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メダロット
| 放送年 | 1999年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 52話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Bee Train |
近未来、人間とロボットが共存している。子どもたちの間で、メダロットを戦わせる「ロボバトル」という競技が流行している。メダロットの意識はメダルに宿っており、ロボットの体に挿入・取り外しが可能だ。偶然、9歳の少年・イッキがレアメダルを発見し、メタビーという自分のメダロットを手に入れる。これはイッキとメタビーの物語である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
近未来、人間とロボットが共存する世界。子どもたちの間では、専用ロボット「メダロット」同士を戦わせる「ロボバトル」が大流行していた。メダロットの意識はメダルに宿っており、ロボットのボディへの取り付け・取り外しが可能という独自の設定が世界観を彩る。ひょんなことからレアメダルを入手した9歳の少年・イッキは、個性的なメダロット・メタビーとコンビを組むことになる。ふたりの凸凹バディが繰り広げる冒険と成長の物語。みどころ・魅力
① 凸凹バディの掛け合いが生む笑いと熱さ
天真爛漫なイッキと、口の悪い自由奔放なメタビーのコンビは絶妙な化学反応を生む。言うことを聞かないメタビーに翻弄されながらも少しずつ絆を深めていく過程は、笑いと感動が共存しており、子どもから大人まで引き込まれる魅力がある。② 「メダル=魂」という独自設定が生む深み
メダロットの意識がメダルに宿るという設定は、単なるロボットアニメの枠を超えた哲学的な問いを内包している。ロボバトルを通じて描かれる「意識とは何か」「絆とは何か」というテーマが、物語に重厚な奥行きを与えている。③ 1999年ならではの熱量あふれるバトル演出
部位ごとに破壊・損耗するロボバトルのシステムをアニメーションで忠実に再現。戦略性と迫力を両立した対戦シーンは、ゲーム原作ながら映像作品として高い完成度を誇る。当時のロボットアニメの気概が詰まった一作。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 岡村天斎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 山口亮太 |
| キャラクターデザイン | 松竹徳幸 |
| 音楽 | 手塚理 |
| 美術監督 | 小山俊久 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | 竹内順子「Chie to Yuuki da! Medarotto (Wisdom and Courage! Medarot)」 |
| ED | 仙台エリ「やっぱり君が好き!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゲームボーイのメダロットをやっていたから、アニメが始まったときの興奮は今でもわかる。あのカセット版の地味なドット絵しか知らなかったのに、TVでイッキとメタビーが動いてしゃべっている。「ロボバトル」という言葉が画面の中で当たり前のように使われていて、子ども心に「自分の遊んでいた世界が本物になった」と思った。
2回目以降に見直すと気づくのは、最初に抱いた「キッズアニメ」という印象がけっこうズレていたということだ。イッキとメタビーの関係は、主人と相棒というより、どちらかというと対等か、むしろメタビーのほうが格上に見える瞬間がある。子ども向けの外皮をまとっているが、その下に流れているものは少し違う。
「言うことを聞かないパートナー」こそが、成長の本体だった
メダロットを単純なバトルアニメとして見ると、イッキは「仲間と絆を深めて強くなる少年主人公」に見える。でも実際に画面を追っていくと、メタビーはイッキの言うことをまともに聞かない。むしろ積極的に反抗する。命令を無視し、勝手に動き、自分の判断で戦う。ふつうの少年アニメなら「主人公の心が成長したとき、仲間もついてくる」という構造を取るが、メダロットはそこをわざとずらしている。
メダロットの意識はメダルに宿っている、という設定がここに効いてくる。メタビーは道具でなく、確固たる意思を持った存在だ。イッキはメタビーを「手に入れた」と思っているが、メタビー側から見れば別の話がある。この非対称性が、イッキの成長を単なる「努力と友情」ではなく、「自分の思い通りにならないものと向き合い続けること」として描くことを可能にしている。
竹内順子がメタビーを演じているのが、この構造を強固にしている。竹内順子の声は芯が強く、主張を引っ込めない。あの声でメタビーが「そんなの関係ない」と言い放つとき、これは言葉で押さえ込めないキャラクターだとはっきりわかる。近藤孝行演じるカンタロスとの場面では対照的なベクトルが出て、バトルの緊張感に声の質感がきちんと乗っていた。
1999年放送という時代を考えると、この「パートナーが言うことを聞かない」という設定は珍しかった。ポケモンでさえ基本的にトレーナーの指示に従う。メダロットがそこから外れたのは、たぶん意図的な選択だったと思う。主人公が成長するためのコストを、「強い敵と戦う」ではなく「制御できない存在と共存する」に置いた。その分だけ、見ていて地味に刺さるものがある。
特に刺さったシーン
序盤、イッキがメタビーを使いこなせずに負け続けるくだりは、子どもの頃は「早く強くなれよ」と思って見ていた。でも大人になってから見ると、あの一連が全部必要だったとわかる。メタビーは弱いのではなく、イッキと噛み合っていない。その「噛み合わなさ」を丁寧に描いているから、後から二人の関係が変化したときに重みが出る。
竹内順子の演技で特に記憶に残っているのは、メタビーが理屈抜きで戦い始める場面だ。指示でも感情の爆発でもなく、ただ「そうするしかないから動く」という瞬間。ああいう静かな確信のある演技は、あの声域でしか出ない。高い声で熱血をやっているのではなく、低く抑えた中に信念がある。子ども向けアニメの枠の中でそれをやっているのが、見直すたびに発見がある理由だと思う。
読んで見たくなったら——『メダロット』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゲームボーイ版メダロットを遊んでいた世代(あの感触が映像でよみがえる)
- 「言うことを聞かない仲間」との関係が好きな人(ナルトのナルト×九尾的な構造が好きな人)
- 1990年代後半のTVアニメの空気感に耐性がある人
- 竹内順子の仕事を追っている人
- バトルより人間関係のグラデーションが気になる人
合わない人
- 1話完結型の薄い話数を飛ばせない人(中盤は正直テンポが落ちる)
- 作画クオリティに一定水準を求める人(1999年のTV予算、容赦なく揺れる)
- バトルの戦略性・駆け引きを期待している人(そこはゲームのほうが上)
- 主人公が序盤から強い作品が好きな人
次に見るなら
同じ「少年×ロボット相棒」の空気感で見るならビーダマン爆外伝。当時のコロコロ枠でメダロットと同じ匂いがする。バトルよりキャラクターの関係性で引っ張るつくりで、見比べると1990年代後半のキッズアニメが何を大事にしていたかが見えてくる。
「制御できないパートナーとどう向き合うか」というテーマで続けて見るならデジモンアドベンチャーがいい。デジモンも進化の条件が「パートナーの感情」に依存していて、言ってしまえば主人公側がコントロールしきれない存在だ。メダロットと並べると、同時期にそのテーマを掘ろうとしていた作品がいくつもあったことがわかる。
もう少し現代的な文脈で見たいなら鉄のラインバレル。ロボットに選ばれる側の人間の器の話で、「なぜこいつが選ばれたのか」という問いが全編を通じて走っている。メダロットのメダルがイッキを選んだ理由、というものを掘りたくなった人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『メダロット』はdアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。1999年放送の名作を手軽にストリーミングで楽しめますので、往年のファンの方も、初めて触れる方も、ぜひこの機会に視聴してみてください。
