機動警察パトレイバー NEW OVA

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1990機動警察パトレイバー NEW OVA

機動警察パトレイバー NEW OVA

★ 3.8 / 5.0コメディメカSF
放送年1990年
フォーマットOVA
話数16話
原作オリジナル
制作Sunrise

特車二課は、イングラム パトロールレイバーロボットと共に任務に戻った。ゴト隊長率いるメンバーたちは勇気とイングラムを駆使し、東京の犯罪と戦う。彼らは仕事のかたわら、個人的な問題や超自然現象にも立ち向かう。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

近未来の東京を舞台に、警察の特車二課がレイバーと呼ばれる人型機械を駆り、日々の犯罪に立ち向かう群像劇。ゴト隊長の下、個性豊かな隊員たちが任務をこなしながら、チームの人間関係や奇妙な事件、時には超常現象にまで巻き込まれていく。熱血な泉野明と相棒の太田功を中心に、笑いとシリアスが交差する近未来の警察ドラマが全16話にわたって描かれる。

みどころ・魅力

① ゆるさと熱さが同居するユニークな群像劇

特車二課の隊員たちは個性派ぞろい。コメディ色の強い回とシリアスな回が絶妙に入り混じり、飽きさせない構成が魅力。単純なメカアクションに留まらず、人間ドラマとしての深みも持ち合わせた作品です。

② リアルで重厚なレイバー描写

人型機械「レイバー」の動きや整備シーンが丁寧に描かれ、機械の存在感が画面からリアルに伝わります。90年代OVAとは思えない高水準の作画と、メカの質感へのこだわりは今も色褪せません。

③ 近未来・東京という精巧な世界観

レイバーが社会に普及した近未来の東京が細部まで作り込まれており、SFとしてのリアリティが高い点も見どころです。日常と非日常が混在するこの世界観は、視聴者を独特の雰囲気に引き込みます。

キャスト・声優一覧

篠原遊馬
篠原遊馬
メイン
古川登志夫
泉野明
泉野明
メイン
冨永みーな
太田功
太田功
メイン
池水通洋
斯波繁夫
斯波繁夫
サブ
千葉繁
バドリナート・ハルチャンド
バドリナート・ハルチャンド
サブ
琢真合野
後藤喜一
後藤喜一
サブ
大林隆介
南雲しのぶ
南雲しのぶ
サブ
榊原良子
熊耳武緒
熊耳武緒
サブ
横沢啓子
リチャード・王
リチャード・王
サブ
鈴置洋孝
黒崎
黒崎
サブ
土師孝也
進士幹泰
進士幹泰
サブ
二又一成
山崎ひろみ
山崎ひろみ
サブ
郷里大輔

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スタッフ

監督吉永尚之
OP冨永みーな「コンディション・グリーン~緊急発進~」
OP富永美意那「守りたいの」
OPダイゾー「YOU ARE THE ONE」
OP谷本 憲彦「IDLING for you」
ED兵藤まこ「パラダイスの確率」
ED富永美意那「マイペース〜My Way My Pace〜」
ED兵頭真子「100カラットの未来」
EDダイナマイトしげ「LONG SILENCE」
ED川井憲次「Wings to the Dream」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ずっと「ちゃんと見なきゃ」リストに入れたまま放置していた作品の筆頭だった。パトレイバーというブランドは知っていても、旧OVA・TV版・劇場版・NEW OVAとシリーズが複雑に絡まっていて、何から手をつければいいか毎回わからなくなって諦める、を繰り返していた。

このNEW OVA(1990年)は、1988年の旧OVAを引き継ぐ正統な続編だ。劇場版1作目とも時系列が重なりながら展開するコアファン向けの構成で、旧OVAを先に見ていることが大前提。いきなりここから入ると人物関係が把握しきれない。

見始めた動機はSFとメカだったのに、数話も経たないうちに「これは職場ドラマだ」と認識を改めることになった。イングラムは確かに格好いい。でも見た後に残るのは、特車二課という組織の日常とそこにいる人間たちの話だった。2周目に入ってようやく、その構造が最初から意図的だったことに気づいた。

巨大ロボットは「道具」にすぎない——特車二課という職場の話

パトレイバーというタイトルに「パトロールレイバー」という意味がある通り、この作品に登場するイングラムはあくまで「パトロール用の作業機械」だ。SF的なガジェットでも、少年の夢の具現化でもない。予算を食い、整備に手間がかかり、操縦ミスをすれば民間施設に突っ込んでしまう——そういう意味での「道具」。

NEW OVAが面白いのは、この「ロボット=道具」という設定を徹底したことで、むしろ人間の話を正直に描けるようになっている点だと思う。ゴト隊長が部下の暴走を黙認しながら組織内の面倒をこっそり処理したり、南雲しのぶが現場の無秩序をギリギリのところで制御しようとしたり。イングラムが画面に出ていない回でも、物語は十分に動いている。

「この作品は単なるメカアクションではない」という言い方はありきたりだけど、パトレイバーの場合はもう少し具体的に言える。これは「中間管理職の物語」だ。命令系統と現場の乖離、予算と理想のギャップ、組織の論理と個人の倫理——こういった話を、1990年という時代にロボットアニメのフォーマットを使って描いた作品として、今見てもちゃんと刺さる。

