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遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ 光のピラミッド
| 放送年 | 2004年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Gallop |
古代エジプトの悪神アヌビスが、数百年前にユーギの分身に倒されたが、復活して復讐を遂行しようとしている。八番目のミレニアムアイテムの力を操るアヌビスは、ユーギを破壊し世界を支配することを決意している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
千年パズルを完成させた武藤遊戯と闇遊戯のもとに、海馬瀬人から決闘の挑戦状が届く。だが二人のデュエルの裏では、古代エジプトに封じられていた悪神アヌビスが「光のピラミッド」を媒介に復活を遂げようとしていた。数千年前、ファラオの分身によって滅ぼされたアヌビスは、復讐と世界征服のために遊戯たちへ牙を剥く。闇のゲームを越えた本物の殺し合いへと発展する決闘の中で、闇遊戯は仲間とデュエルを信じ、よみがえった古代の宿敵に立ち向かっていく。
みどころ・魅力
① 劇場版ならではの豪華カードバトル
TVシリーズの熱量をそのままに、スクリーン向けに描かれた迫力のデュエルが見どころ。遊戯と海馬という最強コンビが宿敵アヌビスへ挑む構図は王道で、原作ファンが胸を熱くする展開が次々と繰り広げられます。
② 映画オリジナルの古代エジプト因縁
千年アイテムとファラオの記憶という本筋に連なる「悪神アヌビスの復讐」が物語の核。シリーズ全体を貫く古代エジプトのテーマが凝縮されており、闇遊戯の正体に関わる神話的スケールの戦いを味わえます。
③ 劇場限定カードと派手な演出
公開当時に配布された劇場限定カードが作中で活躍するなど、ファンサービスも満載。光のピラミッドを巡る大技の応酬や、アヌビスの怪物が暴れる終盤のスペクタクルは、映画ならではのスケール感で楽しめます。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 辻初樹 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 辻初樹 |
| 音楽 | 光宗信吉 |
| ED | ブレイズ「Fire」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に書くと、見る前は「カードゲームアニメの映画って、どういう客層に向けて作ってるんだろう」という、わりと失礼な疑問から入った。テレビシリーズの販促というか、グッズを売るための90分なんだろうな、と。ところが序盤、海馬瀬人がいつもの調子で「闇遊戯にもう一度勝つ」ことだけを考えて画面に出てきた瞬間に、その疑問がどうでもよくなった。これは販促じゃなくて、約束された因縁をもう一回見せてくれる90分なんだと。古代エジプトの神が復活して、という大仰なあらすじの外側で、結局やっていることはいつものデュエルなのに、その「いつも」を劇場のスクリーンで浴びるとまるで違う重さになる。最初に抱いた皮肉が、終わる頃には消えていた。
負けを認めない男たちの、終わらない再戦の話
この作品は古代エジプトの悪神アヌビスが復讐に来る——という神話的な枠で語られるけれど、その枠は正直、舞台装置でしかない。アヌビスは数百年前にユーギの分身に倒され、八番目のミレニアムアイテムの力で蘇り、世界を支配しようとする。スケールは大きい。でも90分のあいだ、自分がずっと見ていたのは世界の存亡じゃなくて、「もう一度勝ちたい」という個人の執念だった。
海馬瀬人という男は、世界が滅ぼうとしているそのときでさえ、関心の中心が「闇遊戯に勝つこと」からブレない。普通ならご都合主義に見えるはずのこのブレなさが、津田健次郎の声で乗ると、不思議と筋が通って聞こえる。低く、苛立ちと矜持が同居したあの声。アヌビスという外部の脅威が現れても、海馬にとってそれは「自分と遊戯のデュエルを邪魔する障害」でしかなくて、その身勝手さこそがこのキャラクターの一貫性なんだと改めて思った。
つまりこの映画が描いているのは、神話でも世界の危機でもなく、負けを認められない人間が再戦に取り憑かれる構造そのものだ。アヌビスもまた、数百年前の敗北を受け入れられずに戻ってきた存在で、海馬と鏡写しになっている。勝者と敗者がいて、敗者は何百年経っても諦めない。カードゲームアニメの皮をかぶった、しつこいくらいの執念の物語。だから子供向けの販促だと侮って入った自分が、いちばん執念に近い場所で見ていたのかもしれない。
特に刺さったシーン
終盤、追い詰められた局面でカードに手を伸ばす——あの「最後の一枚に賭ける」緊張の作り方が、劇場の音響だと本当に効く。テレビで見ていたら流していたであろう、カードを引く一瞬の効果音と無音の間。スクリーンの大きさと低音で、心臓のあたりに直接来る。デュエルの勝敗なんて結末は読めているのに、それでも息を止めて見てしまった自分がいた。
あと地味に好きなのが、城之内克也の温度感だ。高橋広樹の声って、騒がしいのに不快じゃない絶妙なラインで、緊迫した場面に放り込まれる彼の軽口が、画面の張り詰めた空気をちょうどよく緩めてくれる。海馬モクバを演じる竹内順子の、兄を信じきった声のまっすぐさも効いていて、海馬という冷たい男に一点だけ温度を残しているのがこの弟なんだなと、終盤でふと気づいた。脇のバランスが、思っていたよりずっと丁寧だった。
読んで見たくなったら——『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ 光のピラミッド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビシリーズで遊戯と海馬の因縁を追いかけてきた人。あの関係のもう一回が劇場サイズで見られる
- 津田健次郎の海馬ボイスを大画面の音響で浴びたい人
- ストーリーの整合性より、デュエル一発の緊張感に賭けたい人
- カードを引く瞬間の「間」で息を止められるタイプのオタク
合わない人
- テレビシリーズを一切通っていない人。前提の因縁が分からないと、ただの大仰な神話に見える
- あらすじの「世界を支配」という規模に、相応の物語的決着を期待する人
- カードバトルの駆け引き自体に興味が持てない人
次に見るなら
この執念の再戦をもっと浴びたいなら、まずは劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS。十年以上あとに作られた、別格の作画と音響で遊戯たちの決着を描く一本で、本作で因縁にやられた人ほど刺さる。
カードゲームアニメというフォーマット自体が気になったならカードファイト!! ヴァンガード。一枚のカードに人生賭けてるみたいな熱量の作り方は、遊戯王の血を確かに引いている。
「ゲームの勝敗に命がかかる」緊張そのものが好きならHUNTER×HUNTERのグリードアイランド編あたりを。ルールの読み合いで生死が動く快感は、デュエルのあの息苦しさと地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ 光のピラミッド」は、現在dアニメストアで配信中です。dアニメストアに加入していれば追加料金なしで視聴できますので、シリーズを履修してきた方も、劇場版から触れてみたい方もすぐに楽しめます。気になった今のタイミングでチェックしてみてください。