マギ The kingdom of magic

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2013マギ The kingdom of magic

マギ The kingdom of magic

★ 4.0 / 5.0アクション冒険ファンタジー
放送年2013年
フォーマットTVアニメ
話数25話
原作漫画
制作A-1 Pictures

アルサーメンとの勝利を祝った後、アラジンと仲間たちはシンドリアを去る。しかし戦いの終わりとともに、それぞれが別々の道を歩む時が訪れる。白龍と紅玉は故国である黒帝国へ戻るよう命じられる。一方、アラジンは魔法使いに支配される謎の国マグノシュタットへ向かう必要があると宣言する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

アルサーメンとの戦いに勝利したアラジンたちは、しばしの平和をシンドリアで過ごす。しかし、仲間たちにはそれぞれ歩むべき道があった。白龍と紅玉は故国・黒帝国への帰還を命じられ、長い旅の終わりに別れの時が訪れる。一方アラジンは、魔法使いたちが支配するという謎めいた国「マグノシュタット」への旅立ちを宣言する。それぞれの使命を胸に、仲間たちは新たな舞台へと歩み出す。

みどころ・魅力

① 魔法と政治が交差する重厚な世界観

魔法使いが支配するマグノシュタットや黒帝国の権力闘争など、前作以上にスケールアップした世界が広がる。単なるバトルアニメに留まらず、国家・民族・階級の矛盾を描いた骨太なストーリーが見応え十分だ。

② キャラクターたちの成長と別れが生む感情的な深み

仲間と離れ、それぞれ異なる試練に挑むことで各キャラクターが大きく成長する。アラジン・白龍・アリババそれぞれの視点から描かれる物語が交差するとき、感情を揺さぶるドラマが生まれる。

③ 迫力のバトルと魔法演出

大規模な魔法戦闘やジン使いのシーンなど、第1期から進化した作画と演出が光る。特にクライマックスに向けて加速する戦闘描写は圧巻で、ファンタジーアクションとしての完成度が高い。

キャスト・声優一覧

アリババ・サルージャ
アリババ・サルージャ
メイン
梶裕貴
モルジアナ
モルジアナ
メイン
戸松遥
アラジン
アラジン
メイン
石原夏織
ドラコーン
ドラコーン
サブ
杉田智和
練紅覇
練紅覇
サブ
柿原徹也
ドロン
ドロン
サブ
増元拓也
シャンバル・ラマー
シャンバル・ラマー
サブ
江原正士
ダリオス・レオクセス
ダリオス・レオクセス
サブ
堀内賢雄
サブ
野島裕史
アシュタロス
アシュタロス
サブ
松本健太
松本健太
ユナン
ユナン
サブ
石田彰

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スタッフ

キャラクターデザイン赤井俊文
音楽鷺巣詩郎
美術監督川本亜夕
OPViViD「ANNIVERSARY」
OPシド 「光-HIKARI-」
ED9nine「エデン」
ED9nine「With You/With Me」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

1期を見ていたので、そのまま続きとして見た。「マギ2期」という認識で始めて、特に構えることなく再生ボタンを押した記憶がある。ところが始まってすぐ、画面の空気が変わったことに気づく。シンドリアでの祝祭が終わり、仲間たちが散り散りになっていく——その静かな別れの描き方が、1期の「旅の高揚感」とは明らかに違うトーンで、思ったよりずっしりくる入りだった。

アラジンがマグノシュタットへ向かい、アリババが剣士として修行の道へ進む。モルジアナも自分のルーツへ向かって歩きだす。「全員一緒に冒険」ではなく、それぞれが別の話として並行進行するこの構造は、2回目に見るとかなり計算されていることがわかる。最初は「なんで分かれるんだ」と少しもどかしかったのだが、それこそがこの作品のテーマに直結していたと気づいたのは、終盤まで見てからだった。

「魔法使いになれる者」と「なれない者」——制度が生む差別の話

この作品を単純な冒険ファンタジーだと思って見ていると、マグノシュタット編でかなり面食らう。魔法適性によって国民を「魔法使い」「一般市民」「奴隷階級(ガノウ)」に振り分け、生まれ持った才能で人間の価値を決定する——この設定を、作品はかなり真剣に、しかもていねいに描いてくる。

アラジンは魔法学校の生徒として潜入するが、そこで目撃するのは「才能ある者が才能なき者を管理・支配することを当然とする」社会の論理だ。魔法使いたちは自分たちの支配を「合理的な秩序」だと本気で信じており、悪人ではない。それが余計に厄介で、見ていて居心地が悪くなる。この「悪意なき差別構造」の描き方が、この2期が1期と一線を画す部分だと思う。

石田彰が演じるユナンというキャラクターは、この構造の中でひときわ不穏な存在感を持つ。石田彰の声は「理性と狂気が同居している」感じが出せる稀有なもので、ユナンの「何を考えているかわからない穏やかさ」にぴったり合っている。2回目に見ると、序盤の彼のセリフひとつひとつにすでに伏線が張ってあることに気づいて、少し背筋が寒くなった。

