戦勇.

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2013戦勇.

戦勇.

★ 3.5 / 5.0アクション冒険コメディファンタジー
放送年2013年
フォーマットTVアニメ(短編)
話数13話
原作漫画
制作Ordet

遠い昔、恐怖で世界を支配する邪悪な存在サタン・アルキメデスがいた。彼は多くの悪魔の手下とともに人間界に侵攻し、狂気と混乱をもたらした。千年前、勇者クリエーションによって封印されたが、やがて世界に大きな穴が開き、多数の悪魔が再び現れ始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

遠い昔、恐怖によって世界を支配した邪悪な存在サタン・アルキメデス。多くの悪魔を従えて人間界に侵攻し、狂気と混乱をもたらした魔王は、千年前、勇者クリエーションによって封印されました。しかしある日、世界に巨大な穴が開き、封じられていたはずの悪魔たちが再び姿を現し始めます。事態を重く見た王国は、勇者の血を引く者を呼び出し、魔王討伐の任を授けるのでした。こうして選ばれた若者と、彼に付き従う一人の戦士による、ちぐはぐで騒がしい冒険の幕が上がります。

みどころ・魅力

① テンポで畳みかけるショートアニメの快感

1話あたりが短い尺で構成されており、勢いよくボケとツッコミが繰り出されます。重厚になりがちな勇者譚を、軽快なテンポと余白の少ない会話劇に落とし込んでいるため、すきま時間でもサクサク観進められるのが大きな魅力です。

② 王道ファンタジーを裏返すパロディ精神

「魔王封印」「勇者の血筋」といったRPG的な王道設定をなぞりながら、その様式美をことごとくズラして笑いに変えていきます。お約束を知っているほど刺さる脱力系のギャグが詰め込まれ、まじめな大義名分とゆるい本音のギャップが楽しめます。

③ かみ合わない凸凹コンビの掛け合い

使命に駆り出された主人公と、相棒として同行する戦士。立場も温度感も噛み合わない二人のやり取りが物語の軸になっています。シリアスな状況でも漫才のように転がる会話が続き、キャラクター同士の距離感の変化も見どころのひとつです。

キャスト・声優一覧

ルキ
ルキ
メイン
茅野愛衣
アルバ・フリューリング
アルバ・フリューリング
メイン
下野紘
ロス
ロス
メイン
中村悠一
鮫島
鮫島
サブ
杉田智和
フェブルアール・ツヴァイ
フェブルアール・ツヴァイ
サブ
寺崎裕香
フォイフォイ
フォイフォイ
サブ
鈴村健一
ディツェンバー・ツヴォルフ
ディツェンバー・ツヴォルフ
サブ
近藤孝行
ヒメちゃん
ヒメちゃん
サブ
加藤英美里
ミーちゃん
ミーちゃん
サブ
上田燿司
ヤヌア・アイン
ヤヌア・アイン
サブ
櫻井孝宏
ルドルフ
ルドルフ
サブ
中田譲治
王様
王様
サブ
荻野晴朗

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スタッフ

監督山本寛
シリーズ構成横手美智子
キャラクターデザイン田澤潮
美術監督金子雄司
OPジャム・プロジェクト「THE MONSTERS」
EDジャム・プロジェクト「Believe ~永遠のLink~」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

1話が5分しかない、と聞いて軽い気持ちで再生した。どうせ尺が短いんだから箸休めだろう、くらいに思っていた。それが間違いだった。冒頭、世界を救う壮大な勇者譚っぽいナレーションが流れて、はいはい王道ファンタジーね、と身構えた数十秒後にはもう全部ひっくり返されている。勇者と魔王、封印、千年の眠り——道具立てはどこまでも真面目なのに、登場人物が誰一人として真面目にやる気がない。最初は「テンポが速いギャグなんだな」と処理していたけれど、2周目で気づいたのは、この作品、短いんじゃなくて短く切り詰めてある。間の取り方とオチの落とし方が完全に計算ずくで、笑った後にちょっと悔しくなる種類のやつだった。

「勇者になりたくない勇者」が背負わされる、理不尽との付き合い方

戦勇.は表向き、魔王サタン・アルキメデスが再び世界に穴を開けて悪魔が溢れ出す、という大仰なファンタジーの体裁をとっている。でもこの作品が本当に描いているのは、世界の危機ではなく「やりたくもない役割を押しつけられた人間が、どう折り合いをつけるか」という、もっと卑近で身につまされる話だと思っている。主人公アルバは伝説の勇者の血筋というだけで唐突に討伐を命じられ、本人の意思は最初から最後まで誰にも確認されない。ここが核心で、彼は選ばれたのではなく、巻き込まれている。

