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吸血鬼すぐ死ぬ
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
伝説の吸血鬼ハンター・ロナルドは、わずかな攻撃で塵と化してしまう世界最弱の吸血鬼ドラルクと、予期せぬパートナーシップを組むことになる。二人は敵の吸血鬼や斧を持った編集者など、予想外のトラブルに巻き込まれながら、次々と起こる笑劇的な冒険を繰り広げていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
新横浜を舞台に繰り広げられる、ちょっぴりホラーなギャグコメディ。伝説の吸血鬼退治人ロナルドが乗り込んだのは、世界最弱の吸血鬼・ドラルクの城だった。ドラルクはわずかな攻撃ですぐに塵となって死んでしまう情けない吸血鬼で、ロナルドは拍子抜けしてしまう。ある事情から不本意ながらコンビを組むことになった二人は、個性豊かな吸血鬼や仲間たちを巻き込みながら、騒動だらけの毎日を送ることに。アルマジロのジョンや斧を持った編集者など、濃すぎる面々が次々と登場し、笑いの絶えない物語が幕を開ける。みどころ・魅力
① タイトル通り“すぐ死ぬ”最弱吸血鬼の脱力ギャグ
最大の魅力は、なんといってもドラルクが些細なことで即・塵になる徹底したギャグ。シリアスになりそうな場面さえあっさり崩壊させるテンポの良さが癖になります。一話あたりのネタ密度が高く、間を置かず笑いが押し寄せてくる構成が見事です。② 濃すぎるキャラクターたちの掛け合い
熱血だけどどこかズレているロナルド、最弱なのにプライドだけは高いドラルク、無口なアルマジロのジョンなど、強烈な個性が衝突する掛け合いが見どころ。ボケとツッコミが目まぐるしく入れ替わり、キャラ同士の関係性が深まるほど笑いも増していきます。③ 原作の勢いを再現したハイテンション演出
原作漫画のスピード感あるギャグを、アニメならではの動きと声で増幅。効果音や表情の崩し方、テンポ重視のカット割りが絶妙で、勢いに身を任せて笑える作りになっています。コメディとしての完成度の高さが光る一作です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 神志那弘志 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 菅原雪絵 |
| キャラクターデザイン | 中野繭子 |
| 音楽 | 高橋諒 |
| 美術監督 | 吉田ひとみ |
| 音響監督 | 納谷僚介 |
| OP | 福山潤「刹那」 |
| ED | ティーアールディー「Strangers」 |
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アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「吸血鬼が一瞬で塵になる」というだけの一発ネタだろうと高をくくって再生した。実際、その通りではあった。世界最弱の吸血鬼ドラルクは、攻撃を受けるどころか、ちょっと驚いただけでサラサラと崩れて灰になる。バカバカしい。ところが10分も経つと、その崩れ方の様式美に妙な中毒性が出てくる。死ぬ、戻る、また死ぬ、のリズムがやけに心地いい。2回目に見たときは、もう塵になる瞬間を手ぐすね引いて待ちながら笑っていた。期待を裏切らない安定感、とでも言えばいいのか。疲れて帰ってきた夜、頭を空にして垂れ流せるアニメというのは案外貴重で、これはその枠にぴたりと収まった。
死ぬことに重さがない世界の、底抜けの安心感
この作品の一番の発明は、「死」から重さを完全に抜き取ったことだと思っている。ふつう物語で誰かが死ねば、そこには喪失や緊張が生まれる。観ているこちらの心拍数が少し上がる。ところがドラルクは一話のあいだに何度死ぬか数えるのも面倒なほど死ぬ。攻撃を受ければ塵、こけても塵、精神的なショックでも塵。そして次のカットでは、何事もなかったように戻ってくる。死がペナルティでもクライマックスでもなく、ただの句読点として置かれている。
これがもたらすのは、視聴体験における完全な安全保障だ。「この先どうなってしまうんだろう」という不安が、そもそも発生する余地がない。キャラが窮地に陥っても、最悪死ぬだけで、死んでも戻る。失うものがない物語は、緊張感の欠如という意味では弱点になりうるはずなのに、この作品はそれを最大の武器に裏返してみせた。だから安心して笑っていられる。明日のことを考えながらでも、考えるのをやめたくても、どっちでも観られる。
単なるギャグアニメと括ってしまうのは惜しい。これは「何も背負わなくていい時間」を、わざわざ吸血鬼という重そうなモチーフを使って作り出した装置だと思っている。吸血鬼といえば不死や宿命や血の呪いといった、湿った重さを引きずる存在だ。その記号を借りてきて、中身を空っぽにして、塵にして笑い飛ばす。重さの記号から重さだけを抜く——その引き算のセンスに、私はけっこう本気で感心している。
特に刺さったシーン
序盤、ドラルクが些細なことで早々に塵になる一連の流れで、もう声を出して笑ってしまった。福山潤のドラルクは、死ぬ直前の情けなさと、戻ってきた後の妙にプライドの高い態度の落差が絶妙で、この一人芝居だけでずっと観ていられる。崩れる瞬間の「あっ」という諦めの混じった声の抜け方が良くて、ここで毎回やられる。
脇を固める声優陣の本気の馬鹿馬鹿しさも効いている。子安武人のヨモツザカは無駄に貫禄のある声でくだらないことをやるからこそ笑えるし、小野大輔のヒヨシ、松岡禎丞の半田桃あたりが画面に入ってくると場のテンションがもう一段おかしな方向に転がる。細谷佳正のサテツの落ち着いた声が、周りの騒がしさのなかで逆にツッコミとして際立つのも好きだ。みんな良い声で全力でしょうもないことをやっている。この贅沢さが、終盤の畳みかけまでずっと途切れない。
読んで見たくなったら——『吸血鬼すぐ死ぬ』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 疲れた夜に、頭を空にして笑いたい人
- 死や緊張のない、リセットの効くコメディに安らぎを感じる人
- テンポの速いギャグと、良い声優が全力で繰り出す馬鹿馬鹿しさを楽しめる人
- パロディや小ネタの密度を、止めて巻き戻してでも拾いたいタイプ
合わない人
- 連続したストーリーや、キャラの成長・ドラマを求める人
- 1話完結のギャグの反復に飽きやすい人
- 下ネタやパロディ多めのノリに乗り切れない人
次に見るなら
斉木楠雄のΨ難が好きなら、こっちの塵になる速度にもすぐ馴染めるはず。超常設定を背負いつつ、淡々と高速でギャグを撃ち続けるテンポ感が近い。何も考えず流し見できる安心感も同じ種類だ。
湿ったモチーフを乾いた笑いに変換する手つきが好きなら鬼灯の冷徹。地獄という重そうな舞台で、ひたすら無表情に脱力ネタを積んでいく。死や冥界をネタとして軽く扱う割り切りに通じるものがある。
良い声優が全力でしょうもないことをやる多人数コメディという意味ではおそ松さん。キャラの濃さで押し切るノリと、回ごとに振り幅の大きいギャグの構成が刺さるはずだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「吸血鬼すぐ死ぬ」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の配信サービスに対応しているので、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。気になった方は、上記いずれかのサービスでチェックしてみてください。