コメディ色が強い回も多いが、それが緊張感を殺しているというより、日常の質感を出すために機能している。職場コメディとしての精度が高いから、たまに現れる真剣な話の重さが際立つ。そのメリハリの付け方が、シリーズ全体を通して一番巧みな部分かもしれない。

2周目で気づいたのは、各キャラクターの「立ち位置」の一貫性だ。野明の無鉄砲さと太田の猪突猛進ぶりは笑いの源泉でありながら、同時に「現場でしか通用しない正直さ」として機能している。後藤隊長の飄々とした管理スタイルは、一見いい加減に見えて実は組織の緩衝材として精密に計算されている。シリーズを通して見ると、キャラクターの行動原理がブレていないことに気づく。

特に刺さったシーン

榊原良子が演じる南雲しのぶの声が、このシリーズで一番記憶に残る。怒鳴るわけではない。静かに、でも明確に「ダメなものはダメ」と言い続ける声。序盤の、野明たちが無断で出動しかけるシーンでしのぶが制止する場面、あの一声でキャラクターの全体像が伝わってくる感じがあった。声優の仕事として純粋に水準が高い。

千葉繁演じる斯波繁夫は、登場した瞬間から「この人が絡む回は絶対に何か起きる」というアラートが立つ。軽薄そうに見えて実は芯のある演技の幅が、このキャラクターによく合っている。コメディ回での掛け合いは特に聞いていて楽しい。

土師孝也の黒崎は、組織の論理を体現しているようなキャラクターで、声の質感がその「硬さ」に合っていた。あまり好かれるキャラクターではないのに、声で妙な存在感が出る。郷里大輔演じる山崎ひろみも、独特の重みがある低音が画面の空気を変えるような場面が何度かあった。声の個性が強い出演者が揃っていて、台詞の掛け合いを聞いているだけで成立するシーンが多い。

個人的に一番テンションが上がったのは、終盤のある対立構図が一気に収束するシーンだ。それまで個別に動いていたキャラクターたちが同じ目標に向かって動き始めた瞬間の、台詞のやりとりの密度が変わる感じ——「この作品本気出したな」と思ったタイミングだった。2回目に見ると、その伏線が序盤から丁寧に置かれていたことがわかって、余計に好きになった。

読んで見たくなったら——『機動警察パトレイバー NEW OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 旧OVAかTV版を見ていて、特車二課のキャラクターに愛着がある人
  • 職場ドラマとしてのアニメが好きな人(組織の摩擦・命令系統のズレが面白いと感じる人)
  • 1980〜90年代のアニメ演出・作画の質感を楽しめる人
  • コメディ回と真剣な回が混在するオムニバス的な構成が好きな人
  • 榊原良子千葉繁など当時の声優陣の演技を聞き直したい人

合わない人

  • パトレイバーシリーズ未経験でいきなりここから入ろうとしている人(前提知識なしでは人間関係が掴みにくい)
  • 毎話しっかりしたロボットアクションを期待する人(そういう作品ではない)
  • 一話完結でテンポよく進む構成を求めている人(日常系の間の取り方が肌に合わないと長く感じる)
  • 近年のアニメの作画・演出基準を基準にする人

次に見るなら

機動警察パトレイバー THE MOVIE——NEW OVAと時系列が重なる劇場版1作目。押井守が演出を担当し、同じキャラクターが全く違うトーンで動く。コメディ色の薄い引き締まった都市犯罪サスペンスで、NEW OVAで人物関係を掴んだ後に見ると、キャラクターの別の側面が見えてくる。dアニメストア・U-NEXT・Hulu等で視聴可能。

WXIII 機動警察パトレイバー——シリーズ第3の劇場作品。特車二課はほぼ脇役で、重厚な刑事ドラマとして独立している。「パトレイバーをちゃんと見た人が最後にたどり着く作品」という立ち位置で、シリーズへの愛着が深まってから見ると効く。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊——同じく組織と個人、テクノロジーと日常の摩擦を題材にしつつ、パトレイバーよりもトーンが重い。職場ドラマとしての側面よりもSFとしての密度が上がるが、「組織の中で動く人間の話」という軸は共通している。パトレイバーが面白かったなら次にちょうどいい距離感。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『機動警察パトレイバー NEW OVA』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクで楽しめますので、すでに加入中のサービスがあればすぐに視聴を始められます。1話完結のエピソードが多く、どの話数からでも気軽に試しやすい作品です。

よくある質問

Q. 機動警察パトレイバー NEW OVAはどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。各サービスに加入後すぐに視聴できますので、利用中のサービスからチェックしてみてください。
Q. 旧OVAを見ていなくてもNEW OVAから楽しめますか?
A. 1話完結のエピソードが多いため、キャラクターの基本設定を把握していれば問題なく楽しめます。旧OVAから見ると世界観への理解が深まりますが、本作から入っても支障はありません。
Q. 全何話ですか?1話どのくらいの長さですか?
A. 全16話のOVAシリーズで、1話あたり約30分です。まとめて一気見もしやすく、スキマ時間に1話ずつ楽しむこともできます。
Q. ギャグ寄りですか?シリアス寄りですか?
A. コメディとシリアスが回ごとに混在するのが本作の特徴です。笑えるエピソードとハードな展開が交互に描かれるため、幅広い視聴者が楽しめる構成となっています。

まとめ

『機動警察パトレイバー NEW OVA』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクで楽しめますので、すでに加入中のサービスがあればすぐに視聴を始められます。1話完結のエピソードが多く、どの話数からでも気軽に試しやすい作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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