アリババサイドの物語も、表面は剣士修行だが、底流にあるのは「自分は何者であるべきか」という問いだ。梶裕貴の演技はこの期間のアリババの揺らぎをよく拾っていて、強さを求めながらも確信を持てずにいる青年の声として機能している。1期では「頑張り屋の主人公」という印象が強かったが、2期のアリババはもっと複雑な輪郭を持っている。

そして戸松遥のモルジアナ。彼女の「故郷の地を踏む」という動線が、この分散した群像劇の中でひとつの感情的な核になっている。もともと奴隷だった彼女が自分のルーツへ向かうという旅は、マグノシュタットの「制度による差別」というテーマと静かに響き合っている。声の質感が持つ「抑えた感情の厚み」が、この役に合っていた。

特に刺さったシーン

マグノシュタット編の中盤、ガノウ(最下層市民)の実態がアラジンの目の前に露わになっていく一連の流れがある。魔法適性テストで落第した者たちがどう扱われているか、その描写はあからさまに残酷なわけではないのに、見ていてじわじわと不快感が積み上がる。「あ、これはそういう作品だったのか」と認識が更新される瞬間だった。

杉田智和が演じるドラコーンが絡む場面も印象深い。杉田智和の声はデフォルトで「余裕がある」という質感があり、ドラコーンの立ち位置——制度の中で生きることを選んだ男の複雑さ——に妙な説得力を与えている。単純な悪役ではなく、自分なりの論理を持った人間として機能しているのが、声の演技と相まってよく伝わってくる。

序盤の別れのシーン、アラジンとアリババが異なる道に踏み出す直前の静けさ。BGMの処理が意外と地味で、それがかえって効いていた。賑やかな1期の余韻を残しながら、空気を切り替えるための間の使い方として、今でも記憶に残っている。

読んで見たくなったら——『マギ The kingdom of magic』はHuluで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さりやすい人

  • 1期を見ていて「もっと世界観の深いところを見たい」と思っていた人
  • 冒険ものの中に社会構造や差別の話が絡んでくるのが好きな人
  • 石田彰杉田智和の「意味深な余裕」キャラが好きな人
  • 群像劇として複数の視点が並走する構成を楽しめる人
  • 「敵が単純な悪人じゃない」系の物語が合う人

合わない可能性がある人

  • 1期の「全員で一緒に旅する」テンポを期待して見ると肩透かしになる
  • キャラクターが分散して進むので、推しキャラが画面から消える期間が長い
  • マグノシュタット編の制度・思想的な話が重く感じられる人には向かないかもしれない
  • 1期未視聴でいきなり見ると、人間関係の前提がかなり把握しづらい

次に見るなら

フルメタル・アルケミスト:ブラザーフッド
「生まれ持った資質と制度の歪み」というテーマが響いた人には迷わず勧めたい。国家錬金術師という制度の中で個人がどう選択するかという問いの立て方が、マギのマグノシュタット編と通底している。スケールと密度が段違いに上がる。

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス
ファンタジー世界の中で「浄化」という名目で差別と排除が行われる構造を持つ作品。マギと同様に、悪意ではなく制度と思想が人を傷つける描き方をしている。ユーフォテーブルの作画密度も見どころ。

アラバスタ編含むONE PIECE
仲間と一時別れて各自が成長し、再び集結するという構造はONE PIECEのそれと近い。マギ2期のような「散開→各地で成長→収束」のカタルシスが好きなら、2年間の修行を挟む頂上戦争以降の流れと相性がいい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『マギ The kingdom of magic』はHuluで視聴可能です。前作『マギ』を観てから続けて楽しむのがおすすめで、シリーズの世界観をより深く味わうことができます。Huluの月額プランに加入していればすぐに視聴を始められます。

よくある質問

Q. 『マギ The kingdom of magic』は前作を観ていないと楽しめませんか?
A. 前作『マギ』の続編にあたるため、登場人物やストーリーの背景を把握するためにも第1期から視聴することを強くおすすめします。先に第1期を観ることで本作をより深く楽しめます。
Q. Huluで第1期『マギ』も配信されていますか?
A. 配信状況はサービス側の都合により変更される場合があります。Huluの公式サイトで最新の配信ラインナップをご確認ください。
Q. 全何話ありますか?
A. 『マギ The kingdom of magic』は全25話で構成されています。2013年秋から2014年春にかけて放送されました。
Q. 原作マンガとストーリーは同じですか?
A. 大塚雅彦(大高忍)原作のマンガを基にしたアニメです。おおむね原作に沿った展開ですが、アニメ独自の演出や構成もあるため、原作ファンも新鮮に楽しめる部分があります。

まとめ

『マギ The kingdom of magic』はHuluで視聴可能です。前作『マギ』を観てから続けて楽しむのがおすすめで、シリーズの世界観をより深く味わうことができます。Huluの月額プランに加入していればすぐに視聴を始められます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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