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バック・アロウ
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio VOLN |
リンガリンドは壁に囲まれている。壁は土地を覆い、守り、育成し、養っている。壁は神である。周辺部の村エッジャーのある日、バックアローという謎の男が現れる。アローは記憶がないが、「壁の外から来た」ことだけが自分の知るすべてだと主張している。アローは記憶を取り戻すために壁の向こうへ行こうとするが、次々と紛争に巻き込まれていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界の果てまで「壁」に囲まれた地リンガリンド。人々は壁を神とあがめ、その内側こそが世界のすべてだと信じて暮らしていた。辺境の村エッジャーにある日、記憶を失った謎の男・バックアローが空から降ってくる。彼が確信しているのはただ一つ、「自分は壁の外から来た」ということだけ。記憶と帰る場所を取り戻すため壁の向こうを目指すアローは、信念を力に変える巨兵「ブリヘイト」を駆り、国家間の思惑が渦巻く争いへと否応なく巻き込まれていく。
みどころ・魅力
① 谷口悟朗×中島かずきの豪華タッグ
『コードギアス』の谷口悟朗が監督、『天元突破グレンラガン』『キルラキル』の中島かずきがシリーズ構成を担当。骨太な群像劇と勢い任せの熱い展開が見事に融合し、両者のファンにはたまらない化学反応を生み出しています。
② 「信念」が力になるロボットアクション
本作の巨兵ブリヘイトは、操縦者の覚悟や信念の強さがそのまま戦闘力に直結するという独特の設定。キャラクターの心情の高まりとロボットの強さがリンクするため、バトルがそのままドラマの盛り上がりとして響いてきます。
③ 先の読めない王道エンタメ
「壁の外」という大きな謎を軸に、個性豊かなキャラクターたちの思惑が交錯。シリアスとギャグの振り幅が大きく、毎話のように予想を裏切る展開が続くため、最後まで飽きずに一気見できるエンターテインメント作品に仕上がっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 谷口悟朗 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中島かずき |
| 原案キャラデザ | 大高忍 |
| キャラクターデザイン | 菅野利之 |
| 音楽 | 田中公平 |
| OP | リサ「dawn」 |
| OP | 藍井エイル「鼓動」 |
| ED | 斉藤朱夏「セカイノハテ」 |
| ED | フロウ「United Sparrows」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「壁が神」と聞いた時点で、また設定を盛りすぎて自分の重さで沈むやつだろうな、と半分あきらめて見始めた。dアニメの一覧でサムネだけ何度もスルーしていた作品で、結局やることがなくなった夜に再生ボタンを押した、というのが正直なところだ。ところが、記憶のない男が「壁の外から来た」という一点だけを譲らずに歩き続ける——その一本気な感触が、序盤を抜けたあたりからやけに残った。最初は荒唐無稽でついていけないと思ったのに、2周目で見ると、設定の派手さの下にずっと同じ問いが流れているのに気づく。世界の作り込みより、男ひとりの「信じる」がエンジンになっている。そういう作品だった。
壁=神に管理された世界で、「外」を信じ続けるという反逆
リンガリンドの壁は、土地を覆い、守り、育て、養う。要するに住人にとって壁は不便な障害ではなく、母であり神であり、疑う必要のない前提だ。ここがこの作品の一番おもしろいところで、外に出たがる動機が普通なら「抑圧からの脱出」になるはずなのに、リンガリンドの人々は別に抑圧されていない。むしろ満ち足りている。だからバック・アローの「壁の外へ行く」という願いは、不幸からの逃避ではなく、幸福な完結世界に対するただの異物として作用する。
この作品は単なる「壁の向こうには何があるのか」というミステリーではなく、何の証拠もないものを信じ続けられるか、という話だと思って見ている。アローには記憶がない。自分が外から来たという確信だけがあって、それを裏づけるものは何ひとつ手元にない。普通なら折れる。周りも「証拠を出せ」と言う。でも彼は折れない。記憶という根拠を失ったまま、信念だけで立っている人間がどう見えるか——胡散臭く見える瞬間と、まぶしく見える瞬間が、同じ一人の中で交互に来る。そのブレを描けているのが地味にすごい。
壁の中で完結していれば、痛い思いをせずに一生を終えられる。それでも「外」があると言い張る人間がいて、その一言が周りの人生をかき回していく。安全な前提を疑う声は、たいてい最初は迷惑な雑音として処理される。この作品が描いているのは、その雑音が本物だったらどうするのか、という覚悟の話だ。だから派手なジャンルの皮をかぶっていても、芯はかなり地に足がついている。
特に刺さったシーン
梶裕貴のアローがいい。記憶がないキャラって、普通は空っぽに演じるか不安げに演じるかのどっちかになりがちなのに、ここでは「何も覚えていないのに芯だけは異様に太い」という難しい状態を声で出してくる。中身が空なのに態度だけ堂々としている——本来ちぐはぐなはずのそれが、不思議と頼もしく聞こえる瞬間があって、序盤の自分の素性を問い詰められる展開で、思わず前のめりになった。対する杉田智和のシュウ・ビは、こういう物語に一人いると場が締まるタイプの低い芝居で、置鮎龍太郎のカイ・ロウダンと並ぶと声の重量だけで勢力図が伝わってくる。小清水亜美のフィーネ、小松未可子のプラークも含めて、ベテランが本気で声を張る作品なので、終盤の感情がぶつかる展開は音だけ聞いていてもちゃんと熱い。
読んで見たくなったら——『バック・アロウ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 勢いと熱量で押し切るタイプのアニメに身を任せられる人
- 「信じる」を真正面から扱う、暑苦しいくらいまっすぐな物語が好きな人
- ベテラン声優の張った芝居を浴びたい人
- 設定の派手さより、その下に流れている一本の問いを拾うのが好きな人
合わない人
- 序盤の情報量と勢いに置いていかれるのが苦手な人
- 静かで余白の多い作品を求めている人
- 主人公の理屈より行動が先に来る展開にイライラしてしまう人
次に見るなら
真っ先に挙げたいのが天元突破グレンラガン。「不可能を信念でこじ開ける」というこの作品の根っこが好きなら、地中から天の果てまで突き抜けていくあの熱量はまず外さない。次にコードギアス 反逆のルルーシュ。世界の仕組みそのものに反逆していく構造と、勢力同士の駆け引きが好きならこちらも合う。もう一本、振り切った勢いを楽しめたならキルラキルもおすすめで、論理より熱で突っ走る作劇のテンションがそのまま地続きになっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『バック・アロウ』は、dアニメストアとU-NEXTで配信中です。どちらのサービスでも全話をまとめて視聴できるため、谷口悟朗監督らしい骨太なストーリーと熱いロボットアクションを存分に楽しめます。まずは気になる方のサービスで、第1話から一気にチェックしてみてください。
