※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

であいもん
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Encourage Films |
十年ぶりに父の入院で京都の実家に戻った色野和睦。家業の和菓子店「緑庄」を継ぐ覚悟を決めていた彼だったが、予想外に、跡継ぎと呼ばれる少女・雪彼花いつかの父親代わりになるよう頼まれる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
京都の老舗和菓子店「緑庄」を舞台にした物語です。バンドの夢に破れ、父の入院をきっかけに十年ぶりに実家へ戻ってきた青年・和(なごむ)。家業を継ぐ覚悟を固めていた彼を待っていたのは、見知らぬ少女・いつかの存在でした。亡き友人の娘であるいつかは、緑庄の「跡継ぎ」として住み込んでいたのです。突然現れた小さな同居人に戸惑う和でしたが、彼女の父親代わりを務めるうちに、ぎこちなかった二人の距離は少しずつ縮まっていきます。繊細な和菓子と京都の四季が彩る、心温まる疑似家族の物語です。
みどころ・魅力
① 和菓子と京都の四季が織りなす情緒
緑庄で作られる繊細な和菓子の数々は、本作の大きな魅力です。季節ごとの上生菓子が物語に彩りを添え、京都ならではの落ち着いた街並みや年中行事とともに、画面いっぱいに「和」の情緒が広がります。観ているだけで心が和む、日常系ならではの癒やしが詰まった作品です。
② 不器用な二人が築く疑似親子の絆
最初はどう接していいか分からなかった和と、心を閉ざしがちないつか。そんな二人が戸惑いやすれ違いを繰り返しながら、少しずつ本物の親子のような絆を育んでいく過程が丁寧に描かれます。じんわりと胸が温かくなる関係性の変化に注目です。
③ 個性豊かな緑庄の面々と人間ドラマ
和の家族や幼なじみ、緑庄を取り巻く人々など、温かくも一癖ある登場人物たちが物語に深みを与えます。それぞれが抱える事情や過去が少しずつ明かされ、笑いと涙が交差する人間ドラマとしても見応え十分です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 追崎史敏 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| キャラクターデザイン | 渋谷秀 |
| 美術監督 | 空閑由美子 |
| 音響監督 | 森下広人 |
| OP | 坂本真綾「Sumire」 |
| ED | 出会門「ここにある約束」 |
| ED | 入野自由「オーランドー」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「京都の和菓子屋を継ぐ青年の話」くらいの軽い気持ちで再生した。日常系でハズレを引きたくない夜に、保険のつもりで選んだやつだ。ところが一話の時点で予想が外れる。家業を継ぐ覚悟まで決めて十年ぶりに帰ってきた男が、店に着くなり、見ず知らずの子どもの父親代わりを頼まれる。この出だしの肩透かしがやけに効いていて、気づいたら最後まで一気に見ていた。
二回目で気づいたのは、主人公・和の戸惑いが「迷惑そう」じゃなくて「どう距離を取ればいいか分からない」種類の硬さだったこと。最初は流して見ていた表情の細かい揺れが、二周目だと全部意味を持って見えてくる。そういう、後からじわっと効いてくるアニメだった。
和菓子の甘さで、ぎこちない距離をゆっくり詰めていく話
この作品は、単に「和菓子がおいしそうな日常もの」ではない。芯にあるのは、血のつながらない大人と子どもが、ぶつかったり黙り込んだりしながら、少しずつ家族の形になっていく過程だ。和は跡継ぎとして帰ってきたのに、いつの間にか「いつかの隣にいる大人」という別の役割を背負わされる。本人がそれを望んだわけじゃない。望んでいないのに逃げない、という選び方のほうが、よっぽど誠実に描かれている。
面白いのは、和菓子そのものが二人の関係の比喩になっているところだ。和菓子は手間がかかる。季節を読んで、餡を練って、時間をかけないと形にならない。人との距離も同じで、一足飛びには縮まらない。和といつかが仲良くなる瞬間に劇的なセリフはほとんどなくて、たいてい何かを一緒に作るとか、同じものを食べるとか、その程度の出来事しか起きない。でもその「その程度」の積み重ねが、最終的にちゃんと家族に見えてくる。
そしてこの物語は、和にとって「逃げた場所に帰ってくる話」でもある。十年ぶりの実家、父との微妙な距離、継ぐことへの迷い。いつかという存在は、その和解を肩代わりしてくれる触媒みたいに機能している。子どもの父親になろうとする過程で、和自身が誰かの子どもだったことと向き合っていく。派手な事件は起きない。けれど、傷ついたまま放置されていた距離が、和菓子の甘さと一緒にゆっくり溶けていく。その温度の低さが、この作品の一番の美点だと思う。
特に刺さったシーン
序盤、和がいつかに対してまだ完全に心を開けていない時期の、店先での何気ないやり取りが一番効いた。島﨑信長の和は、声を張らない芝居がうまい。突き放すでもなく、優しすぎるでもない、語尾のちょっとした処理だけで「この人は不器用なだけだ」と伝わってくる。あの抑えた演技があるから、後半で距離が縮まったときの破壊力が出る。
店を支える大人たちの声がまた良くて、小山力也の演じる店主・平伍のどっしりした低音が、和菓子屋という場所そのものの安心感を作っている。大原さやかの母性的な落ち着きも、家の空気を一段やわらかくしていた。そして個人的に唸ったのが、松岡禎丞がいつかの父・巴を演じているところ。普段のイメージとは違う、どこか掴みどころのない大人の軽さを声に乗せていて、坂本真綾の真理と並ぶ場面の温度差まで含めて、いつかという子の背景がぐっと立体的になる。終盤、いつかが小さく本音を漏らす展開で、思わず画面を一時停止して息をついた。
読んで見たくなったら——『であいもん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 事件より人の距離感の変化を見たい、ほっこり日常系が好きな人
- 京都の街並みと、季節ごとの和菓子の描写でお腹が空くタイプの人
- 血のつながらない疑似家族もの、不器用な大人と子どもの関係に弱い人
- 声の芝居の細かい抑揚を味わいたい人
合わない人
- 毎話はっきりした山場やドラマチックな展開がないと物足りない人
- テンポの速い物語を好み、静かな間が苦手な人
- 恋愛や派手な関係性の進展を主軸に期待している人
次に見るなら
不器用な大人と子どもが食べ物を通じて家族になっていく話が刺さったなら、甘々と稲妻は外せない。料理を作る湯気の向こうで、父娘の距離が少しずつ埋まっていく温度が、であいもんとよく似ている。
商店街の和菓子屋という舞台の空気そのものが好きだったなら、たまこまーけっと。もち屋を中心にした人情と日常のゆるさが、緑庄の居心地に近い。京アニらしい生活感のある作画も気持ちいい。
もっと静かで、人とのやさしい触れ合いに浸りたい気分なら夏目友人帳を。物語の温度の低さと、孤独な誰かが居場所を見つけていく感触が、であいもんの後にちょうど沁みる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「であいもん」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4つのサービスで配信されており、いずれでも視聴できます。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスで揃っているため、すでに加入している方ならすぐに楽しめます。京都の和菓子店を舞台にした癒やしの物語を、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。
よくある質問
まとめ
「であいもん」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4つのサービスで配信されており、いずれでも視聴できます。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスで揃っているため、すでに加入している方ならすぐに楽しめます。京都の和菓子店を舞台にした癒やしの物語を、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。
