スクライド

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2001スクライド

スクライド

★ 3.5 / 5.0アクション冒険SF
放送年2001年
フォーマットTVアニメ
話数26話
原作オリジナル
制作Sunrise

22年前、金沢県で奇妙な環境現象が発生し、地面が割れて隆起し、「失われた大地」と呼ばれる隔絶された地域が形成された。カズマはこの失われた大地に住む若き傭兵で、厳しい環境で生き残るため、あらゆる仕事を探している。彼は特別な才能を持つ数少ない人物の一人である。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

22年前、金沢県で突如発生した地殻変動により、「失われた大地(ロストグラウンド)」と呼ばれる孤立した地域が生まれた。この荒廃した土地で生きる若き傭兵・カズマは、物質を操り再構成する異能「アルター」を持つ者のひとり。強さだけを頼りに日々を生き抜くカズマは、秩序維持組織「HOLY」のアルター使いたちと激突していく。本能と力がぶつかり合う、魂の戦いが幕を開ける。

みどころ・魅力

① 「ぶつかり合う」ことへの純粋な執着

主人公カズマとライバル・劉鳳(りゅうほう)の対立は、イデオロギーや正義ではなく「互いを超えたい」という剥き出しの衝動によって駆動される。説明過多にならない潔いバトル描写と、二人の因縁が積み重なるにつれて高まる緊張感は、最終話まで一気に引っ張る強力な牽引力になっている。

② 荒廃した世界観と骨太なアクション演出

ロストグラウンドという隔絶された無法地帯を舞台に、貧困・差別・支配構造がリアルに描かれる。アルター能力による変形・破壊エフェクトは2001年当時のサンライズ作品として高水準で、肉弾戦の迫力と派手なビジュアルが融合したバトルシーンはシリーズの大きな魅力のひとつだ。

③ 少ない言葉で語るキャラクターの関係性

カズマをはじめ主要キャラクターの多くは多弁ではなく、台詞よりも行動で内面を示す。それゆえ節目の台詞や対峙シーンが強烈な印象を残す。脚本の谷村大四郎と監督・松田秀昭のコンビが生み出すテンポは、「語らずして伝える」演出スタイルを貫いており、視聴後の余韻が深い。

キャスト・声優一覧

カズマ
カズマ
メイン
›
保志総一朗
由詑かなみ
由詑かなみ
メイン
›
田村ゆかり
劉鳳
劉鳳
メイン
›
緑川光
桐生水守
桐生水守
メイン
›
永島由子
瓜核
瓜核
サブ
›
島田敏
シェリス・アジャーニ
シェリス・アジャーニ
サブ
›
倉田雅世
ストレイト・クーガー
ストレイト・クーガー
サブ
›
津久井教生
雲慶
雲慶
サブ
›
堀内賢雄
ビフ
ビフ
サブ
›
島田敏
エマージー・マクスフェル
エマージー・マクスフェル
サブ
›
千葉一伸
イーリャン・ジグマール
イーリャン・ジグマール
サブ
›
井上隆之
井上隆之
寺田 あやせ
寺田 あやせ
サブ
›
西原久美子

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スタッフ

監督谷口悟朗
キャラクターデザイン平井久司
音楽中川幸太郎
美術監督鈴木朗
音響監督浦上靖夫
OP井出 靖明「Reckless Fire」
OP坂井道生「Drastic my Soul」
ED坂井道生「Drastic My Soul」
ED坂井道生「旅立ちの鐘が鳴る」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——「知ってるけど見てない」を20年引きずった作品

スクライドという名前は、オタクやってたら絶対どこかで聞いたことがある。2001年、サンライズ製作、谷口悟朗監督。ガンダムSEEDより前、コードギアスより前。でも実際に見たことはなかった。タイトルだけが記憶の引き出しに入ったまま、ずっと放置してた。

見始めたきっかけは特にドラマチックじゃない。配信サービスのラインナップをぼうっと眺めてたら目に入っただけ。「あ、これか」と思ってそのまま再生した。

最初の数話は「2001年だな」という感覚が正直強い。作画の質感も、テンポも、今のアニメとは明らかに違う。でもそこに慣れると、むしろその荒削りな雰囲気が作品の空気感と妙にフィットしてくる。金沢県の「失われた大地」——法律も秩序も薄い、削れた土地——に流れる乾いた暴力性が、映像の粗さとちょうどよく溶け合っている。2回目を見直したとき、「あれ、最初より全然いいな」と思った。

イデオロギーより先に拳がある——信念の代わりに「俺はこうだ」を叩きつける話

この作品を単純な「強い男が戦う話」として消費するのはもったいない。スクライドが描いているのは、言語化できないアイデンティティの話だ。

カズマは「失われた大地」の外に出ることも、体制に組み込まれることも拒否する。でも彼が語れる理由はほぼない。「ここが俺の場所だから」「自由でいたいから」——その程度の言葉しか持っていない。一方の劉鳳はエリート組織「ホーリー」に属し、秩序の側で戦う。彼もまた「正義のため」という大義名分を持ちながら、その正義の中身が揺れていく。

