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ちはやふる 3
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
水沢かるた部は念願の大会優勝を果たしたが、まだ先は長い。各メンバーが夢を追い求める中、綾瀬千早は女王・若宮詩暖に挑戦し、クイーン位を目指す決意を新たにする。真島太一も渡邊新との対戦に向けて準備を整える。優勝という実績を手に、彼らの夢はより現実に近づいていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
全国大会団体戦で念願の優勝を果たした瑞沢高校かるた部。しかし綾瀬千早が見据えるのは、その先にある「クイーン」の座だった。現クイーン・若宮詩暢に挑むため、千早は個人戦を本格的に意識し始める。一方、真島太一もライバル・綿谷新との対戦を見据えて研鑽を重ね、それぞれが自らの夢へと歩み出していく。恋と競技かるたが交錯する青春は、より高く険しいステージへと進んでいく。仲間との絆を胸に、彼らの新たな挑戦が幕を開ける。みどころ・魅力
① クイーン戦へ向かう千早の成長
個人戦、そして頂点であるクイーン位を本気で目指し始める千早の姿が大きな見どころです。これまで「強くなりたい」という漠然とした思いだったものが、明確な目標へと結晶していく過程が丁寧に描かれ、競技者としての覚悟が画面から伝わってきます。② 緊張感あふれる試合描写
札を払う一瞬に込められた集中力や駆け引きが、息を呑むような演出で表現されます。音と間の使い方が秀逸で、静寂のなかに張り詰める緊張感はシリーズ屈指。競技かるたを知らない視聴者でも、その白熱した世界に引き込まれていきます。③ 揺れ動く三人の関係
千早・太一・新の三角関係も第3期で大きく動きます。かるたという共通の情熱を軸にしながら、それぞれの想いが交錯していく繊細な心理描写が魅力です。青春の甘さとほろ苦さが同居する物語は、観る者の胸を強く揺さぶります。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 浅香守生 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 柿原優子 |
| キャラクターデザイン | 濱田邦彦 |
| 音楽 | 山下康介 |
| 美術監督 | 清水友幸 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | ナインナインレディオサービス「COLORFUL」 |
| ED | バンドハラスメント「一目惚れ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、競技かるたの話を3クール分も観るとは自分でも思っていなかった。1期を観たときは「百人一首でスポーツものをやるって、無理がないか」と半分疑いながら再生ボタンを押して、気づいたら畳の上で札が飛ぶ音に鳥肌が立っていた。それが続いて、団体戦で頂点を獲って、さて次はどうするんだと思っていたら3期である。最初の数話は「優勝した後の話って、燃え尽きを描くだけになりがちだよな」と斜に構えて観ていた。ところが3期がやってきたのは、勝った後にこそ始まる飢えの話だった。満たされたはずの場所から、もう一段上を見上げてしまった人間の顔。そこを描かれた瞬間に、ああこれは観なきゃダメなやつだと姿勢を正した。
「勝った後」に置き去りにされる、隣にいた人間の話
ちはやふる3を競技かるたの物語として観るのは、たぶん半分しか観ていない。この作品が本当に腰を据えて描いているのは、才能の真ん中に立てなかった人間が、それでもこの世界に留まり続ける理由だと思う。綾瀬千早は札が見える人だ。クイーンの若宮詩暖もそうだ。彼女たちが盤上で交わすやり取りは、もう言葉ではなく感覚の殴り合いで、観ているこっちが何かの儀式に立ち会っている気分になる。瀬戸麻沙美の声が、千早の「かるたしか入っていない頭」をそのまま音にしていて、勝負所で漏れる息の震えひとつで、この子の世界の狭さと深さが伝わってくる。
でも3期の重心は、明らかにそこじゃない。真島太一だ。札も見えない、新もいる、千早の目は最初から自分を映していない。それでも彼はかるたを続ける。宮野真守の芝居が異常に良くて、太一が笑っているときほど何かを諦めている、あの二重底の声色を一切の説明なしでやってのける。才能の物語の隣で、才能のなかった側がどう生きるか——3期はそれを逃げずに描いた。単なる青春スポーツものなら、努力は必ず報われるという嘘をつく。この作品はそこで嘘をつかない。報われないかもしれない場所に立ち続けることそのものを、ちゃんと痛みごと差し出してくる。だから胸が苦しい。勝敗より、誰が何を抱えてその畳に座っているかのほうが、ずっと重い。
特に刺さったシーン
太一が札を取る——いや、取れずに崩れていく、あの一連の流れが忘れられない。終盤の対戦で、彼が積み上げてきたものが一枚の運否天賦で揺らぐとき、宮野真守の声がほんの一瞬だけ子どもに戻る。強がりも計算も全部はがれて、ただ悔しいという感情だけが裸で出てくる。最初に観たときはストーリーの緊張で見落としていたんだけど、2回目に気づいたのは、その場面で背景の音がほとんど消えていることだった。札が擦れる音、衣擦れ、呼吸。それだけで畳の上の世界が成立してしまう。綿谷新を演じる細谷佳正の、あの淡々として芯のある声が遠くで響くたびに、太一の立っている場所の寒さがよけいに際立つ。スポーツアニメの「決め」の爽快感じゃなくて、勝負の残酷さのほうを正面から食らわされる。観終わってしばらく動けなかった。
読んで見たくなったら——『ちはやふる 3』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 努力が必ず報われるわけじゃない、という前提の上で青春を描く話が好きな人
- 1期・2期で水沢メンバーに情が移ってしまった人(3期は確実に効く)
- 声優の芝居の「行間」を聴くのが好きな人。宮野真守の二重底の演技は一見の価値あり
- 恋愛と勝負が分かちがたく絡まる、ヒリヒリした関係性に弱い人
合わない人
- 1期を観ずにここから入ろうとしている人(積み上げありきの感情なので置いていかれる)
- スポーツものに、毎回スカッとする勝利のカタルシスを求める人
- 三角関係のもやもやを長く引っ張られるのがしんどい人
次に見るなら
勝負の世界に身を投じる人間の内側を、静かな緊張感ごと描くものが好きなら3月のライオン。将棋という盤上で、孤独と再生をじっくり描いていく。畳と盤、扱う題材は違っても、刺さる場所はかなり近い。
才能と努力のあいだで揺れる人間を、もっと熱量高めに浴びたいならハイキュー!!。報われなさも含めてスポーツを描く誠実さが共通していて、ちはやふるで泣けた人はだいたいこっちでも泣く。
「好きなことに全部を懸ける」あの飢えの感覚をもう一度味わいたいならBLUE GIANTもいい。ジャズという畑違いの世界だけど、何かに取り憑かれた人間の眼の光は、千早のそれと地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ちはやふる3」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Huluで視聴できます。複数の配信サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスで気軽に楽しめます。アニメ作品を幅広く揃えるサービスが中心なので、シリーズをまとめて一気見したい方にもおすすめです。



