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ef – a tale of memories.
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Shaft |
クリスマスイブ、広野裕雄のバイクは、財布を盗んだ泥棒を追いかけている少女に盗まれる。彼は追跡して、意識を失った少女と壊れたバイクを見つける。目覚めた少女・宮村みやこと二人は話し始める。彼女が大丈夫なことを確認した後、二人はクリスマスイブを一緒に過ごす。後に、広野は宮村が同じ学校に通っていることを知り、二人はますます一緒に過ごすようになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クリスマスイブ、高校生の広野裕雄は財布を盗んだ泥棒を追う少女・宮村みやこと出会い、一夜を共に過ごす。やがて同じ学校に通うことを知り、二人は急速に距離を縮めていく。一方、別の海辺の街では、蓮治という青年が一冊の日記を持つ少女・新藤千尋と出会う。彼女は事故の後遺症で13時間しか記憶を保持できず、毎朝リセットされる日々を生きていた。二組の恋愛が並行して描かれる、切なくも美しい青春ラブストーリー。みどころ・魅力
① SHAFTが贈る実験的映像美
本作はアニメスタジオSHAFTと新房昭之監督によるもので、余白を活かしたコマ割り・鮮烈な色彩・抽象的な背景演出が特徴的。通常のアニメとは一線を画す映像表現が感情の機微を鋭く切り取り、視覚的な没入感を生み出している。② 対照的な二組の恋愛が織りなす構成
賑やかな都市を舞台にしたみやこと裕雄のラブコメ的な物語と、静かな海辺を舞台にした千尋と蓮治の純粋で切ない恋愛が並行して進む。二つの物語が対比・呼応しながら展開するため、それぞれの感情がより深く響いてくる。③ 「記憶」をめぐる感動のドラマ
13時間で記憶がリセットされる千尋が日記に思いを綴り、蓮治と向き合う姿は本作の核心。「覚えていること」と「忘れること」の意味を問いかけるテーマは、視聴後も長く心に残る。感情を削ぎ落とした台詞と映像が相まって、静かな胸の痛みをもたらす。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大沼心 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
| 原案キャラデザ | 七尾奈留 |
| キャラクターデザイン | 杉山延寛 |
| 音楽 | 柳英一郎、天門 |
| 美術監督 | 加藤恵 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | 天門 feat. ELISA「euphoric field」 |
| OP | 天門 feat. ELISA「euphoric field (Japanese ver.)」 |
| ED | 田口博子「I’m here」 |
| ED | 天門 feat. ELISA「euphoric field」 |
| ED | 岡田純子「Kizamu Kisetsu」 |
| ED | 柳瀬夏美「空の夢」 |
| ED | 中島由美子「悠久の翼 07mix」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ef」という名前は長いこと知っていた。泣きゲー原作、SHAFTが作ったやつ、みたいな知識だけがぼんやりとあった。2007年の作品だから、リアルタイムで追った人たちにとっては思い出の一本なんだろうと思いつつ、なんとなく後回しにし続けて十数年。
見始めてまず戸惑ったのは、映像の作りだった。背景が白飛びしたり、フレームが砕けたり、文字が画面を埋め尽くしたり。2007年にこれをやっていたのか、という感覚が先にくる。ストーリーに集中しようとするたびに映像が割り込んでくる。最初の数話はその「慣れ」に使ってしまった。2周目でようやく、あの過剰な演出が物語の構造と噛み合っていることに気づいた。
忘れることへの抵抗として、人は書き続ける
この作品が描いているのは「恋愛」ではなく「記録」だと思っている。
二本の軸が走っている。ひとつは広野とみやこの、ある意味で普通の高校生の話。もうひとつが、蓮治と千尋の話だ。千尋は事故の後遺症で、13時間しか記憶が保てない。眠るたびに昨日が消える。それでも彼女は日記を書き続ける。自分が誰かを愛していたという証拠を、翌朝の自分に渡すために。
