いの宇宙」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
伊藤潤二の名前は知っていた。漫画で読んだことはあったが、「深夜にアニメで見よう」と思ったのが完全に間違いだった。第1話を流した瞬間から、画面の空気がどこかずれている。日常の風景なのに、なにかが正常じゃない。その感覚を引きずったまま視聴を続けて、就寝が2時間後ろにずれた。翌朝、後悔した。
2回目以降で気づくのは、伊藤潤二の恐怖が「お化け屋敷」型じゃないこと。驚かせてくる怖さではなく、じわじわと現実の認識を歪めてくる怖さだ。最初は「ホラーアニメを見ている自分」として観ているのに、いつの間にか「この世界のどこかにありそう」という気になってくる。そこに気づいた2周目の方が、正直1周目より怖かった。
怪異は外から来ない——「すでにおかしい人間」の話として読む伊藤潤二
このアニメを「ホラー短編集」として処理しようとすると、少し引っかかりが残る。確かに怪異は出てくる。異形のものも出てくる。でも見終わってから「怖いものが出てきた話」よりも「怖い人間が出てきた話」の方が記憶に残っている。
伊藤潤二の作品で繰り返されるのは、人間がすでに壊れているか、壊れる寸前かという状況だ。怪異はそこに「気づかせる」役割を担っている。普通に生活しているように見えた人物が、ある出来事を境に一線を越える——その越え方が、どこか納得できてしまうのが気持ち悪い。完全に理解できないわけじゃない、という感覚が残る。
各話の短編という形式も、このテーマを際立たせている。1話完結だから、キャラクターを深く掘り下げる時間はない。なのに、登場から数分で「この人物のいびつさ」がわかってしまう。そのいびつさが当人には見えていない、というのが伊藤潤二の基本構造で、このアニメはその構造をちゃんと継承している。
緑川光が演じる四つ辻の美少年は、その象徴的なキャラクターのひとつだ。見た目と声の落差、あるいは声と言葉の内容の落差が、「何かがずれている」という感覚を作り出す。緑川光の声は基本的に「安心感」を伴うのだが、この作品ではその安心感が逆方向に機能する。信頼できそうな声が発する言葉が信頼できない、という不快感。
単純な「驚かせてくるホラー」が苦手でも、この作品が刺さる人がいるのはこのためだと思う。日常の延長線上にある歪みを描いているから、見終わった後も日常のどこかに引っかかりが残る。深夜に見ると後悔するのはそういうことで、画面の外に出てきてしまう感じがある。
特に刺さったシーン
下野紘が演じる押切トオルが関わる序盤の場面、押切の日常に少しずつ異常が混入してくる流れが印象に残っている。下野紘の演技は基本的に「反応する人物」を得意とするイメージがあるが、ここでは反応のタイミングが少しずつずれていく。最初は正常な反応、次第に「あれ、これに普通驚かないの?」という反応になっていく。その差分を積み上げていく演じ方が細かかった。
細谷佳正の辻井は、また別の方向のずれ方をする。感情の振れ幅が見えにくいキャラクターで、何を考えているかわからない場面が続く。細谷佳正の声は低く落ち着いているので、「わからなさ」が増幅される。セリフの少ない場面で空気を作れる声優だと改めて思った。
小山茉美の淵は別格で、この声を聞いたとき「あ、伊藤潤二の世界で生きている声だ」と思った。人間的でもあり、そうでもない絶妙な着地点にいる。年季の入った演技がここで機能している。
読んで見たくなったら——『伊藤潤二「コレクション」』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 伊藤潤二の漫画を読んだことがあって、映像化が気になっている人
- 「驚かせてくる系ホラー」よりも「じわじわ来る系ホラー」の方が好みな人
- 1話完結の短編集形式が好きで、つまみ食いしたい人
- 人間の歪んだ内面を描くサイコロジカル系が好きな人
- 声優の演技の幅に興味がある人(下野紘・細谷佳正の普段と異なる仕事が見られる)
合わない人
- 深夜に一人で見る予定の人(本当に後悔する。昼間に見ること)
- ホラーに明確な「解決」や「説明」を求める人——伊藤潤二は説明してくれない
- 1クールを通してキャラクターの成長を追いたい人——毎話キャラが変わる
- グロ描写が完全にダメな人——作画も原作に忠実で容赦がない回がある
次に見るなら
怪談レストラン——伊藤潤二ほど重くなく、短編ホラーのフォーマットを楽しみたいなら入りやすい。1話完結で気軽に見られる分、深夜向きではないライトなホラー体験ができる。「怖いけどそこまで引きずらない」バランスが欲しいときに。
地獄少女——日常に潜む人間の歪みを描くという意味で近い。怪異よりも「人間の業」に重点を置いているので、伊藤潤二の「人間が怖い」部分が好きなら刺さる。こちらも短編連作形式で、陰鬱な読後感が好みな人向け。
闇芝居——短い尺の怪談アニメで、切り口や質感が伊藤潤二の短編集に近い。説明しない、解決しない、引きずる——という3点セットが揃っている。気軽に見られるが後を引く、という意味では本作に近いポジション。
よくある質問
まとめ
伊藤潤二「コレクション」は現在、U-NEXTおよびHuluで視聴可能です。どちらのサービスも見放題プランに対応しており、好きなタイミングで全話を楽しめます。ホラーアニメ入門としても、原作ファンの再確認用としても、両サービスで手軽にアクセスできる環境が整っています。








