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新・天地無用!
| 放送年 | 1997年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | AIC |
天地は普通の生活を求めて東京へ引っ越す。そこで桜矢という少女と出会い、二人は恋に落ちる。しかし桜矢は地球を支配し天地を倒すため、暗い邪悪な力によって創造されていた。天地は愛、友情、生活のバランスを取りながら、最後の地球防衛戦に挑むことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
普通の生活を求め単身東京へ旅立った天地は、出会った少女・桜矢に惹かれ、やがて恋に落ちる。一方、岡山に残されたライアらおなじみの面々も天地を追って上京を画策する。しかし桜矢には、暗い邪悪な力によって地球征服と天地打倒のために創り出されたという秘密が隠されていた。愛と友情と日常生活のバランスの中で、天地は宿命の最終決戦へと向かっていく。みどころ・魅力
① 新ヒロイン・桜矢との純愛ロマンス
本作最大の特徴は、天地無用!シリーズ初の本格的な一対一の恋愛描写。桜矢との甘酸っぱいロマンスが物語の軸となっており、従来のハーレム的な展開とは一線を画す純愛ストーリーが新鮮。二人の関係の行方と、桜矢に隠された秘密の真相が最後まで視聴者を引きつける。② 独立した世界観で初見者にも入りやすい
本作はOVA版や旧TVシリーズとはまったく独立した設定・世界観で制作された完全新作。おなじみのキャラクターたちが新デザインと新たな人間関係で登場するため、シリーズ未経験者でも違和感なく楽しめる入門作としても機能している。③ コメディからシリアスへの大きな振れ幅
序盤は東京での日常を描くゆるいコメディ路線で進むが、終盤は一転して宇宙規模の壮大な決戦へと発展する。落差の大きな展開が感情の起伏を生み出し、笑いあり涙ありの全26話を飽きさせない構成になっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高本宣弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 関島眞頼 |
| 原案キャラデザ | 梶島正樹 |
| キャラクターデザイン | 中澤一登 |
| 音楽 | 菊池俊輔 |
| 音響監督 | 本田保則 |
| OP | リンダ 山本「夢はどこへいった」 |
| ED | 水谷優子「やめられない やめられない」 |
| ED | 飯塚雅弓「かたおもい」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
天地無用って、今いくつシリーズがあるんだろうと指折り数えたことがある。OVA、GXP、ロンバーグ……全部追ってる人間がどこかにいるとしたら、それはそれで頭が下がる。「新・天地無用!」もそのひとつで、最初は「またか」くらいの温度で見始めた。1997年のテレビシリーズで舞台が東京に移り、OVAとは別の物語になると知ってはいたが、「宇宙人がわちゃわちゃするやつ」という先入観を持ったまま再生ボタンを押した。
ところが序盤で思ったより引っかかってしまった。天地が東京に出て、桜矢という普通の女の子と出会う入りが、OVAの「地下から宇宙人が出てくる」とは違ってずっと地に足がついている。2回目に見たとき、この「普通感」が意図的な設計だったと気づいた。後半の落差を作るための溜めとして機能しているのだと。
「作られた感情」でも、それは本物かという話
新・天地無用!の核心は、ラブコメのふりをしたかなり意地悪な問いかけだと思っている。桜矢は天地を倒すために暗い力によって「作られた」存在として設定されている。つまり彼女が天地に向ける感情は、最初から目的のために仕込まれたものかもしれない。
でもそこで終わらない。物語が進むにつれ、桜矢が本当に天地を好きになっているとしか見えない瞬間が積み重なっていく。それが「プログラムの実行」なのか「本物の気持ち」なのか、作品はずっとあいまいなまま進む。SFの古典的な問いではあるんだけど、天地無用のパッケージに包まれてくると、ラブコメとして流せてしまう分、刺さったとき深い。
個人的に面白いと思うのは、この問いの「被害者」が天地ではなく桜矢のほうだという点だ。天地は最終的に戦う側に回るが、桜矢はずっと自分が何者なのかを抱えたまま動いている。感情移入の軸が途中でずれていくのが、この作品を単純なハーレムものと分けている部分だと思う。
幽戯役の矢島晶子さんの演技は、こういった複雑な情動を乗せるのがうまく、セリフの裏に何かがある感じが絶妙だった。折笠愛さんの白眉魎呼も、どこかトリックスター的な立ち位置で物語の緊張を調整している。この二人が作り出す空気が、重くなりすぎる話を引き戻していた。
特に刺さったシーン
終盤、桜矢の正体が明らかになっていくくだりでの天地の反応が好きだ。「知っていても変わらない」という態度で向き合う場面で、このシリーズの天地ってこういう人間だったっけと再確認した。OVAの天地と微妙にキャラクターが違うのに、芯の部分は一致しているのが不思議だった。
高木渉さんの秀眞が絡む場面のテンポも好きで、2回目以降はそこを待ちながら見ていた。高木さんはどんな役でも「そこにいる感」があり、脇に回るほど画面が締まる。緒方賢一さんの阿座化も同様で、ベテランが揃っている分、シーン全体の重心が安定している。水谷優子さんの九羅密美星は、声だけで「あ、この人は面倒くさい」と瞬時に伝えてくる一方で、要所で物語を動かす軸になっていた。
読んで見たくなったら——『新・天地無用!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代テレビアニメのテンポや演出が好きな人
- 天地無用シリーズを一通り追ってみたい人
- ラブコメの中にSF的な問いが仕込まれているのが好きな人
- 折笠愛・矢島晶子・水谷優子など90年代女性声優の全盛期の仕事が聴きたい人
合わない人
- OVA版天地無用!のキャラクターや世界観を期待して見ると別物なので肩透かしを食らう
- 1クール完結で展開がかなり圧縮されるため、丁寧な描写を求める人には向かない
- ハーレム構造そのものが苦手な人
次に見るなら
同じ天地無用の系譜なら天地無用! in Loveを。テレビシリーズとは別軸の劇場版で、「作られた運命と本物の感情」というテーマがより凝縮されている。こちらを先に見てから新・天地無用!に戻ると、また見え方が変わる。
宇宙人ヒロインとの地に足ついたラブコメという意味では万能文化猫娘も近い。1998年のOVAシリーズで、新・天地無用!と同じ時代の空気を持っている。ヒロインのキャラクター設計の思想が似ていて、見比べると90年代のこのジャンルの型が見えてくる。
「作られた存在が感情を持つ」というSF要素をもっと深追いしたいならちょびっツも候補に入れていい。2002年のテレビシリーズで、新・天地無用!より数年後に同じ問いを正面から描いた作品だ。ラブコメとして消費することもできるが、何かが引っかかると急に見え方が変わる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『新・天地無用!』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。主要な動画配信サービスに対応しているため、普段ご利用のプラットフォームからすぐに視聴を始められます。天地無用!シリーズの独自路線として純愛ストーリーを楽しめる本作を、ぜひチェックしてみてください。
