Back Street Girls -ゴクドルズ-

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2018Back Street Girls -ゴクドルズ-

Back Street Girls -ゴクドルズ-

★ 3.3 / 5.0コメディセクシー音楽
放送年2018年
話数10話
原作漫画
制作J.C.STAFF

ヤクザの3人組が親分の怒りを買い、二つの選択肢を与えられた。名誉の自殺か、タイで性別適合手術を受けて「女性」アイドルになるかだ。1年間の過酷なアイドル修行を経て、彼らはデビューし、予想外の大人気となる。ここから彼らの悲劇が始まる。

目次

作品概要・あらすじ

キャスト・声優一覧

杉原チカ
杉原チカ
メイン
赤尾ひかる
立花マリ
立花マリ
メイン
日野聡
山本アイリ
山本アイリ
メイン
貫井柚佳
マンダリン木下
マンダリン木下
サブ
諏訪部順一
永田晃司
永田晃司
サブ
間宮康弘
犬金組長
犬金組長
サブ
藤原啓治
小黒田徹
小黒田徹
サブ
青山穣
木村
木村
サブ
花江夏樹
リナ
リナ
サブ
髙橋ミナミ
中村結衣
中村結衣
サブ
真野あゆみ
田中なつ子
田中なつ子
サブ
斉藤貴美子
ナレーター
ナレーター
柳田淳一

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スタッフ

監督今千秋
シリーズ構成山川進
音響監督明田川仁
OP極ドールズ 虹組「ゴクドルミュージック」
OP極ドールズ 艦組「ゴクドルミュージック」
ED極ドールズ 虹組「星のかたち」
ED極ドールズ 艦組「星のかたち」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・考察

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ヤクザがアイドルにされる」という一行だけで、もうお腹いっぱいになりそうなタイトルだった。でもそれが全部じゃないかと思って、わりと真剣に配信を探した。ない。どこにもない。これが2018年放送のアニメの末路か、と少し静かな気持ちになった。

結局TSUTAYA DISCASで借りることにして、届いたディスクを深夜に再生し始めたら、最初の5分で笑い飛ばされた。笑いのツボは「ヤクザがかわいい」ではなく「本人たちが絶望しきっている」というところにある。そこに気づいたのは2回目だった。1回目はただキャラクターの崩壊ぶりを追うだけで手一杯で、2回目に改めて見ると、彼らの「諦め顔」の作り込みにじわじわ気づいてくる。コメディとして消費できる軽さがある一方、どこかひんやりした読後感が残る。それがこの作品の正体だと思う。

「やめられない」ではなく「やめさせてもらえない」——アイドルという檻の話

表面だけ見ると「ヤクザがアイドルになって大人気、ギャグ展開」で完結する。でもこの作品が本当にやっていることは、もう少しだけ性質が悪い。

3人は自分の意志でアイドルになったわけではない。「死ぬか、なるか」という究極の二択を突きつけられて、生きることを選んだ結果がこれだ。そしてアイドルとして成功してしまった瞬間、彼らは新たな檻に入る。人気が出れば出るほど、「やめる」という選択肢は遠ざかる。組長(藤原啓治さんが演じているのだが、このキャストの妙について後で触れる)の支配構造が、アイドル産業の搾取構造とぴったり重なる設計になっている。

アイドルをネタにしたコメディは山ほどあるが、この作品が違うのは「アイドルを夢見てなった人間」ではなく「アイドルにされた人間」を主役にしているところだ。夢も憧れもない人間がステージに立ち、それでも客は沸く。その不条理をギャグとして消化しながら、でも3人の「帰れない感」は一切薄まらない。

諏訪部順一さんが演じるマンダリン木下というキャラクターが、この構造をもっとも体現している。333本の出演歴から滲み出る「ベテランが腹を括った演技」が、キャラクターの諦念をそのまま声にしている。ふてぶてしいのに悲しい、というあの声の質感は、役の複雑さと完全に一致していた。

「やめたくてもやめられない」ではなく「やめさせてもらえない」。その受動性こそがこの作品のテーマだと思う。アイドル産業への風刺として読むこともできるし、もっと一般的な「組織に飲み込まれた個人」の話として読むこともできる。ギャグの皮をかぶっているから直接的には刺さらないが、後から静かに効いてくる。

特に刺さったシーン

ステージ上で完璧にアイドルを演じながら、袖に戻った瞬間に表情がゼロになる——そういうシーンが何度かあって、そこが一番きつかった。きつい、という感情が笑いのすぐ隣にある。

日野聡さんが演じる立花マリ(元・立花)の、ステージとバックステージの切り替えが特に鮮明で、227本のキャリアで培った「意識してスイッチを切る演技」がはっきりわかる。アイドル声と素の声を行き来するあの芝居は、キャラクターが「演じている自分を意識している」ことを伝えている。

花江夏樹さん演じる木村が、ファンの前でにっこり笑うシーンも忘れられない。「声優と夜あそび」のMCとして素の花江さんを知っている身からすると、あの笑顔の「作りもの感」の制御が細かくて、2回目に見てやっと気づいた。ファンは疑わない。でも視聴者には嘘だとわかる。その落差がこの作品の核だった。

髙橋ミナミさんのリナは、出演作75本の中でかなりチャレンジングな役どころだと思う。アイドルらしさと違和感の共存という難しいバランスを、声だけで維持していた。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人

  • アイドルものが好きだが、キラキラ一辺倒には食傷気味な人
  • 組織と個人の理不尽な力関係を、笑いで処理するタイプのコメディが好きな人
  • 諏訪部順一・藤原啓治・日野聡・花江夏樹の演技を声だけで追えるリスナー気質の人
  • 原作マンガを読んでいて、アニメでどう動くか確認したい人

合わないと思う人

  • 性別適合というテーマをコメディの素材として使うことに抵抗がある人(これは正直な話として書いておく)
  • 配信で気軽に見たい人——今現在、配信はどこにもない。TSUTAYA DISCASの宅配レンタルかAmazonのDVD購入が現実的な選択肢になる
  • ギャグのテンポが独特なので、原作マンガの「間」に慣れていないと乗りにくい可能性がある

次に見るなら

『天使の3P!』——組織や大人の思惑に巻き込まれる形で活動することになる、という構図の近さで。ジャンルは全く違うが「本人たちが望んで始めたわけではない」スタート地点の共通項がある。

『プラスティック・メモリーズ』——テーマの近さではなく、「笑えるのに後からひんやりする」後味の質感が似ている。コメディとして入って、静かなダメージを受けて終わる体験をもう一度したいなら。

『監獄学園(プリズンスクール)』——強制と諦念と笑いの配分が近い。理不尽な権力構造に対して登場人物が真剣に適応していく過程をギャグとして見せる、という意味では相性がいい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

Back Street Girls -ゴクドルズ-の配信状況は変動するため、最新情報は各サービス公式サイトでご確認ください。

まとめ

Back Street Girls -ゴクドルズ-の視聴方法は上記の比較表で確認できます。サービスの配信状況は変動するため、最新情報は各サービス公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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