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魔法つかいプリキュア!
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 50話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
13歳の朝日奈未来は、公園に謎の物体が落ちるのを目撃する。ぬいぐるみのモフルンを持って確認に行くと、箒で飛ぶリコという女の子に出会う。未来は多くの質問をぶつけ、リコは何かを探していることを説明する。二人は似たような魔法少女の衣装を身につけていることに気付く。
作品概要・あらすじ
あらすじ
中学2年生の朝日奈未来は、空から謎の物体が落ちるのを目撃し、大切なぬいぐるみ「モフルン」を手に公園へと向かう。そこで出会ったのは、箒に乗って飛ぶ不思議な少女・リコ。魔法世界の「魔法つかいの学校」に通うリコは、ある大切なものを探してこの世界に来たと話す。不思議なことに、ふたりは同じ形の変身アイテムを持っていた。好奇心旺盛な未来と、不器用だけれど一生懸命なリコ。対照的なふたりは共鳴し、キュアミラクルとキュアマジカルとして力を合わせて戦い始める。
みどころ・魅力
① 魔法世界と現実世界を行き来するダブルセッティング
本作の最大の特徴は、現代日本と魔法学校のある「魔法界」を舞台に物語が展開する点。ホウキで空を飛び、呪文で魔法を操るファンタジー色豊かな魔法界の描写が、日常パートとのコントラストをつくり出し、冒険感あふれる世界観を楽しめます。
② 凸凹コンビが紡ぐ「友情の成長物語」
明るく好奇心いっぱいの未来と、プライドが高く不器用なリコという対照的なふたりの関係が物語の核心。ぶつかりながらも互いを認め合い、信頼を深めていく過程が丁寧に描かれており、友情の尊さがじっくりと伝わってきます。
③ モフルンをはじめとするキュートなキャラクター
未来の相棒ぬいぐるみ「モフルン」は本作のマスコット的存在で、物語の重要なカギを握ります。変身アイテム「リンクルストーン」も宝石をモチーフにしたデザインで、アクセサリー感覚で楽しめる要素が充実。コレクション欲をくすぐる仕掛けも見どころのひとつです。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 三塚雅人 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 村山功 |
| キャラクターデザイン | 宮本絵美子 |
| 音楽 | 高木洋 |
| 美術監督 | 増田竜太郎 |
| OP | 北川 理恵「Dokkin♢魔法つかいプリキュア!」 |
| ED | キュアミラクル「CURE UP↑RA♡PA☆PA!〜ほほえみになる魔法〜」 |
| ED | キュアミラクル「魔法アラ・ドーモ!」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
プリキュアはもう把握するのを諦めて久しい。毎年やるし、毎年子どもたちは熱狂するし、気づいたら違うシリーズになってる。そういうシリーズだと思って距離を置いていたのに、2016年の『魔法つかいプリキュア!』は知り合いが「堀江由衣と高橋李依が主役格で出てるよ」という一言で見始めた。これが割とずるい引き込み方で、この二人が絡んでるなら最初の数話だけでも——という軽い気持ちで再生した。最初は「また王道だな」と思っていたのが、リコというキャラクターの引っ込み思案と頑固さのバランスが妙に引っかかって、いつの間にか最後まで見ていた。2周目は音楽を意識して見ていたのだが、変身シーンの音楽構成がかなり丁寧に作られていることに気づいて、1周目と印象が変わった。
「できない子」と「すごい子」が、対等になる話
この作品の核にあるのは、能力差がある二人の関係性が「補完」ではなく「対等」に変化していく過程だと思う。朝日奈みらいは魔法が使えない普通の人間で、リコは魔法学校の生徒だが魔法の制御が苦手。最初の関係性は「魔法の世界に迷い込んだ素人と、魔法は使えるが不器用なプロ」という構図に見える。ところがこの作品はその構図を解体していく。