この設定を「感動的な障害もの」として読むこともできるけれど、2周目に見たときにはそう感じなかった。千尋の日記というのは、記憶を持てない人間が発明した「継続する自己」の代替品だ。昨日の自分が今日の自分に語りかける。書かれた言葉だけが、彼女の連続性を保証している。
対して広野紘の物語は、漫画家志望という形で「創ること」が軸になる。下野紘が演じる広野は、序盤から才能と怠惰の間でふらついている人物で、「書く」という行為の重みをみやことの関係を通じて突きつけられる。蓮治が千尋のために「書くことの意味」と向き合うのと、広野が自分の創作と向き合うのが、構造として対応している。
「残すこと」がこの作品の通奏低音だ。忘れるかもしれない。失うかもしれない。それでも書く、描く、残す。千尋の日記が画面上に文字として溢れ出すあの演出は、その意味で必然だったんだと思う。文字が視覚的に氾濫することで、「記録」という行為そのものが映像になっている。SHAFTがこれをやりたかったのはわかる。
特に刺さったシーン
千尋が日記のページを破くシーンがある。積み重ねてきたはずの記録を、自ら壊す。あそこで声が出なかった。
何を書いたかは翌朝には忘れる。でも「書いた」という行為の痕跡は残る。その痕跡ごと消そうとする千尋の選択は、諦めなのか怒りなのか、見るたびに解釈が変わる。1回目は悲劇として、2回目は「それでも蓮治に会いに行った」という事実の重さで見てしまって、泣き方が変わった。
浜田賢二が演じる久瀬修一は、序盤は嫌な役回りに見えるんだけど、後半になるにつれて別の顔が出てくる。あの声の、妙に感情を殺したような喋り方が、久瀬の内側を隠すのにちょうどいい。「この人はずっと何かを押し込めている」という読み筋が、声だけで成立している。
下野紘の広野は、要所で声が揺れる。強がっているのにそこだけ崩れる、みたいな芝居が効いていて、みやことのやりとりのコメディパートと終盤の温度差が、同じキャラクターとは思えないくらいになっている。
読んで見たくなったら——『ef – a tale of memories.』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 映像演出が前に出てくる作品が好きな人。SHAFTの実験的な時期の作品として、これは特に尖っている
- 「記憶」や「喪失」をテーマにした話に弱い人。千尋ルートは覚悟して見てほしい
- 泣きゲー原作のアニメ化に慣れている人。構造の読み方がわかっていると、演出の意図が見えやすい
- 複数周視聴が苦にならない人。1周目と2周目でまるで違う作品になる
合わない人
- 映像が「普通に」物語を追ってほしい人には、序盤がかなり疲れる。慣れる前に離脱する可能性がある
- 二本の軸が並走する構成なので、片方に感情移入しすぎると、もう片方のパートが気になることがある
- 2007年の作画・演出感覚に抵抗がある人。絵柄含めて時代を感じる箇所はある
次に見るなら
efの雰囲気が気に入ったなら、続編のef – a tale of melodies.は必ず見てほしい。前作の登場人物たちの過去と、新たな軸が重なって、「あのシーンはそういうことだったのか」という読み替えが起きる。1作目だけで終わらせるのはもったいない。
「記憶を失っていく恋愛」という軸で見るなら、AIRも近いところにある。こちらはKeyの原作で、やはりアニメ化の完成度で評価が割れる作品だが、「失われていくことと向き合う」テーマの重なりは多い。efの千尋ルートで削られた人向け。
視覚演出の実験性という意味では、同時期のSHAFT作品であるひだまりスケッチ(2007年)と見比べると面白い。全然違うジャンルだけど、同じスタジオが同時期に両方やっていたという事実が、当時のSHAFTの振り幅を実感させてくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ef – a tale of memories.』は現在、**dアニメストア・U-NEXT・DMM TV**の3サービスで配信中です。いずれも月額サービスのため、まずは無料トライアルを活用してみるのがおすすめです。複数のサービスをご利用中であれば、どこからでもすぐに視聴を始めることができます。

