GODZILLA -星を喰う者-

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2018GODZILLA -星を喰う者-

GODZILLA -星を喰う者-

★ 3.0 / 5.0アクションSF
放送年2018年
フォーマット劇場版
話数1話
原作その他
制作POLYGON PICTURES

地球同盟が弱体化する中、ハルオは死の宗教団体を持つエクシフ側につくことを検討する。彼らは世界を破壊できるモンスターを召喚しようとしていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

地球奪還を目指す人類の戦いは、想定外の局面を迎える。宇宙人種族エクシフが広める「死の信仰」が地球人の間に浸透し始め、ハルオ・サカキは信仰と絶望の狭間で追い詰められていく。そしてエクシフたちは、あらゆる文明を滅ぼしてきた神のごとき存在——ギドラの召喚を企てていた。ゴジラとギドラ、ふたつの脅威が交錯するなか、ハルオは人類の未来をかけた最後の選択を迫られる。

みどころ・魅力

① 次元を超えた神・ギドラの圧倒的な異質感

アニメ版ゴジラシリーズに初めて登場するキングギドラは、従来の3頭龍とはまったく異なる姿で描かれる。次元の外から召喚される虚無的な存在として造形されており、その禍々しい異質感とゴジラとの激突は、三部作屈指の見せ場となっている。

② 信仰・哲学・絶望が絡み合う人間ドラマ

エクシフが説く「死の哲学」に惹かれていく人々と、それに抗おうとするハルオの葛藤が本作の中心軸。怪獣映画の枠を超え、文明の終焉と人の心の脆さを描いたドラマパートは、シリーズ全体の深みを一段引き上げている。

③ アニゴジ三部作を締めくくる衝撃の結末

2万年後の地球を舞台にした3作品の最終章として、ハルオとゴジラの因縁にひとつの決着がつく。賛否が分かれる結末ではあるが、その潔さと余韻の強さは長く記憶に残る。三部作を通して見たとき、もっとも意味が際立つ作品である。

キャスト・声優一覧

ハルオ・サカキ
ハルオ・サカキ
メイン
›
宮野真守
メトフィエス
メトフィエス
メイン
›
櫻井孝宏
ゴジラ
ゴジラ
メイン
›
アダム・ビンデバルト
アダム・ビンデバルト
サブ
›
梶裕貴
ミアナ
ミアナ
サブ
›
小澤亜李
マーティン・ラッザリ
マーティン・ラッザリ
サブ
›
杉田智和
マイナ
マイナ
サブ
›
上田麗奈
ユウコ・タニ
ユウコ・タニ
›
花澤香菜

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スタッフ

シリーズ構成虚淵玄、村井さだゆき
原作虚淵玄
ED「live and die」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——一作目で止まっていた三部作の、最後だけ見た話

一作目の『PLANET OF THE MONSTERS』だけ見て、そのまま2年くらい放置していた。CGアニメのゴジラというフォーマット自体には慣れていたけど、なんとなく「続きは今度」が積み重なって、三作目が公開されてもまだ二作目を見ていなかった。結局、三部作の完結編だけをダイジェスト読んで鑑賞するという、我ながらひどい見方をした。それでも話は追えた。というか、この三部作はむしろそういう見方をしたほうが、テーマの輪郭がくっきりする気さえする。「人類がゴジラに勝つ話」だと思っていたら、まったく違う着地点にいたことに気づいて、椅子から少し前のめりになった。

絶望を「信仰」に変換した瞬間、人間は負ける——エクシフという宗教の正体

この映画が描いているのは、ゴジラとの戦いじゃない。絶望の使い道、という話だ。

エクシフは死の宗教を持つ宇宙人で、彼らの信仰はギドラという「星を喰う者」を呼び寄せることで完成する。表向きは同盟者として人類に寄り添いながら、実際には絶望を計画的に育てている。ハルオ・サカキが怒りと憎しみを燃料にゴジラと戦い続けてきた一方で、メトフィエスは「その怒りもやがて枯れる」ことを知っていた。

櫻井孝宏が演じるメトフィエスの声が、この映画でいちばん恐ろしい。熱量がない。諭すような、穏やかな確信。ハルオに手を差し伸べるとき、それが罠だとわかっていても乗ってしまいそうな質感がある。「お前の絶望には価値がある」という言葉を、あの声でかけられたら人間の精神の防衛線はかなり薄くなる。