みらいは魔法が使えない代わりに、驚くほど臆せずに状況に飛び込む。好奇心が先行して、恐怖の処理が後から来るタイプ。高橋李依の演技が面白いのはここで、「怖がってないわけじゃないけど踏み出してしまう」みらいの矛盾を声のテンションで表現している。驚き方がわずかに「え、やばくない?」と入って、でも体は前に出ている。
リコ側は堀江由衣で、これが絶妙なキャスティングだった。堀江由衣は「完璧を装っているが実は不器用」という役の説得力が高い。リコはプライドが邪魔をして素直になれないタイプなのだが、その硬さが徐々に解けていく過程に嘘がない。魔法が上手くいかないシーンでの微妙な悔しさの乗せ方が、記号的な「失敗して落ち込む」ではなく、もっと内向きの、自己評価と向き合っている感じがした。
プリキュアシリーズとして珍しいのは、この二人が「違う世界の出身」であることを最後まで課題として扱っている点だ。単に仲良くなって解決、ではなく、物理的・文化的な距離を抱えたまま関係を作っていくことの難しさと誠実さが底に流れている。子ども向けとして作られているのに、人間関係の本質的な部分——相手の「できない」を受け入れながら対等でいるということ——をちゃんと描いている。これは2周目で気づいたことで、1周目は単純に二人の関係が好きで見ていたのが、2周目でその構造が見えてきた。
特に刺さったシーン
リコが自分の失敗を誰かに打ち明けるシーンが序盤にある。魔法学校でずっと「できない自分」を隠し続けてきたリコが、みらいに対してだけは素直になれる瞬間。堀江由衣の声が、ここだけ少し低くなる。台詞の内容は単純でも、声の質感が変わることで「今だけ鎧を脱いでいる」のが伝わってくる。このシーンで思わずリモコンを置いた。
悪役陣では遊佐浩二のバッティが終盤に向けて印象が変わっていくのも見どころで、最初は単純な敵キャラとして処理していたのが、2周目では早い段階から「この人は何かを失ったあとの人間として動いている」という演技の筋が読めて、台詞の重さが全然違った。小林ゆうのスパルダも、テンション高めの役でありながら芯が通っていて、喜劇的な表面の下に確かな意志があるキャラクターとして機能している。
読んで見たくなったら——『魔法つかいプリキュア!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 堀江由衣・高橋李依・早見沙織の演技を追いかけているリスナー
- プリキュアシリーズに触れたことがなく、とっかかりを探している大人
- 「違う環境で育った二人が関係を作っていく」系の物語が好きな人
- 変身・戦闘よりもキャラクター間の感情の機微を重視して見るタイプ
- 魔法学校もの・異世界から来た少女系ファンタジーが守備範囲の人
合わない人
- 戦闘シーンのアクション密度に期待する人(本作は感情面が主軸)
- 毎年リセットされるシリーズ物の構造が苦手で、完結した物語を求める人
- 子ども向け特有のテンポ感——説明が丁寧すぎる展開——が気になるタイプ
- 敵側の掘り下げに積極的な作品を期待している人(主役二人に集中している)
次に見るなら
ふたりはプリキュア——プリキュアの原点で、「二人が対等に戦う」という構造を最初に作った作品。魔法つかいの二人組の関係性が気に入ったなら、そのフォーマットの出発点を見ておくのは無駄にならない。2004年作だが映像含めて今見てもキャラクターの関係性は古くなっていない。
スター☆トゥインクルプリキュア——異世界の存在と地球の少女が出会う構造が近い。宇宙を舞台にしているぶん設定の派手さはあるが、「違う文化・価値観を持つ者が共存する」テーマはつながっている。早見沙織が主要キャストに入っているので、魔法つかいからそのまま続けて見るのに抵抗がない。
魔法少女まどか☆マギカ——ジャンルの空気は真逆だが、「魔法少女であること」の意味を問い直す作品として対比で見ると面白い。魔法つかいの肯定的な魔法観を見た後で見ると、その違いが際立つ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『魔法つかいプリキュア!』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、すでにいずれかに加入している方はすぐに視聴を始められます。気になる方はぜひお気に入りのサービスからチェックしてみてください。



