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今日からマ王!R
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
シリーズ終了後、生活は正常に戻り、ユウリ・渋谷皇帝は視察に出かける。その途中で小シメロンの王サラレギに出会う。しかし彼には、見せかけの友好的な王の姿以上の何かがあるらしい。ユウリがシマロンに戻ってくつろぎ友人に会おうとした時、小シメロンの「王」が現れる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
TV本編の幕が下りた後、ようやく日常を取り戻した柴田有利魔王は、魔族世界の視察へと旅立つ。道中で出会ったのは、小シマロンの若き国王サラレギ。人懐っこい笑顔で有利に接してくるが、その振る舞いには友好以上の何かが潜んでいるようだった。やがてシマロンへ帰還し、懐かしい仲間たちとの再会を楽しもうとした有利の前に、再び「小シマロン王」が姿を現す。平穏な日常に、再び波乱の予感が漂い始める。みどころ・魅力
① 個性豊かなキャラクターたちの再集結
OVAという特別な舞台で、TV版でおなじみの個性派キャラクターたちが再び顔をそろえる。ウォルフラム、コンラート、グウェンダルといった魔王陣営の面々がそれぞれの魅力を発揮し、シリーズファンには嬉しい再会シーンが随所に散りばめられている。② 笑いとシリアスが絶妙に交差するストーリー展開
コメディタッチの掛け合いとファンタジーならではのシリアスな展開が巧みに絡み合うのがこのシリーズの持ち味。OVAでも変わらず、笑いの中に伏線が仕込まれており、視聴後に「あそこはそういう意味だったのか」と気づく構成が楽しい。③ 謎めく新キャラ・サラレギの存在感
小シマロン国王として登場するサラレギは、その美しい外見と計算高い立ち回りで強烈な印象を残す。敵か味方か判然としない複雑な立ち位置がOVA全体の緊張感を高め、続きが気になるストーリー牽引力を生み出している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西村純二 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 面出明美 |
| 原案キャラデザ | 松本テマリ |
| キャラクターデザイン | 工藤裕加 |
| 音楽 | 吉川洋一郎 |
| 美術監督 | 小山俊久 |
| 音響監督 | 高寺たけし |
| OP | ザ・スタンドアップ「Romantic Morning」 |
| ED | ザ・スタンドアップ「必要なポケット」 |
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書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「マ王のR」という文字列を見たとき、正直なところ「どの辺の話だっけ」という感じだった。TV版を全部追っていたはずなのに、OVAになると記憶があいまいになる。シリーズが長くなるほど、OVAはどうしても「本編が好きな人だけ入ってきてください」という雰囲気を帯びてくる。
で、実際に見てみると——これは本編終了後の話なのだ、という前提がまず必要になる。シリーズが一応の決着をみたあと、ユウリが視察に出るというところから始まる。本編を全部見た人間にとっては「あのあとの日常」として見られるし、そこに小シメロンのサラレギが絡んでくるという構造は、本編ファンなら顔つきが変わる展開でもある。
2回目に見たとき気づいたのは、日常パートの空気の軽さが意図的だということ。嵐の前の凪というか、穏やかに見えるところにきちんと伏線が埋まっていて、それに気づけると1回目とは別の怖さがある。OVAとしての密度はかなり高い。
「友好的な顔」の裏にあるものを、ユウリは見抜けるか
今日からマ王!という作品を長く追ってきた人間なら、ユウリ・渋谷という主人公がどういう人物かはよくわかっているはずだ。野球少年あがりで、人情に厚くて、「敵」とみなした相手でもどこかで信じようとしてしまう。それが彼の強さでもあり、弱点でもある。