面白いのは、この二人が「どちらが正しいか」を争わない点だ。物語の後半になっても、イデオロギー上の和解は訪れない。カズマとキリユウの関係は最後まで「俺はお前と戦いたい」という、ほとんど理屈を超えた衝動で動いている。相手を否定したいのではなく、相手にぶつかることで自分の輪郭を確かめたい——そういう原始的な欲求がドライブしている。

これは2001年という時代のアニメが持っていた体温だと思う。キャラクターが「なぜ戦うか」を丁寧に説明する前に、すでに戦っている。理屈より先に身体がある。保志総一朗のカズマの声には、その「考えてない感じ」が絶妙に乗っている。ぶっきらぼうで、でも芯の通った声。あの声じゃないとカズマは成立しなかったと思う。

緑川光の劉鳳は対照的に、抑制された静けさの中に内圧がある。怒りを表に出さない分、たまに溢れたときの落差が鋭い。「この人、実は一番追い詰められてるな」と気づくのが、2周目の楽しみだったりする。

特に刺さったシーン

終盤、カズマと劉鳳が全力で激突する場面。理屈でいえば「また戦ってる」なんだけど、あそこまでの積み重ねがあるから、ただのバトルじゃない。二人がそれぞれ自分の「在り方」を肉体にこめて叩き合っている感じがして、見ながら妙な高揚感があった。スペクタクルとして派手なわけじゃない。でも「こいつらじゃないといけない戦い」という必然性が画面から滲み出ている。

田村ゆかりのかなみは、いわゆる「守られるヒロイン」の枠に見えて、実際は場の空気を決定的に変える存在として機能している。序盤から彼女の声に乗った感情の揺れが、カズマのキャラクターに体温を与えているんだけど、それに気づいたのは見返したあとだった。最初は「かわいい声だな」としか思ってなかった。

堀内賢雄の雲慶は、悪役としての重量がある。台詞の少ない場面でも声の低音だけでプレッシャーが伝わってくる。この手の役を成立させる声優の数は限られているし、あの世代の実力者が揃っていたことがこの作品の底を支えている。

読んで見たくなったら——『スクライド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 00年代以前のサンライズ作品が好きで、「荒削りなくらいがちょうどいい」と思える人
  • 理屈より先に「俺とお前の話だ」で動くキャラクターに燃える人
  • 谷口悟朗・コードギアスのルーツを辿りたい人
  • ベテラン声優の仕事を作品ごと味わいたい人(保志・緑川・田村・堀内の同時出演は今見ると贅沢)

合わない人

  • ストーリーの論理的な整合性を重視する人——世界観の説明は最小限で、置いていかれることがある
  • 2001年の作画クオリティがどうしても気になる人
  • ヒロインに能動性を求める人——かなみは物語の中心にいるが、主体的に動く場面は少ない
  • 主人公に共感できないと乗れないタイプ——カズマは共感より「見ている」感覚で成立するキャラクターなので

次に見るなら

プラネテス(2003年)——同時期のサンライズ作品で、こちらは「働く人間の話」。スクライドとは真逆の地に足ついた世界観だが、「自分がどう生きるか」を問い続けるキャラクター造形の質感が近い。スクライドより整理された作品が見たい人に。

コードギアス 反逆のルルーシュ(2006年)——谷口悟朗つながりで必然的に辿り着く。スクライドより圧倒的に「語れる」構造を持つが、演出の癖や「理屈より先に感情が動く」感覚はここから繋がっている。スクライドで監督の手癖が好きになったなら。

機動武闘伝Gガンダム(1994年)——「拳で語り合うアニメ」という意味での直系。こちらはさらに振り切れた熱量で、イデオロギーより「男と男の戦い」に全振りしている。スクライドのバトル面に惹かれたなら絶対合う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『スクライド』は現在、**dアニメストア**および**DMM TV**で配信中のため、すぐに全話視聴することができます。どちらのサービスも対応デバイスが豊富で、スマートフォンやテレビからも快適に楽しめます。往年の名作アクションをこの機会にぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. スクライドはどこで視聴できますか?
A. dアニメストアとDMM TVで配信されています。両サービスともサブスクリプションプランで全話視聴が可能です。
Q. 全何話ですか?
A. 全26話構成のTVアニメシリーズです。2001年7月から2002年1月にかけてテレビ東京系で放送されました。
Q. バトルアニメとして楽しめますか?アクション初心者でも大丈夫?
A. はい、アクション重視の作りで複雑な前提知識は不要です。主人公の能力や世界観は序盤でわかりやすく描かれるため、バトルアニメ初心者にもおすすめできます。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. TVシリーズの総集編的なOVA『スクライド オルタレイション』が2011年に発売されています。本編を視聴後に合わせて楽しめる作品です。

まとめ

『スクライド』は現在、**dアニメストア**および**DMM TV**で配信中のため、すぐに全話視聴することができます。どちらのサービスも対応デバイスが豊富で、スマートフォンやテレビからも快適に楽しめます。往年の名作アクションをこの機会にぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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