K SEVEN STORIES「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」

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2018K SEVEN STORIES「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」

K SEVEN STORIES「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」

★ 3.6 / 5.0アクション超自然
放送年2018年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作GoHands

12月の初め、アンナ・クシナの誕生日が近づいている。HOMRAの少年たちは、彼らの小さな姫君のためにサプライズパーティーの準備をすることに決める。赤の王・宗像御曹司の破壊的な力を抑えられる唯一のメンバー、十束タタラは、アンナの誕生日のためにビデオを撮影するという特別なことをしたいと考えている。一方、新しい無色の王が計画を実行に移そうとしていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

12月初旬、アンナ・クシナの誕生日が近づく中、赤のクラン「HOMRA」の面々はサプライズパーティーの準備を進めていた。撮影担当の十束タタラは、姫であるアンナのために特別なバースデービデオを撮ろうと奮闘する。賑やかで温かいHOMRAの日常が描かれる一方、新たな無色の王が静かに動き始め、彼らの平穏な日常に影が迫る。赤の王・宗像御曹司の破壊的な力と、それを支える仲間たちの絆が交差するドラマチックな物語。

みどころ・魅力

① HOMRAメンバーの笑えるパーティー準備劇

アンナのためにサプライズを計画するHOMRAメンバーたちの奮闘ぶりは、本編シリーズでは見られない日常的な一面を存分に楽しめる。個性の強いメンバーが集まってドタバタを繰り広げる様子は、ファンにとってたまらない見どころのひとつ。キャラクターたちへの愛着がさらに深まるエピソードになっている。

② タタラが撮り続けた映像が語るHOMRAの記憶

十束タタラの視点を通して描かれる仲間たちの記録は、このエピソードに独特の感傷をもたらす。本編を知るファンほど胸に刺さる構成になっており、タタラというキャラクターの本質を改めて感じさせる演出が光る。「メモリー・オブ・レッド」というタイトルの意味がじわじわと伝わってくる。

③ アクションと日常の絶妙なバランス

無色の王が動き始める緊張感のある展開も加わり、ほのぼのとした日常パートだけでなく、Kシリーズらしいスタイリッシュなアクション描写も楽しめる。GORAPROJECTによる高品質な映像美はこの劇場版でも健在で、短編ながら満足度の高いクオリティに仕上がっている。

キャスト・声優一覧

十束多々良
十束多々良
メイン
梶裕貴
周防尊
周防尊
メイン
津田健次郎
草薙出雲
草薙出雲
メイン
櫻井孝宏
八田美咲
八田美咲
サブ
福山潤
無色の王
無色の王
サブ
柿原徹也
鎌本力夫
鎌本力夫
サブ
中村悠一
宗像礼司
宗像礼司
サブ
杉田智和
伏見猿比古
伏見猿比古
サブ
宮野真守
櫛名アンナ
櫛名アンナ
サブ
堀江由衣

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スタッフ

OPアンジェラ「SURVIVE!」
EDアンジェラ「BURN」

関連作品

アニメ

書籍

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

K本編を見たのは配信でまとめて、という人間なので、SEVEN STORIESシリーズが発表されたときは「また商業展開か」と半目で見ていた。そのくせ「メモリー・オブ・レッド」というタイトルで手が止まった。赤の章。HOMRAの話。つまり——十束タタラが生きている時間軸の話だ、と気づいた瞬間に、もう見ないという選択肢がなくなっていた。

劇場で見た第一印象は「思ったより穏やかな映画だな」だった。アクション、超自然、と書いてあるのに、序盤のトーンは祭りの前の静けさみたいな温かさがあって、それが逆に怖かった。本編を知っていれば知っているほど、この日常がいつか終わると分かって見ているから。2回目に入ったとき、タタラがカメラを向けるシーンの意味が最初とまったく違って見えた。

記録することへの執着が、HOMRAという「家族」を永遠にした

この映画の核にあるのは、アクションでも王の力学でもなく、「なぜタタラはカメラを回し続けたのか」という問いだと思っている。

十束タタラというキャラクターは、本編での存在感に対してスクリーンタイムが圧倒的に少ない。それでいてHOMRAという組織の精神的な支柱になっているのは、彼が「記録する人」だったからだ。戦う力があるわけでも、圧倒的なカリスマがあるわけでもない。ただ、みんなが笑っている瞬間を残そうとしていた。

この映画はその「残そうとすること」そのものを主題にしている。アンナの誕生日に何か特別なことをしたい、という動機は一見シンプルだけれど、タタラがそのためにカメラを持ち出すという選択に、彼の本質が全部入っている。戦いでも贈り物でもなく、映像。記録。「今日という日があったことの証明」。

そしてその記録欲がHOMRAの面々を映したフッテージは、本編の悲劇を経た後で初めて本当の意味を持つ。見ているこちらは知っている——この映像がいつか「遺品」になることを。タタラ自身は知らずに回しているカメラが、結果的に彼自身の生きた証になる。この構造が、単純なファン向け補完エピソードをはるかに超えた重さを生んでいる。

