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地獄少女 二籠
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio DEEN |
閻魔あいが地獄少女として復活し、地獄通信を通じて人々が加害者への恨みを投稿し、相手を地獄に送ることができる。その代償として利用者は死後に地獄へ落ちる。一方、青い瞳の謎の少女・紀奇留があいと地獄通信に対して奇妙な意図を持ちながら現れる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
晴らせぬ恨みを抱えた者だけがアクセスできる「地獄通信」。深夜0時にこのサイトへ加害者の名を書き込むと、地獄少女・閻魔あいが現れ、憎い相手を地獄へと送り届けます。ただしその代償として、依頼人もまた死後に魂が地獄へ堕ちる契約を背負うことになります。前作から続く「人を呪わば穴二つ」の物語に、青い瞳を持つ謎めいた少女・紀奇留が加わり、あいと地獄通信に奇妙な関心を寄せながら物語をかき乱していきます。一話完結の人間ドラマと、第二期で深まる地獄少女自身の謎が交錯する、ダークファンタジーの第2シーズンです。みどころ・魅力
① 一話完結で描かれる生々しい人間の闇
いじめ、裏切り、虐待——毎話異なる依頼人の恨みを軸に、人間の身勝手さや弱さが容赦なく描かれます。単純な勧善懲悪では割り切れない結末も多く、「本当に悪いのは誰か」を視聴者自身に問いかけてくる重厚なドラマ性が魅力です。② 新キャラ・紀奇留がもたらす不穏な揺らぎ
第二期から登場する青い瞳の少女・紀奇留は、あいや地獄少女のシステムそのものに干渉する異質な存在です。彼女の登場によって、これまで淡々と機能していた地獄通信の秩序が静かに崩れ始め、シリーズ全体に新たな緊張感と謎が加わります。③ 様式美ある「地獄送り」の演出
彼岸花、流れる三途の川、和の意匠を凝らした幻想的な処刑シーン。毎話訪れる「いっぺん、死んでみる?」の決め台詞と地獄送りの演出は、本シリーズ最大の見せ場です。美しくも残酷なビジュアルが、ホラーとしての完成度を一段と高めています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大森貴弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 金巻兼一 |
| キャラクターデザイン | 岡真里子 |
| 音楽 | 高梨康治、水谷広実 |
| 美術監督 | 小木斉之 |
| OP | スノー「NightmaRe」 |
| ED | 能登麻美子「Aizome」 |
| ED | サヴェージ・ジーニアス「Aizome」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
前作の『地獄少女』を、怖いと思いながら毎週見ていた。誰かが誰かを恨んで、藁人形の赤い糸を引いて、相手が地獄に流される。そのワンパターンが嫌いになれなかった。だから二籠も、惰性に近い気持ちで見始めた。「同じことの繰り返しだろう」と高をくくっていた、というのが正直なところ。ところが一話、二話と進むうちに、同じ構造のはずなのに手触りが違うことに気づく。一籠が「依頼人の物語」だったとすれば、二籠はもっと外側——糸を引かれた後、誰がどう壊れていくかを見せてくる。最初に見たときは「暗くなったな」くらいの感想だった。二回目に見直して、暗くなったんじゃなくて、逃げ場をなくしにきてるんだと分かった。
復讐は晴らすものじゃなく、背負うもの——藁人形の糸を引いた、その後の話
地獄通信のルールは単純だ。恨みを書き込めば、閻魔あいが相手を地獄へ送る。代わりに、依頼人も死後に地獄へ落ちる。藁人形の首には赤い糸が結ばれていて、それを引いた瞬間に契約が成立する。一籠はこの「引くか、引かないか」の逡巡をドラマの中心に置いていた。二籠が踏み込むのは、その先だ。糸を引いてしまった人間が、その後どう生きるのか。スッキリ晴れたりしない。相手が消えても、自分の足元に開いた穴は埋まらない。むしろ、恨みを晴らした事実そのものが新しい重りになって、依頼人の残りの人生にぶら下がり続ける。
この作品が単なる勧善懲悪の因果応報劇でないのは、誰一人として「正しく裁かれて気持ちいい」状態にならないからだ。加害者が地獄に落ちても、被害者は救われない。むしろ、糸を引いた被害者が次の加害者になっていく連鎖を、二籠は淡々と積み上げる。閻魔あいはその全部を、能登麻美子の感情を消した声で見届けるだけだ。裁いているようで、何も裁いていない。ただ取引を成立させているだけ。正義の代行者の顔をして、本当はただの装置でしかない。そこに、この物語のいちばん冷たい芯がある。復讐は感情の問題なのに、地獄通信はそれを事務処理に変えてしまう。引いた糸は戻らないし、引いた手は二度と元の人生に戻れない。「恨みを晴らす」という言葉の軽さと、その代償の重さの落差を、二籠は一話ごとに測り直しているように見える。
特に刺さったシーン
毎回繰り返される、あの儀式が好きだった。依頼人の前に閻魔あいが現れて、藁人形を手渡す。「この糸を解いたとき、あなたと相手の契約は成立します」。能登麻美子の声には抑揚がほとんどない。脅すでも諭すでもなく、ただ事実を読み上げるだけ。その平坦さが、どんな悲鳴より怖い。終盤、依頼人が震える手で糸に触れる引きの場面で、思わず「やめておけ」と画面に言いそうになった。引いた方がスッキリするはずなのに、引いてほしくない。その矛盾した気持ちにさせられる時点で、もう作り手の掌の上だ。脇を固める声も効いている。諏訪部順一や日野聡が演じる男たちの、どこか後ろ暗い湿り気。水樹奈々の柴田つぐみが、物語の数少ない体温として機能していて、彼女が出てくると一瞬だけ息ができる。その対比があるから、地獄通信の冷たさがいっそう際立つ。
読んで見たくなったら——『地獄少女 二籠』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 毎話完結のオムニバスで、じわじわ気分を削られる怖さが好きな人
- 勧善懲悪では割り切れない、後味の悪さに価値を感じる人
- 前作『地獄少女』を見て、もっと暗い場所まで連れて行ってほしいと思った人
- 能登麻美子の感情を消した芝居や、声優の湿った演技に注目して見るのが好きな人
合わない人
- スカッとする復讐劇や、明確に救われる結末を求めている人
- 同じ構造の繰り返しを「ワンパターン」と感じて退屈してしまう人
- 救いのない展開が続くと、見ているのがしんどくなるタイプの人
次に見るなら
願いと引き換えに代償を払う構造が好きなら、xxxHOLIC。こちらは恨みより「欲」を扱うけれど、何かを得れば必ず何かを失うという因果の手触りは地獄少女と地続きだ。
一話完結のホラーで、様式美と作画の美しさを味わいたいならモノノ怪。怪異の裏にある人間の業を解きほぐしていく構成が、地獄通信の依頼人たちの暗さと響き合う。
「誰が誰を裁いていいのか」という問いに引っかかったならDEATH NOTE。私的な制裁が連鎖して歪んでいく様は、糸を引いた後の世界を別の角度から見せてくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「地獄少女 二籠」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品を幅広く扱うdアニメストアやDMM TVに加え、U-NEXTやHuluでも配信されているため、お使いの環境に合わせて選びやすくなっています。前作から続けて一気に見たい方も、それぞれのサービスで快適に楽しめます。