宮野真守のハルオは、三部作を通じて怒りの人間として描かれてきた。ゴジラへの憎しみが生きる動力だった男が、それを奪われたあとに何が残るか。その問いに対してこの三作目は、「怒りが消えた先にある空白に、他人の答えを埋め込まれる」という最悪のシナリオを見せる。人間が虚無に勝てないのは強さが足りないからではなく、意味が見つからないからだ、という話で——これをゴジラ映画のフォーマットでやるというのは、かなり屈折した選択だと思う。

でもその屈折こそがこの三部作の核心で、「怪獣映画を見に来た人間を、じわじわ哲学SF映画に巻き込む」という意地の悪さは、今見ると一作目から設計されていたんだなとわかる。

特に刺さったシーン

ギドラが召喚される終盤の展開より、個人的にはメトフィエスがハルオに語りかける場面のほうが長く残った。あそこで櫻井孝宏の声がいつもより少しだけトーンを落とすんですよ。「助けたい」という言葉を、助ける気がない人間が言うときの温度。あのシーンの気持ち悪さは声なしでは成立しない。

それと、花澤香菜のユウコが終盤に置かれる立場。セリフの量は多くないけど、花澤香菜が黙って画面に存在しているだけで「この人は何かのために使われている」という空気が出る。使われ方が腑に落ちないまま終わる部分があるんだけど、それがまたこの三部作の「カタルシスを渡さない」という一貫した態度に合っている。

読んで見たくなったら——『GODZILLA -星を喰う者-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • CGゴジラ三部作を全部追ってきた人(この作品単体で見ると置いてけぼりになる部分がある)
  • エヴァンゲリオン的な「人類の終末と宗教」の絡み方が好きな人
  • 怪獣の暴れっぷりより、怪獣に押しつぶされていく人間の精神のほうに興味がある人
  • 櫻井孝宏・宮野真守の演技目当てで重めのSFを掘る人

合わない人

  • ゴジラにカタルシスのある戦闘シーンを求めている人(三部作全体として、そこは薄い)
  • 三部作の一作目・二作目を見ていない人(話の流れが追いにくい)
  • 結末に「答え」や「希望」を求める人(この映画はそれを渡さない)

次に見るなら

人類が追い詰められていく過程をひたすら描く、という意味ではシドニアの騎士が近い。木星産のCGアニメという点も含めて、この三部作と同じ空気を吸っている。怪獣との戦闘を「勝ち負け」ではなく「消耗戦」として描く感覚が好きなら間違いない。

宗教的な終末思想が物語の駆動力になっている点では、ガン×ソードや天元突破グレンラガンとは逆の答えを出した作品として見ると面白い。あちらが「意志で世界を変える」なら、こちらは「意志が折れた先に何があるか」という話で、セットで考えると輪郭がはっきりする。

宮野真守・花澤香菜が好きで、似た作風を求めるならRe:ゼロから始める異世界生活も候補になる。絶望の反復と主人公の精神崩壊という意味で、構造的に重なる部分がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT—¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『GODZILLA -星を喰う者-』は、dアニメストア・DMM TV・Netflixの3サービスで配信中です。月額サブスクに加入済みであれば追加料金なしで視聴できますので、第1作から続けて三部作を一気に楽しめます。アニゴジシリーズを未視聴の方は、この機会にぜひ第1作『怪獣惑星』から順番に視聴してみてください。

よくある質問

Q. アニゴジ三部作は順番に観る必要がありますか?
A. はい、物語が連続しているため、第1作『怪獣惑星』→第2作『決戦機動増殖都市』→本作の順に視聴することをおすすめします。本作単体では設定や登場人物の背景が分かりにくいため、三部作を通して楽しむのが最善です。
Q. 本作にキングギドラは登場しますか?
A. 登場します。ただし従来の3頭龍とは異なり、次元の外から召喚される異次元存在として描かれています。独特のビジュアルと設定が特徴的で、原作ファンにとっても新鮮な驚きがある造形です。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 上映時間は約85分です。三部作のなかではもっとも短い作品ですが、テーマの密度は高く、最後まで緊張感が続きます。
Q. アクション重視の作品ですか?
A. 三部作の中ではアクションよりも哲学・人間ドラマの比重が高い作品です。信仰・絶望・文明の終焉といったテーマが前面に出ており、怪獣バトルよりも思想的なドラマを楽しみたい方に向いています。

まとめ

『GODZILLA -星を喰う者-』は、dアニメストア・DMM TV・Netflixの3サービスで配信中です。月額サブスクに加入済みであれば追加料金なしで視聴できますので、第1作から続けて三部作を一気に楽しめます。アニゴジシリーズを未視聴の方は、この機会にぜひ第1作『怪獣惑星』から順番に視聴してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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