このOVAで登場するサラレギは、そのユウリの「信じようとする性質」を試してくる存在として機能している。表向きは友好的な王として現れる。にこやかで、話が通じそうで、「案外悪い奴じゃないかもしれない」と思わせる空気を持っている。ここで問題になるのが、ユウリの判断力だ。
本編を通してユウリは何度も「人を信じたことで傷ついたり、救ったり」を繰り返してきた。その蓄積があるから、視聴者はサラレギの笑顔を見ながら「どっちだ」と身構える。OVAという短い尺の中で、この「見抜けるか/見抜けないか」の緊張感をきちんと作れているのはシリーズへの信頼がある。
単なるアクションやコメディとして消費できるシーンにも、ちゃんと「誰かの本音を読めるか」というテーマが通っている。マ王というシリーズが根底に持っているのは「強さの定義」の話で、それはこのOVAでも変わらない。剣や魔法で勝つことではなく、人の心の機微を読む力こそが本当の王に必要なものだ、というトーンがずっと流れている。
そう考えると、このR編は本編の「答え合わせ」ではなく、「まだユウリの成長は終わっていない」という宣言のようにも読める。シリーズを全部追った上で見ると、ユウリの反応の一つひとつが違って見える。
特に刺さったシーン
個人的に一番印象に残っているのは、ユウリが旧友たちと再会するくだりだ。シリーズが終わって「日常が戻った」はずなのに、誰もが少しだけ緊張している。その微妙な空気を、セリフではなく間で見せてくるあたりが好きだった。
そこに乗ってくる森川智之さんのコンラッドが、また絶妙なのだ。穏やかな声のトーンの中に、ちゃんと「何かを知っている大人」の重さがある。何度見ても、コンラッドが一歩引いて状況を見ているシーンでの演技の静かさが染みる。言葉数が少ないのに、情報量が多い。
対して、櫻井孝宏さんのユウリは相変わらずで、それがまた良かった。成長していないわけじゃないのに、どこかずっと「野球少年のまま」の素直さが残っている声。あの声だからこそ、ユウリの「信じてしまう」感じが嘘にならない。
井上和彦さんのギュンターはOVAでもちゃんとギュンターで、「変わらないキャラクターがいること」の安心感ってあるんだよな、と改めて思った。コメディ部分の息抜き機能を一人で担っている。
読んで見たくなったら——『今日からマ王!R』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 今日からマ王!のTV版を最後まで見ている人(前提知識なしでは人物関係が追いにくい)
- キャラクターの「その後」が気になるタイプのオタク
- サラレギのようなつかみどころのない敵役が好きな人
- 森川智之・櫻井孝宏の掛け合いを延々聞いていられる人
- ファンタジー×日常のバランスが好きで、バトル一辺倒じゃない作品を好む人
合わない人
- 本編未視聴で「OVAから入ろう」と考えている人(絶対に本編から見てほしい)
- 短編OVAに起承転結の完結を求める人(続きを前提とした作りになっている)
- ハードなバトル展開を求めている人(このOVAは政治的な駆け引きと日常がメイン)
- BL的な文脈が苦手な人(本編から続くそういう空気はOVAにも普通に存在する)
次に見るなら
今日からマ王!(TV版)——当然といえば当然だが、OVAを見てシリーズが気になったなら本編から入り直す価値がある。111話という長さに怯む気持ちはわかるが、ユウリとコンラッドの関係の積み重ねを知らないとOVAの重さが半減する。まずここから。
フルーツバスケット(2019年版)——「人の心の機微を読む主人公」「表向きの顔と本音のギャップを持つキャラクター」という点で共鳴する部分がある。マ王のコメディ寄りのテイストとは異なるが、人間関係の機微を丁寧に描く作品が好きな人なら確実に刺さる。
十二国記——異世界に召喚されて「王」としての在り方を問われるという構造で、マ王と根幹が近い。こちらはシリアス寄りで、王の責任と孤独を重く描く。マ王のライトな入口から、より骨のある異世界ファンタジーへ進みたい人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「今日からマ王!R」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中です。いずれも国内主要サービスのため、すでにご加入の方はすぐに視聴を開始できます。TV版のファンはもちろん、OVAから入る方にとっても手軽にアクセスできる環境が整っています。




