劇場版 戦国BASARA -The Last Party-

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2011劇場版 戦国BASARA -The Last Party-

劇場版 戦国BASARA -The Last Party-

★ 3.6 / 5.0アクション
放送年2011年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ゲーム

物語は豊臣秀吉による紛争が終わった後、関ヶ原の戦いで日本の将軍が決定される前の時代を舞台としている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

豊臣秀吉との死闘を経て、乱世はひとまず静まりを見せていた。しかし、次なる天下統一を賭けた関ヶ原の戦いが迫る中、奥州の伊達政宗、甲斐の武田信玄をはじめとする猛将たちが再び動き出す。それぞれの信念と野望がぶつかり合う激動の時代を、TVシリーズの集大成として描く完全新作劇場版。

みどころ・魅力

① TVシリーズの集大成にふさわしい超高密度バトル

劇場版ならではの作画クオリティで、歴代キャラクターたちが一堂に集結。秀吉亡き後の権力の空白に群雄が割拠する構図が、惜しみないアクション演出で描かれる。TVシリーズを見た視聴者ほど感情移入できる、圧巻の戦闘シーンが展開する。

② 個性豊かなキャラクターたちの決着と新たな関係性

政宗・幸村をはじめとするおなじみの武将たちが、関ヶ原という歴史的決戦に向けてそれぞれの信念をぶつけ合う。コミカルな掛け合いと熱い友情・ライバル関係が同居した独特の世界観が健在で、キャラクターファンにはたまらない展開が続く。

③ 高揚感あふれる音楽と演出の完成度

シリーズ通じて人気の高いロック調BGMが劇場スケールで鳴り響き、バトルシーンの熱量をさらに引き上げる。TVシリーズを知らない人でも楽しめる入門作としての側面も持ちつつ、ファン向けの伏線回収と感情的なクライマックスが丁寧に用意されている。

キャスト・声優一覧

石田三成
石田三成
メイン
関智一
伊達 政宗
伊達 政宗
メイン
中井和哉
真田幸村
真田幸村
メイン
保志総一朗
徳川 家康
徳川 家康
メイン
大川透
浅井長政
浅井長政
サブ
辻谷耕史
片倉小十郎
片倉小十郎
サブ
森川智之
猿飛佐助
猿飛佐助
サブ
子安武人
毛利 元就
毛利 元就
サブ
中原茂
お市
お市
サブ
能登麻美子
武田信玄
武田信玄
サブ
玄田哲章
明智光秀
明智光秀
サブ
速水奨

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スタッフ

監督野村和也
キャラクターデザイン大久保徹
音楽澤野弘之
音響監督岩浪美和
OPT.M.レボリューション「Flags」
EDT.M.レボリューション「The Party Must Go On」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——「ゲームの映画化」という先入観と、裏切られ方について

戦国BASARAといえばゲームの印象が強い。あの独特のテンション、史実を完全に無視した武将たちの超人バトル、「参る!」を叫びながら六爪を振り回す政宗。そのゲームの世界観をアニメ化した劇場版、しかも「Last Party」という名前がついている。つまり完結編だ。

テレビシリーズをそれなりに追っていたので、劇場に足を運ぶかどうか少し迷った。ゲームの映画化・アニメ化は「原作ファンが見るもの」であることが多く、それ以上でもそれ以下でもない作品に仕上がることが珍しくない。でも「Last Party」というタイトルには、終わりの匂いがある。最後の宴。散り際を描くものは、どんなジャンルでも油断できない。

で、見てみると——想定より重かった。豊臣が終わり、次の時代の形が決まる前の、あの宙ぶらりんな期間を舞台にしている。戦が終わったのに、誰も終わり方を知らない。そのやるせなさを、アクション映画の形式で包んでいる。2回目に見たとき、序盤のテンションの高さが実は全部「空元気」だと気づいた。

「勝利の後」を生きられない男たちの話

戦国BASARAというコンテンツは、基本的に「戦うことに意味がある男たち」の物語だ。強い敵がいて、拳を交えて、魂がぶつかり合う。ゲームとしては完璧な構造だし、テレビシリーズもその文法で成立していた。

ところが「The Last Party」が扱うのは、その構造が崩れた後の世界だ。豊臣秀吉という「最大の敵」が消えた後、関ヶ原という「次の決戦」が始まるまでの空白。この物語が本当に描いているのは、バトルではなくて、戦うことしか知らない人間が「その後」をどう生きるか、という問いだと思う。

石田三成という人物がその問いの核にいる。関智一の演じる三成は、豊臣への忠義を軸にした男だ。主君が消えた世界で彼はどこへ向かうのか。忠義の対象を失った武将の行動原理は何になるのか。関智一という声優は感情の爆発より「内側で燃えているもの」を出すのが上手い人で、三成の台詞の端々に、自分でも制御できない熱量と、その熱量の行き場のなさが同時に滲む。

一方で猿飛佐助——子安武人が演じる——はその反対の機能を持つキャラクターとして動く。子安武人の声には独特の「余裕の皮」があって、その皮が剥がれたときの素の声の重さが毎回効く。佐助の軽口は、三成の重さへの対照として置かれていると気づくと、序盤のやり取りが別の意味を持つようになる。

