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ハートキャッチプリキュア!
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 49話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
転校生の花咲つぼみは、新しい学校生活を自信を持って始めようと決心している内気な少女だ。最近、彼女は同じ謎めいた夢を何度も見ている。それは大きなハートの樹でキュアムーンライトが倒される夢である。つぼみはその夢の意味を不思議に感じながら、希望ヶ花での新生活を歩み始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
内気で引っ込み思案な少女・花咲つぼみは、希望ヶ花への転校をきっかけに「今度こそ自信を持って生きよう」と決意する。しかし最近、大きなハートの大樹のもとでキュアムーンライトが砂漠の使徒に敗れ去る、同じ夢を繰り返し見ていた。やがて妖精シプレとコフレと出会ったつぼみは、人々の心の花を枯らそうとする敵の存在を知り、キュアブロッサムへと変身する力を授かる。クラスメイトの来海えりかとともに、世界中の「こころの花」を守るため戦う日々が始まる。みどころ・魅力
① 内気な少女の成長を描く王道の物語
主人公つぼみが、引っ込み思案な自分を乗り越えてプリキュアとして強くなっていく姿が丁寧に描かれる。変身ヒロインものでありながら、思春期の少女の心の揺れや友情を真正面から扱い、子どもから大人まで共感できる普遍的な成長譚に仕上がっている。② 馬越嘉彦による洗練されたキャラクターデザイン
スタイリッシュで表情豊かなキャラクターデザインは本作の大きな魅力。バトルシーンの作画も力強く、シリーズの中でもアクションの完成度が高いと評価される。ファッションをテーマにした世界観とあいまって、映像的な見ごたえが詰まっている。③ 名敵キャラ・ダークプリキュアの存在感
強大な敵組織「砂漠の使徒」、なかでもキュアムーンライトと対をなすダークプリキュアの存在が物語に重厚な緊張感を与える。単なる勧善懲悪に留まらない敵側のドラマも見どころで、シリーズ屈指の人気を誇る理由となっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長峯達也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 山田隆司 |
| キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| OP | 池田彩「Alright! Heartcatch Precure!」 |
| ED | 工藤真由「ハートキャッチ☆パラダイス!」 |
| ED | 工藤真由「あしたのうた」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
白状すると、俺はプリキュアを通ってきていない。日曜の朝にやってるやつ、くらいの距離感のまま大人になった人間だ。それでもこの一本だけは、アニメ好きと話していると妙に高い打率で名前が挙がる。しかも言い出すのは決まって「プリキュアで一番好きなのはこれ」という顔をした人たちで、その確信に満ちた言い方がずっと引っかかっていた。何がそんなに刺さるんだ、と。
そういう半分疑いの気持ちで序盤を見始めたら、想像していた「子ども向けの変身もの」という雑な棚から、開始数話で勝手に転がり落ちていった。冒頭でいきなり先輩戦士が倒される夢から入る構成からして、ただ明るいだけの作品ではない。最初は様式美を眺めるつもりが、2回目に見直したときには、内気な転校生がどう前に出ていくかを息を詰めて追いかけていた。プリキュアに詳しくない人間ほど、油断して殴られる作品だと思う。
「変わりたい」の一歩手前で固まっている人間を、ちゃんと描いた話
この作品の中心にあるのは、敵を倒すことではなく「自分を変えられない人間の話」だ。主人公の花咲つぼみは、内気で、言いたいことを飲み込んで、新しい学校でうまくやろうと気合いだけは入っているのに体が動かない。あの「変わりたいのに変われない」感じの解像度が、やたら高い。魔法少女ものというより、思春期の自己嫌悪をそのまま標本にしたような序盤で、見ているこっちが少し気まずくなるくらいリアルだ。
面白いのは、敵の設定がそのままテーマの裏返しになっていること。人間の心は花で、しぼんでしまった「こころの花」を抜き取られると怪物になる。つまりこの世界の敵は、外からやってくる悪というより、誰の中にもある「もう無理だ」「どうせ自分なんて」という諦めそのものなんだ。だから戦いが毎回、力でねじ伏せる話にならない。しぼみかけた誰かの心に、もう一回水をやれるか——そういう構造になっている。
そして主人公が叫ぶ「私、変わりたい!」というあの台詞が、単なる勢いの決め台詞で終わらない。変わりたいと口に出すのは、今の自分が嫌だと認めることで、それは本当はかなり勇気のいる行為だ。この作品は「頑張れば変われる」と気軽に言わない。変わるのが怖い人間の足が、どれだけ重いかをまず描く。そのうえで一歩を踏ませる。単なる元気をくれるアニメではなく、踏み出せない側の気持ちを一回ちゃんと座って聞いてくれるアニメ、というのが俺の受け取り方だ。大人になってから見ると、刺さる場所が変わる。
特に刺さったシーン
一番持っていかれたのは、力を失った先輩戦士・月影ゆりの話だ。明るい主人公の隣で、この人だけが過去に全部を失って、それでも背筋を伸ばして立っている。久川綾の芝居がとにかく抑制が効いていて、強がりと本物の痛みの境目を声の温度だけで描き分けてくる。終盤、抱えてきたものがこぼれる展開で、思わずこっちの呼吸が止まった。子ども向けの枠でここまで喪失を正面から扱うのか、と。
対になる敵・ダークプリキュアを高山みなみが演じているのも効いている。あの聞き慣れた声が一切の温度を抜いて鳴ると、鏡像のような不気味さが出る。主人公つぼみを演じる水樹奈々は、内気な普段と、変身後の芯の通った声をきれいに往復させるし、明堂院いつき役の桑島法子は凛とした立ち姿を声だけで成立させてくる。マスコットのコロンを石田彰がさらっと当てているあたりも含めて、キャスティングが地味に贅沢だ。芝居を聴くために見返したくなる一本だった。
読んで見たくなったら——『ハートキャッチプリキュア!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 変身ヒロインものを「子ども向け」で片付けてきた人ほど、裏切られて沼に落ちる
- 内気で、変わりたいのに動けない時期を過ごした(過ごしている)人
- 戦闘より、キャラクターの内面ドラマと喪失の描写で泣きたい人
- 声優の芝居を理由に作品を見返すタイプのオタク
合わない人
- 毎話スカッと敵を倒す、明快なバトルだけを求めている人
- テンポ重視で、序盤のじっくりした心情描写を待てない人
- キャラの落ち込みや迷いを「説教くさい」と感じてしまう人
次に見るなら
月影ゆりの「失う痛み」のほうに刺さったなら、魔法少女まどか☆マギカ。変身ヒロインものの枠で喪失と選択を真正面から扱う作品で、明るい外見の奥にある重さの構造が近い。覚悟して見てほしい。
こころの花のような、美しさと切なさが同居する変身ものが好きならプリンセスチュチュ。バレエをモチーフに、誰かの心を救うために変身する少女の話で、童話的な手触りと泣かせ方の質がよく似ている。
「変わりたい自分」と世界が地続きになっていく感覚を味わいたいならフリップフラッパーズ。自己と向き合う冒険の鮮やかさが、つぼみの一歩を別の角度から見せてくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ハートキャッチプリキュア!』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに契約中のサービスがあればそのまま楽しめますし、これから選ぶ場合も自分に合ったプランを選びやすい環境が整っています。アニメ作品を幅広く扱うサービスが揃っているので、安心して視聴を始められます。



