※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ボンバーマン ジェッターズ
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 52話 |
| 原作 | ゲーム |
深宇宙の惑星ジェットには、様々な文化を持つ種族が共存している。平和を保つため、宇宙警察「ジェッターズ」が組織される。彼らは悪の組織「ヒゲヒゲ団」と戦い、宇宙の安全を守る。ジェッターズのリーダーで強力なボンバーマンであるマイティは、皆から尊敬されている。しかし彼の兄弟は怠け者で無責任である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
広大な宇宙を舞台に、悪の組織「ヒゲヒゲ団」と戦う宇宙警察「ジェッターズ」の活躍を描いたスペースアクション。チームのエースであり、優れたボンバーマンとして仲間から慕われていたマイティ。しかしある出来事をきっかけに、彼の弟・しろボンがジェッターズに加入することになる。当初は気ままで頼りなかったしろボンが、個性豊かな仲間たちとともに戦いを重ね、真のボンバーマンへと成長していく冒険と絆の物語。みどころ・魅力
① ゲームの世界観をそのままに描く本格スペースアクション
人気ゲーム「ボンバーマン」のキャラクターや爆弾アクションを忠実に再現しつつ、宇宙を舞台にしたスケールの大きな冒険が展開される。ゲームファンにとっては懐かしく、初見の視聴者にも楽しめる爽快なアクションが魅力。② 笑いと感動が絶妙に絡み合うストーリー
コメディ色が強い一方、兄弟の絆や仲間を失う悲しみなど、子ども向けアニメとは思えないシリアスな展開も盛り込まれている。笑いと涙のバランスが秀逸で、大人になってから観ると刺さる場面も多い。③ 個性派ぞろいのキャラクターたちの掛け合い
バッグラー、ガング、ゴキャンなどジェッターズメンバーはそれぞれ強烈な個性を持ち、賑やかな掛け合いが毎話の笑いを生み出す。敵役ヒゲヒゲ団のキャラクターも憎めない愛嬌があり、独特の世界観を作り上げている。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| OP | 諏訪秀男「僕が崖っぷち」 |
|---|---|
| OP | 「2: “Hop Skip Jump!” By Suwa Hideo (eps 43-52)」 |
| ED | 松本明日香「小さな頃の小さな奇跡」 |
| ED | パルケ「Love Letter」 |
| ED | 諏訪秀男「僕が崖っぷち」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ボンバーマンのアニメ?」と思ったのが正直なところだった。ゲームは知っている。対戦でよく遊んだし、白いやつが爆弾置いて歩き回るアレは世代に刻まれている。でもアニメがあったとは知らなかった。2002年製、全52話。子供向けのノリで流してしまおうと思って見始めたら、序盤の時点でもう「あ、これはちょっと違う」と感じた。
最初の数話は王道の宇宙アクションコメディで、ヒゲヒゲ団という悪の組織とジェッターズが戦う構図、わかりやすいギャグ、テンポのいい展開——子供アニメとして真っ当によくできている。問題は、それが途中から変わってくることだ。2周目で見ると、序盤のある台詞やある人物の行動が全く違う重さを持って見えてくる。1回目に流して見ていた自分がすこし恥ずかしくなる種類の作品だった。
伝説の兄の影に生きる弟の話——「代わり」から「自分」になるまで
この作品を一言で言うなら、「代役の物語」だと思う。主人公のシロボンは、宇宙最強クラスのボンバーマンである兄・マイティの弟だ。ところがマイティは物語の早い段階でいなくなる。残されたジェッターズのメンバーたちはシロボンに「マイティの代わり」として活動を求め、シロボン自身もその重さを引きずりながら戦い続ける。
これは子供向け作品にしては重い設定だ。「偉大な存在の不在」を中心に据えたまま、52話全体が動いている。シロボンが失敗するたびに「マイティだったらこうじゃなかった」という空気が漂う。でも作品はそこで終わらない。シロボンは兄に近づこうとするのではなく、徐々に「自分がどういうボンバーマンか」という問いに向き合っていく。
