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2003

GUNSLINGER GIRL
★ 3.7 / 5.0アクションドラマサイコロジカルSF
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
社会福祉機関は公式には政府支援の生命救助機関だが、実際には最先端技術の秘密機関である。末期患者にサイバネティック義肢を移植して新たな人生を与える。その後、患者は政府の汚い仕事を効率的に遂行するための機械へと条件付けられていく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
表向きは政府公認の人命救助団体「社会福祉公社」。だがその実態は、最先端技術を用いた政府直属の秘密対テロ機関でした。公社は重い傷病で行き場を失った少女たちを引き取り、全身に義体(サイバネティック・ボディ)を移植して新たな命を与えます。しかし彼女たちは同時に薬物と「条件付け」によって記憶と心を作り変えられ、担当官「フラテッロ」のために銃を握る暗殺者へと仕立てられていきました。少女たちが抱く担当官への純粋な想いと、課せられた残酷な任務。その狭間で揺れる魂を、静かな筆致で描く物語です。みどころ・魅力
① 少女と担当官「フラテッロ」の歪で切ない関係
義体の少女と担当官は二人一組の「兄妹(フラテッロ)」と呼ばれます。条件付けによって植え付けられた感情なのか、本物の愛情なのか――。判別のつかない少女たちの一途な想いが、観る者の胸を静かに締めつけます。各ペアの距離感の違いも見どころです。② 静謐な空気と暴力が同居する独特のトーン
イタリアの美しい街並みや穏やかな日常描写の合間に、義体の身体能力を活かした冷徹な戦闘が差し込まれます。派手さよりも余韻を重視した演出と、もの悲しい劇伴が、作品全体に流れる無常観を際立たせています。③ 「幸福とは何か」を問う重厚なテーマ性
記憶を奪われ道具として生きる少女たちは、本当に救われたのか。与えられた命と引き換えに失ったものの大きさを通して、人間の尊厳や幸福の意味を問いかけます。単なるガンアクションに留まらない、哲学的な深みを持つ一作です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 浅香守生 |
|---|---|
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| 音響監督 | 平光琢也 |
| OP | The Delgados「The Light Before We Land」 |
| ED | オペラ「夢の跡に」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
名前だけは知っていた。少女が銃を持つ、おしゃれな殺し屋もの。そのくらいの解像度で、正直そんなに期待せずに再生ボタンを押した。ところが序盤の数分で、想像していた「かっこいい暴力」とは違う何かが流れていることに気づく。少女たちの表情が、妙に静かなのだ。最初に見たときは銃撃戦のキレに目が行ったけれど、2回目に見ると、戦闘より前後の「何でもない時間」のほうが胸に残る。これは撃ち合いを見せる話ではなく、撃ち合いの合間に生きている少女たちを見せる話だった——そう気づくのに、1周まるごと使ってしまった。義体の少女と担当官のあいだにあるのは、愛なのか、条件付けなのか
これは少女が銃を撃つ話ではなく、銃を撃つように作り替えられた少女が、それでも誰かを好きになってしまう話だ。社会福祉公社という名前の裏で行われているのは、命を救うことではなく、死にかけの子どもにサイバネティック義肢を埋め込み、薬と条件付けで「政府の汚れ仕事をこなす機械」へ書き換える作業。つまり彼女たちの忠誠心も、担当官への懐き方も、半分は薬で作られたものだ。ここがこの作品の一番きついところで——担当官にまっすぐ向けられる痛々しいほどの好意を見ていると、それが本物の感情なのか、投与された副作用なのか、見ている側にも判別がつかなくなる。 そして残酷なのは、担当官の男たちのほうも、それを分かっていて利用していることだ。彼らは少女たちを道具として扱いながら、どこかで娘のように、あるいは共犯者のように接してしまう。この距離感の歪みこそがフラテッロ(兄妹)と呼ばれる関係の正体で、健全なものでは決してない。けれど、その歪んだ関係の中にしか彼女たちの居場所がない。条件付けで記憶を上書きされるたび、少女たちは自分が誰だったかを少しずつ失っていく。残された時間が短いことも、本人たちはうっすら知っている。 だからこの作品を「美少女ガンアクション」として軽く消費しようとすると、必ずどこかで足をすくわれる。借り物の命と、借り物かもしれない感情を抱えた少女たちの、短い生の記録。撃ち合いの派手さの下で、ずっと「この子たちはいつ壊れるんだろう」という不安が低く鳴り続けている。その不安の音色こそが、この作品の本体だと思う。特に刺さったシーン
担当官を失って、もう任務に出ない少女の話が好きだ。クラエスを演じる小清水亜美の、感情を抑えた、それでいてどこか満ち足りた声。彼女が本を読み、庭の世話をし、ただ静かに一日を過ごす——その「戦わない義体」の時間を見たとき、思わず再生を止めて少し放心した。戦闘員として作られた子が、戦わずに生きている。それがこんなに不穏で、こんなに穏やかなものだとは思わなかった。 もう一つ忘れられないのが、能登麻美子が声をあてた少女が関わる、序盤の救いのない展開。能登麻美子の声には、優しさと諦めが同じ温度で乗るところがあって、そこに置かれると物語の冷たさが一段深くなる。あの流れを見て、ああこの作品は誰のことも甘やかさないんだ、と腹をくくった。派手な見せ場より、こういう静かに刺さってくる箇所のほうがずっと多い。読んで見たくなったら——『GUNSLINGER GIRL』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- アクションそのものより、登場人物の心の機微や関係性の歪みを味わいたい人
- 幸せとは言い切れない、ほろ苦い余韻が残る作品が好きな人
- 2000年代マッドハウスの、湿度のある作画と空気感が好きな人
合わない人
- スカッと爽快なガンアクションを期待している人
- 子どもが道具として扱われる設定が、そもそも受け付けない人
- 明快なカタルシスやきれいな結末がないと物足りない人
次に見るなら
子どもを暗殺者に仕立てる構造そのものに惹かれたなら、Phantom 〜Requiem for the Phantom〜。記憶を奪われ、殺すために調整されていく人間の話で、感情と命令の境目が溶けていく感触がよく似ている。 女性が主役の、乾いた殺し屋ものが見たいならNOIR。こちらは様式美寄りだけれど、過去と引き換えに引き金を引く女たちの孤独は、同じ手触りをしている。 兵器にされた少女の喪失を、もっと痛烈に浴びたいならエルフェンリート。優しさと残酷さの落差が激しくて、見終わったあとしばらく動けなくなる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『GUNSLINGER GIRL』は、現在DMM TVで配信されており視聴することができます。少女たちの切ない物語をじっくり追いたい方は、DMM TVでチェックしてみてください。配信状況は変更される場合があるため、視聴前に最新の情報を確認することをおすすめします。
