※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ハイランダー
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | MADHOUSE |
不死身のスコットランド人ハイランダー、コリン・マクレオドは、賢明な幽霊アメルガンと共に、数世紀前にケルト平原でコリンの恋人を殺した不死身の暴君マルクス・オクタヴィウスを探して旅をしている。かつての偉大な都市ニューヨークは水没し、マルクス・オクタヴィウスの城塞だけが海上にそびえ立っている。マクレオドは生存者を救うことと…
作品概要・あらすじ
あらすじ
不死の力を持つスコットランド人、コリン・マクレオドは、霊的な導き手アメルガンとともに数世紀の時を旅してきた。彼が追うのは、かつて愛する者の命を奪った不死の暴君マルクス・オクタヴィウス。舞台は水没した未来のニューヨーク——廃墟の海から唯一そびえるオクタヴィウスの要塞に、マクレオドは囚われた生存者たちを救うべく単身挑む。永遠の命をかけた、終わりなき因縁の決着が描かれる。みどころ・魅力
① 水没都市ニューヨークというディストピア世界観
かつての摩天楼が海に沈み、廃墟となったニューヨークを舞台にした近未来設定が強烈なビジュアルインパクトを生む。文明の崩壊と孤独な不死者という組み合わせが、ハイランダーシリーズ独自のダークな叙事詩的トーンを際立たせている。② 数百年を超える因縁と復讐の物語
単なるアクションに留まらず、愛する者を失った不死の男が世紀をまたいで抱き続ける怒りと悲しみが物語の核心にある。短編アニメーションならではの凝縮された語り口で、重厚なドラマを密度高く体験できる。③ Production I.Gによるシャープなアクション作画
日本の実力派スタジオが手がけた映像は、剣戟シーンのダイナミズムとキャラクターの表情描写の両立が高水準。2007年公開作品ながら、スタイリッシュなビジュアルデザインは現在も色褪せない魅力を保っている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 川尻善昭 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 阿部恒 |
| 美術監督 | 池田祐二 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| ED | ヒム「Sacrament」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ハイランダー」と聞いて、まず頭に浮かんだのは90年代に深夜テレビでやってた実写ドラマのほうだった。クイーンの曲が流れて、首を切り落とした瞬間に稲妻が走る、あれ。それのアニメ版、しかも劇場版。2007年製作というのも微妙な時期で、正直あまり期待せずに再生した。
水没したニューヨーク。荒廃した世界に浮かぶ要塞。最初の10分で「ああ、これはちゃんと金かかってるやつだ」とわかる。Production I.Gが手がけてるんだから当然といえば当然なのだが、世界観の密度が思いのほか高くて、気づいたら画面に引き込まれていた。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の水上シーンの光の処理がやたら丁寧なこと。水面の反射と登場人物の影のバランスが、絵としてちゃんと成立している。
「ひとりで生き残ること」の重さ——不死という罰の話
ハイランダーという物語の核心は、実は「不死は祝福か」という問いじゃない。もっと具体的だ。「愛した人間を全員見送ること」が何百年も続いたとき、人はどうなるか。それが問われている。
コリン・マクレオドは不死身だが、彼の周りの人間はみんな死ぬ。恋人を殺された怒りを数百年抱えて生きてきた男が、水没した廃都市に降り立つ。これを「復讐譚」と呼ぶのは正確じゃない。正確に言えば、「喪失を抱えたまま終わりのない時間を生きてきた人間の、清算」の話だ。
山寺宏一が演じるマルカス・オクタビウスが、単純な悪役に見えないのはそのせいだろう。山寺さんは台詞の抑揚で人物の内側にある「疲れ」を滲ませるのがうまくて、この役でもそれが効いている。何百年も生き続けた人間の、ある種の虚無。悪意というよりは倦怠感から来る暴力性。それがマルカスを怖くする。
一方で、林原めぐみ演じる伽羅の存在が物語に奇妙な温度を与えている。林原さんの声はどんな役でも「このキャラクターには意思がある」という確信をこちらに植え付けてくれるのだが、伽羅においてもそれは例外じゃない。幽霊、あるいはそれに近い存在でありながら、画面の中心に居続ける重力がある。
「不死者は孤独だ」というのはフィクションの定型文だが、この作品はそこに「それでも関わり続けてしまう」という人間の性を重ねる。コリンは何度傷ついても、目の前の生存者を見捨てられない。それは英雄的な意志というより、長く生きすぎた者の習慣に近い。そこがリアルだった。
特に刺さったシーン
終盤、コリンとマルカスが決着をつける場面。ここで石塚運昇さん演じるドクの台詞がある。石塚さんの声は地に足がついていて、どんなシーンでも「この人物はこの世界に実在している」という感覚を出してくれる。ドクというキャラクターは物語の中で比較的地味なポジションにいるが、あの声があることでシーン全体が締まる。
高山みなみさんのジョーも印象的だった。高山さんの演技には「若さ」と「必死さ」を同時に出せる不思議な技術があって、ジョーがコリンに食ってかかる場面では思わず前のめりになった。2回目に見ると、あの場面の高山さんの呼吸の間が計算されているのがわかる。
朴璐美さんのダリアは、声だけで「この人物には過去がある」と伝えてくる。登場時間がそれほど長くないにもかかわらず、後半になっても記憶に残っている。それは朴さんの声の密度がそうさせているとしか言いようがない。
読んで見たくなったら——『ハイランダー』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 洋画版ハイランダーを知っている。あのトーンのまま日本のアニメスタジオが作ったらどうなるか、が気になる人
- 不死者・長命者ものの孤独の話が好き。「ヴァンパイアもの」や「時間SFもの」が好きな層
- 声優キャストで選ぶタイプ。林原・山寺・高山・朴・石塚という布陣を見て反応できる人
- 80〜90分でしっかり完結するアニメ映画を探している人
合わない人
- 洋画版を愛しすぎている人。「なぜ日本のアニメに」という気持ちが先に出る場合、素直に楽しめないかもしれない
- キャラクターの感情描写を丁寧に積み上げる作品が好きな人。尺の都合もあって、感情の深掘りよりアクションと世界観に比重が置かれている
- 後味のよい終わり方を求めている人。そういう作品ではない
次に見るなら
メトロポリス(2001年)
同じく水と廃墟と階層社会を舞台にした、手塚治虫原作のアニメ映画。「滅んだ世界を生きる者たちの話」という感触が近い。こちらもProduction I.Gではなくマッドハウス制作だが、都市の密度という点で共鳴する部分がある。
イノセンス(2004年)
押井守監督作。不死や魂の在処を問う哲学的なSFという点で、ハイランダーと同じ問いに違うアプローチで向き合っている。映像の密度と世界観の重さが好きなら確実に合う。
ベルセルク(劇場版・黄金時代篇)
剣と復讐と喪失の話。ダークファンタジーの文脈で「長く生き残ることのコスト」を問う作品を続けて見たい人に。作画スタイルはまったく違うが、テーマとしての暗さと密度が似た読後感を残す。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ハイランダー』は現在、U-NEXTで配信中です。ディストピアSFと剣戟アクション、そして不死の男の数百年にわたる因縁という重厚なドラマをまとめて楽しめる作品です。U-NEXTのアニメラインナップをお持ちの方はすぐに視聴できます。