序盤は気にならなかったが、2周目で明確に見えてきたのは、各キャラクターがみな「欠如」を抱えているという構造だ。ジェッターズのメンバーはそれぞれ何かを失っているか、あるいは埋められない穴を持っている。そこにシロボンという新しい「穴」が加わることで、グループ全体が少しずつ動き始める。チームの話というより、それぞれの再生の話として見ると全体の解像度が上がる。
コボン役の小林由美子の演技はその意味で面白かった。序盤のコボンはコミカルな立ち位置で機能していて、その声のトーンも明るく軽い。ところが中盤以降、シロボンとの関係性が変化するにつれて台詞の質感が少しずつ変わってくる。同じキャラクターが同じ声でこんなに変わるのかという驚きがあった。
ゼロ役の高橋広樹もいい。クールな設定のキャラクターをクールなまま演じつつ、感情が漏れる瞬間の調整が細かい。ムジョー役の石井康嗣は、敵側の人物に妙な存在感と笑いをもたらしている。子供アニメの悪役として明快にキャラが立っていて、それでいて飽きない。
単なる「子供向けヒーローアニメ」として片付けるには、この作品には余白が多すぎる。大人になってから見ると「あ、こういう話だったのか」と着地点が変わるタイプの作品だ。
特に刺さったシーン
終盤に向かう展開の中で、シロボンが自分の力の限界にぶつかる場面がある。「兄の代わりではなく、自分として戦う」という気持ちが言葉でなく行動で示される場面で、ここは1回目に見たとき思わず少し前に戻して見直した。台詞が少ないほど刺さることがあるが、このシーンがそれだ。
竹内順子の演技が光る場面も複数ある。感情の密度が高い台詞で、声の芯のところにある温度感が際立っていた。出演作128本のキャリアは伊達ではなくて、子供アニメの枠の中できちんと「本気の芝居」をしている。金田朋子のキャラクターも、独特の声質がコメディシーンに弾みを与えていて、チームのシーンでは彼女が入ってくるだけで場の空気が変わる。
ヒゲヒゲ団のやり取りにも笑えるシーンが多い。悪役パートなのにどこかのんびりした空気があって、そこがこの作品の緩急として機能している。シリアスとコメディの切り替えが唐突ではなく、どちらも同じ作品の中に自然に収まっているのは、2002年という時代のアニメとして高水準だと思う。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「ボンバーマンのゲームを遊んでいた世代」で、アニメの存在を今初めて知った人
- 子供向けアニメの中に意外な深みを見つけるのが好きな人
- 偉大な人物の不在・喪失をテーマにした物語に弱い人
- 2000年代初頭の宇宙SFコメディアニメのテイストが好きな人
- 声優の演技を細かく追いながら見るのが楽しめる人
合わない人
- 序盤のコメディトーンと中盤以降のシリアスさのギャップに乗れない人
- 全52話の尺を消化する時間的・精神的余裕がない人(現時点では配信がなく視聴手段が限られる)
- 子供向けアニメの絵・テンポを最初から受け付けない人
- 伏線回収より派手なアクションを主目的として見たい人
次に見るなら
宇宙を舞台にしたチームアクションとコメディの混在が好きなら、スクライドを試してほしい。同じ2001年前後の作品で、主人公が「代わり」ではなく「自分の力」で何かを証明しようとする物語として構造的な共通点がある。アクションの密度が高く、感情の爆発の仕方が派手なので、ジェッターズより刺激が強い。
「伝説の人物の不在とその影」というテーマに惹かれたなら、サムライチャンプルーが近い。時代も絵柄も全く違うが、「埋められない何かを探しながら旅をする人たち」という骨格が似ている。こちらは全26話とコンパクトで、テンポよく見られる。
子供向けアニメが大人の感情に刺さる体験をもう一度したいなら、ケロロ軍曹も候補に入る。ギャグアニメとして始まって気づいたらキャラクターに愛着を持っている、という入り方がジェッターズと近い。長期シリーズなので、好きなエピソードを拾い食いする視聴でも十分楽しめる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ボンバーマン ジェッターズ』は現在、主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される方は、DVDなどのパッケージ媒体を入手するか、フリマアプリや中古ショップなどを活用されることをおすすめします。ゲームファンはもちろん、90〜00年代アニメが好きな方にもぜひ手に取っていただきたい作品です。