無色の王が動き始めているという裏の展開も、この「日常の儚さ」を際立てる装置として機能している。祭りの外で嵐が始まっているのに、HOMRAの面々はアンナの誕生日を笑って準備している。その対比の残酷さは、K本編を知らない人には半分しか届かない。これが「本編見てないと厳しい」と言いたくなる所以で、同時に本編ファンにとっては刺さる深度が違う作品でもある。

特に刺さったシーン

宗像礼司が、タタラのカメラを前にして一瞬だけ素になる場面がある。杉田智和の声の質感が、あのシーンだけ明らかに変わる。普段の礼司は飄々としていて、感情の表面をするりとかわすような話し方をするのに、カメラに向かったときだけほんのわずか、その鎧がずれる。杉田さんは声の「重心」を操るのが本当に巧くて、ゼロコンマ何秒かのブレを聞き逃すと分からないくらいの微調整なのに、ちゃんと伝わってくる。

あとは草薙出雲の、アンナに対する不器用な優しさが出る場面。セリフで説明しない。行動だけで見せる。櫻井孝宏が演じるとああいうキャラクターの不器用さはただの「ぶっきらぼう」じゃなくて、照れと愛情が混ざった独特の温度になる。本編でも感じていたけど、この映画の尺の中でそれが濃縮されていた。

堀江由衣のアンナは、劇場のスクリーンで聴くと声の透明度が別格で、小さな王様感がちゃんとあった。音響の良い劇場で見た価値があったと思えたのはあのシーンだった。

読んで見たくなったら——『K SEVEN STORIES「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • K本編(アニメ1期・2期)を視聴済みで、HOMRAの面々にある程度の愛着がある人
  • タタラというキャラクターに本編で引っかかりを感じていた人
  • 戦闘より「日常回」「関係性の掘り下げ」に比重を置いて楽しむタイプ
  • 声優陣の芝居の細部を聴き込む習慣がある人
  • 悲劇の「前夜」的な構造に、分かっていて飛び込む耐性がある人

合わない人

  • K本編未視聴の状態で単体作品として見ようとしている人(設定・関係性の前提が多すぎる)
  • アクション映画として期待して見ると、テンションのピークが想定より穏やかで拍子抜けするかもしれない
  • SEVEN STORIESシリーズ全体の文脈を知らずに「名作一本」として消費しようとしている人

次に見るなら

K SEVEN STORIES「SIDE:BLUE ~天狼星~」——同シリーズの青のクラン・サルタ側を描いたエピソード。「メモリー・オブ・レッド」でHOMRAに入り込んだ後、別のクランの視点で同じ世界を見直すと、Kという作品の奥行きがもう一段見えてくる。シリーズを通じて見る順番に正解はないが、赤から入った人には青が次の選択肢になりやすい。

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス——秩序と個の衝突、組織の中での忠誠という構造が近い。こちらも本編視聴前提の劇場版なので、「シリーズを深く追う」という見方が好きな人には刺さる。アクションの密度はこちらのほうが高く、気分的な補完先として機能する。

境界の彼方(劇場版「I’LL BE HERE」)——日常の温かさを丁寧に描いた後で喪失を描くという構造が似ている。京アニの画づくりとK ProjectのGoHands的な美麗さは系統が違うが、「好きだった日々の記録」がテーマの核になっている点で、メモリー・オブ・レッドを気に入った人には響くはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『K SEVEN STORIES「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」』は、現在U-NEXTおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスも月額サブスクリプションで利用でき、他のKシリーズ作品と合わせてまとめて楽しむことができます。HOMRAの仲間たちが織りなす温かくも切ない物語を、ぜひ手軽にお楽しみください。

よくある質問

Q. 「K SEVEN STORIES」はどの順番で見るべきですか?
A. TVアニメ「K」シリーズを先に視聴しておくと内容をより深く楽しめます。K SEVEN STORIESの各エピソード間に視聴順の制約はなく、「メモリー・オブ・レッド」はHOMRAファン向けの外伝的作品として単独でも楽しめます。
Q. この作品はどのくらいの長さですか?
A. 「K SEVEN STORIES」シリーズの各エピソードは劇場版フォーマットで、それぞれ約1時間前後の上映時間です。「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」も同様で、短時間でまとまった物語として楽しむことができます。
Q. Kシリーズを見たことがなくても楽しめますか?
A. 本作はHOMRAのキャラクターたちを軸にした物語なので、事前にTVシリーズ「K」を視聴しておくことをおすすめします。初見でも雰囲気は楽しめますが、キャラクターの背景を知ることでより深く感情移入できる作品です。
Q. U-NEXTとHuluでは画質や配信内容に違いはありますか?
A. いずれも正規ライセンスによる配信で、作品内容に違いはありません。U-NEXTはポイントを使った最新作の購入にも対応しており、Huluは月額定額で見放題のラインナップが豊富です。ご自身のご利用状況に合わせてお選びください。

まとめ

『K SEVEN STORIES「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」』は、現在U-NEXTおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスも月額サブスクリプションで利用でき、他のKシリーズ作品と合わせてまとめて楽しむことができます。HOMRAの仲間たちが織りなす温かくも切ない物語を、ぜひ手軽にお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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