この作品は単なる勇者パロディではなく、組織や社会が個人に押しつける「お前がやれよ」の構造を、ファンタジーの皮をかぶせて笑い飛ばしている。アルバのツッコミがいちいち正論なのに誰も聞いていない、あの徒労感。理不尽な指令、説明されない前提、勝手に進む話。これ、社会人が一度は味わう感覚そのものだ。下野紘が演じるアルバの、最初は律儀に抗議するのにだんだん諦めてキレ芸に移行していく声の変化を追っていくと、これがただのギャグじゃなく「順応の記録」になっているのがわかる。理不尽は消えない。だから付き合い方を学ぶしかない。5分の中にそれを毎回畳み込んでくるのが、地味に効いてくる。

特に刺さったシーン

やっぱりアルバとロスの掛け合いに尽きる。下野紘のアルバが常識人として必死にツッコむ横で、中村悠一のロスがまったく悪びれずに斜め上の行動を重ねてくる、あの温度差。中村悠一の「何も考えていない強キャラ」を演じるときの、わざと力の抜けた飄々とした芝居が本当にうまくて、序盤の出会いのくだりでロスが平然ととんでもないことを言い放つ間の取り方に、思わず巻き戻した。櫻井孝宏のヤヌア・アインや杉田智和の鮫島みたいに、出てくるだけで空気を持っていく声が脇を固めているのも贅沢で、5分アニメにこの座組はずるい。茅野愛衣のルキが場をかき回すたびにアルバの胃が痛くなっていくのが声だけで伝わってきて、気づけば毎話アルバに同情しながら笑っていた。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 勇者・魔王もののお約束を一通り知っていて、それをひっくり返されるのが快感な人
  • テンポの速い会話劇と、間で笑わせるタイプのギャグが好きな人
  • 下野紘中村悠一の掛け合い、櫻井孝宏杉田智和の脇の芝居を声で味わいたい人
  • 1話完結の短尺をスキマ時間で積み重ねていくのが苦じゃない人

合わない人

  • 骨太のストーリーやシリアスな世界設定の掘り下げを期待している人
  • キャラがボケ倒すノリ自体が肌に合わない人
  • 長尺でじっくり感情移入したいタイプの人

次に見るなら

勇者と仲間の理不尽な掛け合いが好きなら、魔王軍側の日常を描くはたらく魔王さま!。あちらは魔王が現代日本でバイトに励む話で、大仰な設定を生活感で笑わせる方向性が近い。

テンポの速いファンタジー世界のツッコミ芸が刺さったなら、コノスバ(この素晴らしい世界に祝福を!)もおすすめ。ポンコツ揃いのパーティーに振り回される主人公、という構図に既視感を覚えるはず。

そして同じく短尺で、勢いとパロディで畳みかけるノリが好きならてさぐれ!部活ものあたりも。5分前後の尺で会話のキレ味を楽しむ感覚が地続きだ。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
本作は現時点で配信が確認できるサービスがなく、定額見放題などでの視聴環境は整っていない状況です。気になる方はソフト化された円盤や、各サービスの配信ラインナップ更新を随時チェックしてみるのがおすすめです。今後の配信開始に期待したい一作です。

よくある質問

Q. 「戦勇.」はどんなジャンルの作品ですか?
A. アクション・冒険・ファンタジーをベースにしたコメディ作品です。魔王討伐という王道のあらすじを土台にしつつ、軽快なギャグとパロディで笑わせてくれる一本に仕上がっています。
Q. 短い時間でも楽しめますか?
A. はい。ショートアニメ形式でテンポよく進むため、まとまった時間が取れないときでも気軽に観られます。1話ずつ区切って楽しみやすい構成が魅力です。
Q. ファンタジー初心者でも観やすいですか?
A. 観やすいです。難しい世界観の前提知識がなくても、勇者と魔王というシンプルな構図とコメディ寄りの語り口なので、肩の力を抜いて入っていけます。
Q. 現在どこで配信されていますか?
A. 現時点では配信が確認できるサービスはありません。視聴を希望される場合は、各配信サービスのラインナップ更新やソフトの取り扱い状況をこまめに確認してみてください。

まとめ

本作は現時点で配信が確認できるサービスがなく、定額見放題などでの視聴環境は整っていない状況です。気になる方はソフト化された円盤や、各サービスの配信ラインナップ更新を随時チェックしてみるのがおすすめです。今後の配信開始に期待したい一作です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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