片倉小十郎役の森川智之も同じ系統の仕事をしている。主君への忠義と、自分自身の信念のあいだで静かに立っている人間を、森川は台詞の温度で表現する。叫ばない。でも熱い。そういう役の積み重ねが多い声優で、小十郎は彼の「本領」が出やすい役だと思う。

この映画が単なる「テレビシリーズの締め」ではなく、独立した作品として成立しているのは、「勝った後の虚無」を正面から扱っているからだ。戦国BASARAの武将たちは全員、戦うことで自分の存在理由を確認してきた。その確認手段が奪われたとき——あるいは奪われようとしているとき——人はどうなるか。能登麻美子が演じるお市の存在は、その問いをさらに複雑にする。柔らかい声のなかに、修復不可能な何かを宿しているお市は、「戦わない人間にとっての戦国時代」を体現している。

特に刺さったシーン

終盤の関ヶ原前夜、敵対する陣営の人間たちが互いの意志を確認し合う場面がある。殺し合う理由と、それでも認め合っている事実が同じ画面に同居する瞬間で、「戦国BASARAでこれをやるのか」と思った。

劇場の音響で見たのが正解だった。アクションシーンの爆音はそれとして気持ちいいのだが、この作品で刺さったのはむしろ声のシーンだ。大スクリーンで、子安武人関智一の声が正面からぶつかってくる体験は、テレビのスピーカーでは再現できない密度がある。二人ともキャリアが長い分、「どこで力を抜くか」を知っていて、それが静かなシーンの重量感に直結している。

もうひとつ、能登麻美子のお市が終盤に放つ台詞が短いのに後を引く。台詞の長さと感情量が反比例しているシーンで、映画館で見た人間と配信で見た人間では受け取り方が変わりそうな、音量の問題ではなく「場の静けさ」が意味を持つ種類の台詞だった。

読んで見たくなったら——『劇場版 戦国BASARA -The Last Party-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 戦国BASARAのテレビシリーズを見ていて、きちんと終わりを見届けたい人
  • 子安武人関智一森川智之能登麻美子のファンで、この座組を劇場クオリティで見たかった人
  • 「熱血アクションの皮を被った、別のジャンルの映画」を掘るのが好きな人
  • 歴史上の人物をモチーフにしたキャラクターが、史実と関係ない形で動くことを楽しめる人
  • 2時間以内に完結する、重すぎない劇場版アクションを探している人

合わない人

  • テレビシリーズ未視聴で、本作から入ろうとしている人(人間関係の前提がある)
  • 史実の戦国時代を重視していて、BASARAの超解釈が生理的に無理な人
  • アクション演出よりもドラマの密度を優先する人(バランスは前者寄り)
  • 「完結編」に過剰な期待をする人——すべての謎が解決する種類の終わり方ではない

次に見るなら

「勝者のいない戦い」の後味が好きだったなら、劇場版 コードギアス 復活のルルーシュ。革命が終わった後の世界で、死んだはずの男が「それでも戦う理由」を探す話で、「勝利の後に何が残るか」という問いへの答え方が本作とは全く違う角度から来る。劇場音響の作り方が丁寧な作品でもある。

キャラクターのぶつかり合い方が気持ちよかったなら、活撃 刀剣乱舞。刀を擬人化したキャラクターが史実の戦場で動くという設定で、BASARAと同じ「歴史×超人バトル」の文法を別の形で展開している。こちらはテレビシリーズだが、作画・音楽ともに劇場版に近いクオリティがある。dアニメストアで見られる。

能登麻美子の仕事がよかったなら、劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOMEに進んでも面倒なことにはならない。ジャンルは全く変わって日常系になるが、能登の声が「場の静けさを作る」機能を発揮しているという意味では構造的に近いものがある。U-NEXTで配信中。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『劇場版 戦国BASARA -The Last Party-』は、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスも見放題プランに対応していますので、TVシリーズと合わせて一気に楽しむことができます。戦国BASARAの世界観を劇場クオリティで体験したい方は、ぜひこの機会にご視聴ください。

よくある質問

Q. TVシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. 主要キャラクターの関係性はある程度説明されますが、TVシリーズ(第1期・第2期)を先に視聴しておくと各武将の背景や因縁が分かり、より深く楽しめます。まずはTVシリーズからの視聴をおすすめします。
Q. dアニメストアとU-NEXT、どちらで見るのがお得ですか?
A. アニメを多く視聴するならdアニメストア(月額550円)がコスパ優秀です。映画・ドラマも含めて幅広いジャンルを楽しみたい場合はU-NEXTが向いています。どちらも無料トライアル期間があるので、まず試してみるのがおすすめです。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本作の上映時間は約90分です。劇場版として密度の高い内容がまとまっているため、休日に一気に視聴するのにちょうどよい長さです。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. TVアニメ第1期(2009年)・第2期「戦国BASARA弐」(2010年)が本作の前日譚にあたります。本劇場版はシリーズの完結編として制作されており、まずTVシリーズ2作を視聴してから本作を見るのが推奨の順番です。

まとめ

『劇場版 戦国BASARA -The Last Party-』は、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスも見放題プランに対応していますので、TVシリーズと合わせて一気に楽しむことができます。戦国BASARAの世界観を劇場クオリティで体験したい方は、ぜひこの機会にご視聴ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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