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聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
古い神話に基づく聖戦では、女神アテナとハデスが200年にわたって地球を守るため繰り返し戦ってきた。物語は18世紀のヨーロッパを舞台に、元の「聖闘士星矢」の243年前を描く。テンマ、アローン、サシャという3人の少年少女は幸せな幼少期を過ごす。気性が荒いが正直なテンマが主人公だ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「聖闘士星矢」の243年前、18世紀のヨーロッパを舞台にした神話の物語。女神アテナと冥王ハデスは、地上を守るため200年以上にわたり繰り返し聖戦を続けてきた。イタリアの片田舎で身寄りなく育ったテンマ、アローン、サシャの3人は、兄弟のように寄り添い幸せな日々を過ごしていた。しかし、絵を描くことを愛する優しい少年アローンが冥王ハデスの宿主として覚醒したとき、3人の運命は残酷に引き裂かれていく。気性は荒いがまっすぐな心を持つテンマは、ペガサスの聖闘士として、親友を救い女神を守るため、神話の戦いへと身を投じる。
みどころ・魅力
① 親友同士が敵味方に分かれる宿命の悲劇
テンマ、アローン、サシャ──兄弟のように育った3人の絆が、神話の運命によって引き裂かれていく。とりわけ心優しいアローンが冥王ハデスへと変貌していく過程は本作最大の悲劇であり、視聴者の胸を締め付ける。友情と宿命が交錯する重厚なドラマが、物語の核として全編を貫いている。
② 先代・黄金聖闘士たちの圧倒的なバトル
原作の243年前を描く本作には、おなじみのキャラクターとは異なる「先代」の黄金聖闘士たちが多数登場する。個性豊かな戦士たちが繰り広げる必殺技の応酬は迫力満点。OVAならではの高い作画クオリティで描かれる戦闘シーンは、シリーズファンならずとも見応え十分だ。
③ 重厚な世界観と神話的ストーリー
18世紀ヨーロッパという独特の舞台と、ギリシャ神話を下敷きにした壮大な世界観が大きな魅力。原作を知らなくても楽しめる独立したエピソードとして構成されており、「聖闘士星矢」シリーズに初めて触れる人にとっても入りやすい一作となっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鍋島修 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 菅良幸 |
| 原案キャラデザ | 手代木史織 |
| キャラクターデザイン | 岩佐裕子 |
| 音楽 | 和田薫 |
| 美術監督 | 吉原俊一郎 |
| 音響監督 | なかのとおる |
| OP | ユーロックス「The Realm of Athena」 |
| ED | 生野 真紀 マリーナ・デル・レイ「花の鎖」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「聖闘士星矢」の続きが見たくて再生したら、知らない少年が知らない時代で殴り合っていた。18世紀のヨーロッパ、星矢たちより243年も前。これは本編の続編でも前日譚でもなく、別の作者が描いた「冥王神話 ロストキャンバス」という、いわば別軸の物語だ。恥ずかしながら、最初はそれを知らずに見ていた。原作の延長線で身構えていたぶん、まったく別の手触りに最初は戸惑う。だが2回目に見たとき、本編を知らなくても刺さる、独立した一本の悲劇としてちゃんと組み上がっていることに気づいた。テンマという気の荒い少年の拳の重さも、そこでようやく腑に落ちる。いちばんやさしかった少年が、いちばん遠い神になる
テンマ、アローン、サシャ。みなしごの三人が寄り添って過ごした幼少期は、たぶんこの作品でいちばん幸福な時間だ。中でもアローンは、人を絵で笑顔にしたいと願うだけの、線の細いやさしい少年だった。その彼が、冥王ハデスの器に選ばれる。 この作品が単なる聖闘士のバトル群像劇ではないのは、敵の親玉が「かつての親友」だからだ。テンマが拳を振るう相手は、世界の悪ではなく、いっしょに飯を食っていた友達の体。タイトルの「ロストキャンバス」は、ハデスが描く一枚の壁画——世界を塗り潰して終わらせるための、巨大なキャンバスを指す。人を喜ばせるために絵を描いていた少年が、すべてを消すために絵筆を握る。この反転が、ぞっとするほどよくできている。 聖戦だの神話だのと大仰な言葉が並ぶけれど、芯にあるのはずっと小さい。三人の食卓にはもう戻れない、という一点だ。神々の200年越しの因縁も、最終的にはその喪失を引き立てるための舞台装置に見えてくる。だからアテナ側の聖闘士が次々に散っていくたび、勝敗より「もう元には戻れない」という事実のほうが重くのしかかる。本編を知らずに見たぶん、私はこの構造を予備知識なしで食らって、しばらく動けなかった。特に刺さったシーン
黄金聖闘士の見せ場が、とにかくいちいち良い。乙女座のアスミタ——石田彰が演じる盲目の聖闘士が、静かな声のまま自分の命の使い道を選び取る場面で、思わず息を止めた。あの淡々とした発声が、悟りきった人間の凄みをそのまま音にしている。蟹座のマニゴルドを演じる小野大輔の、軽口を叩きながら一線だけは越えない男っぷりも忘れがたい。牡牛座のアルデバランに杉田智和という配役は、あの巨体の安心感とユーモアにぴたりとはまっていて、登場するだけで場が締まる。 そして何より、下野紘のアローン。やさしい声がそのままハデスの声に塗り替えられていく過程は、2回目に見ると最初の幼少期パートの台詞まで違って聞こえてくる。福山潤が演じるベヌウの輝火の執念も含めて、これは声で物語を二重に語る作品だと、見るたびに思う。読んで見たくなったら——『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編「聖闘士星矢」が好きで、別軸の解釈をもう一つ味わいたい人
- 親友同士が敵味方に分かれていく悲劇に弱い人
- 黄金聖闘士それぞれの個性と、バトルの様式美を浴びたい人
- 声優の芝居からキャラの内面を読み取るのが好きな人
合わない人
- 本編の正史につながる続編・前日譚を期待している人(これは別軸の物語)
- OVAゆえに途中で区切られる構成に物足りなさを感じる人
- 世界観を逐一説明してほしい人(神話の背景はある程度の予備知識前提で進む)
次に見るなら
ロストキャンバスの拳に火がついたなら、243年後の聖戦を描く本家聖闘士星矢へ。同じ「アテナの聖闘士」でも時代も顔ぶれも違い、二つの神話を並べると因縁の厚みが増す。黄金聖闘士の芝居にやられたなら聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-がいい。あの十二人にもう一度スポットが当たる、ファン向けの濃い一本だ。テーマで近いものを探すなら進撃の巨人。やさしかった少年がやがて世界の敵側へ回っていく構造に覚えがあるなら、こちらの絶望も同じ周波数で響くはずだ。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで視聴できます。複数の主要な動画配信プラットフォームで取り扱われているため、現在ご利用中のサービスでそのまま楽しめる可能性が高いです。アクションや神話を題材にした重厚なドラマが好きな方は、この機会にぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで視聴できます。複数の主要な動画配信プラットフォームで取り扱われているため、現在ご利用中のサービスでそのまま楽しめる可能性が高いです。アクションや神話を題材にした重厚なドラマが好きな方は、この機会にぜひチェックしてみてください。



