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新しい上司はど天然
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A-1 Pictures |
前職の上司からのパワハラで心身ともに疲弊した桃瀬は、広告代理店の営業職に転職する。しかし初出勤当日、過去のトラウマによる腹痛で動けなくなってしまう。新しい上司もパワハラをしたらどうしようと不安に思う中、上司の白崎は彼をクライアント訪問に連れ出す。白崎の真意とは何なのか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
前職の上司によるパワハラで心身ともに疲れ果てた桃瀬は、心機一転、広告代理店の営業職へと転職する。しかし初出勤の日、過去のトラウマがよみがえり、激しい腹痛で動けなくなってしまう。新しい職場でもまたパワハラを受けるのではないか——そんな不安を抱える桃瀬を、上司の白崎はクライアント訪問へと連れ出す。ところが白崎は、どこか抜けていて、優しすぎるほどに「ど天然」な人物だった。桃瀬の体調をさりげなく気づかい、支えてくれる白崎との日々を通して、桃瀬は少しずつ心の傷を癒やしていく。職場の温かな人間関係を描く、ほっこり系お仕事コメディ。
みどころ・魅力
① 「ど天然」上司・白崎の癒やし力
白崎は天然でどこか抜けているけれど、誰よりも部下思い。桃瀬の不調を察してさりげなくフォローする姿は、観ているこちらまで癒やされる。理想の上司像とも言える白崎のキャラクター性が、本作最大の魅力となっている。
② パワハラ経験者・桃瀬の回復の物語
前職のトラウマを抱えた桃瀬が、白崎や職場の仲間との関わりを通じて少しずつ前を向いていく。重くなりすぎない優しいタッチで「働くこと」の再生を描いており、社会人なら思わず共感してしまう一作だ。
③ ほっこり笑える日常系オフィスコメディ
シリアスなテーマを扱いながらも、全体のトーンはあくまで柔らかくコミカル。白崎の天然エピソードや、個性豊かな同僚たちとのやり取りがクスッと笑える。肩の力を抜いて楽しめる、癒やしのお仕事アニメだ。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 阿部記之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横谷昌宏 |
| キャラクターデザイン | 安田京弘 |
| 音楽 | 中山真斗 |
| 美術監督 | 田村せいき |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | フジファブリック 「プラネタリア」 |
| ED | Lenny code fiction「花束」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、また天然上司ものか、と思って再生ボタンを押した。この手のオフィス癒し系は供給が安定しているぶん、当たり外れの振れ幅も小さい。気分の空いた夜の埋め草くらいのつもりだった。それが、桃瀬が初出勤の朝に腹を抱えてうずくまる場面で、軽く息が止まった。前職のパワハラで、身体のほうが先に身構えてしまう——あの生々しさは、癒し系の文法から少しだけはみ出している。1回目はコメディとして流して見ていたのに、2回目は桃瀬の表情の強張りばかり目で追っていた。天然な上司に笑っている、その裏で、ちゃんと傷の話をしている。そこに気づいてから、この作品の見え方が変わった。
ど天然という鎧——悪意のなさが、人を回復させるということ
この作品は単なる「天然な上司に振り回される」コメディではない。悪意がないと毎回証明され続けることで、人はどこまで回復できるのか——その実験の記録だと思って見ている。
桃瀬が抱えているのは、仕事ができないという悩みではない。次にいつ理不尽が飛んでくるか分からない、という見通しの立たなさだ。パワハラの後遺症は、たぶんそういう形をしている。怒鳴られた記憶そのものより、「いつ怒鳴られるか分からない」という待機状態が人をすり減らす。だから桃瀬は初出勤の朝、まだ何も起きていないのに腹を抱える。頭で考えるより先に、身体が身構えてしまう。
白崎のど天然ぶりは、その身構えを毎回ほどいていく。彼は裏を読ませない。言葉の奥に別の意図を隠さない。天然というと頼りない印象になりがちだが、この作品では「腹の底が透けて見える」という安全性として働いている。桃瀬が白崎の発言を深読みして身構え、しかし本当に裏がなくて拍子抜けする——この繰り返しが、笑いであると同時に治療になっている。
面白いのは、白崎が桃瀬を「治そう」としていないところだ。励まさない、踏み込まない、過去を聞き出さない。ただ無害なまま隣にいる。回復とは誰かに引き上げてもらうことではなく、警戒しなくていい時間がただ積み重なることなんじゃないか——そんなことを、コメディの顔をしてこの作品は言っている。2回目に見たとき、笑っている場面の一つ一つが、ぜんぶ桃瀬の緊張がほどける瞬間と重なっていることに気づいた。
特に刺さったシーン
序盤、初出勤の桃瀬を白崎がクライアント訪問に連れ出す場面。あれを最初に見たときは、正直「新人をいきなり外に放り出すのか」と身構えた。前の職場のやり方が頭をよぎる構図だからだ。ところが白崎の狙いがまるで違うと分かっていくにつれて、こちらの身構えごとほどけていく。桃瀬と一緒に拍子抜けして、一緒に少し泣きそうになった。
白崎を演じる小野大輔の声が、とにかく効いている。低くて落ち着いていて、何を言っても角が立たない。同じセリフを尖った声で言われたら成立しない場面が、この声だと全部「大丈夫なほう」に転がっていく。天然キャラの説得力の半分は声でできているのだと、あらためて思った。
脇を固める面々も濃い。杉田智和、福山潤、梅原裕一郎、それに下野紘——名前を見ただけで声が再生できるくらいの布陣で、オフィスのガヤ一つにも妙な厚みがある。ど天然な主役の周りを、芝居のうまい大人たちがしれっと支えている。その余裕みたいなものが、この作品の安心感そのものだった。
読んで見たくなったら——『新しい上司はど天然』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 天然キャラのボケに振り回されるオフィスコメディが、安定して好物な人
- 派手な事件より、人がゆっくり警戒を解いていく過程をじっと見ていたい人
- 職場ものの「悪い人が出てこない」空気に、救われた経験がある人
合わない人
- ストーリーに起伏やドラマチックな展開を求める人
- 天然キャラのテンポを「じれったい」と感じてしまう人
- パワハラの描写が、フィクションでも観ていてしんどくなる人
次に見るなら
変わった同僚だらけの職場で、誰も悪人じゃないまま回っていく安心感が好きならWORKING!!。ファミレスを舞台にした群像コメディで、ボケとツッコミの密度はこちらが上。笑いの瞬発力で選ぶなら、まずこれを。
傷ついた人がゆっくり立ち直っていく話に弱いならばらかもん。都会で折れた書道家が、島の暮らしのなかで少しずつほどけていく。「治そうとしてくる人」がいない優しさの形が、ど天然の白崎と地続きだ。
不器用な大人と、その隣で回復していく関係を見ていたいならであいもん。京都の和菓子屋を舞台にした擬似家族の話で、押しつけがましくない優しさの描き方がよく似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「新しい上司はど天然」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Huluで配信されています。主要な動画配信サービスを幅広くカバーしているため、普段お使いのサービスで気軽に視聴を始めやすい作品です。見放題の対象かどうかは、各サービスの最新情報をあわせてご確認ください。
よくある質問
まとめ
「新しい上司はど天然」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Huluで配信されています。主要な動画配信サービスを幅広くカバーしているため、普段お使いのサービスで気軽に視聴を始めやすい作品です。見放題の対象かどうかは、各サービスの最新情報をあわせてご確認ください。
