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ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴
| 放送年 | 1993年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
ミスター・サタンが天下一武道会を開催し、世界中の者に参加を呼びかける。しかし獄中から脱獄した古の悪党ボージャックが参戦していることに気づかない。現在死亡している悟空に代わり、悟飯、ベジータ、トランクスがボージャックとその手下を倒すことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界的な英雄となったミスター・サタンが、自らの名を冠した武道会「インターギャラクティック武道会」を開催し、世界中の強者たちに参加を呼びかけます。悟飯やトランクス、ピッコロらも腕試しに集まりますが、その裏では、はるか昔に封印されていた銀河の悪党ボージャックが復活し、手下を率いて会場に紛れ込んでいました。すでに命を落としている悟空はこの場におらず、地球の戦士たちだけでボージャック一味に立ち向かうことになります。追い詰められる悟飯が、亡き父の想いを背に秘めた力を解き放つ姿が描かれます。みどころ・魅力
① 悟空不在で描かれる悟飯の覚醒
本作最大の見どころは、父・悟空がいない状況で悟飯が主役として戦う点です。仲間が次々と倒される絶望的な展開のなか、追い詰められた悟飯が怒りとともに力を爆発させる場面は、テレビ本編のセル編とも重なる王道のカタルシスを味わえます。② 銀河の悪党ボージャック一味の存在感
緑の肌と赤い髪が印象的なボージャックと、個性豊かな手下たちが放つ威圧感も魅力です。チームで連携して戦士たちを圧倒する戦法は劇場版ならではの強敵感があり、ベジータやトランクスとの肉弾戦も迫力たっぷりに描かれています。③ 約50分に凝縮されたバトルのテンポ
劇場版らしく無駄をそぎ落とした構成で、武道会の幕開けから一気にクライマックスへと駆け抜けます。引き締まった上映時間のなかで超サイヤ人たちの戦いが立て続けに展開されるため、ドラゴンボールZのアクションを手軽に楽しみたい人にも向いた一本です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 上田芳裕 |
|---|---|
| OP | 影山ヒロノブ「Cha-La Head-Cha-La」 |
| ED | 影山ヒロノブ「銀河を超えてライジング・ハイ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ドラゴンボールZの映画、いったい何作あるんだ。数えようとして、途中でわからなくなってやめた。90年代の東映まんがまつりに毎回ねじ込まれていた時期の一本で、本編が一番忙しかったあたりに差し込まれる「短い祭り」みたいなもの。だから最初は、どうせ40分ちょっとの総力戦でしょ、と高をくくって見始めた。ところが悟空がいない。死んでいて、出てこない。シリーズの真ん中にぽっかり主役が抜けたまま話が回り出す違和感で、妙に背筋が伸びた。これ、お祭り回のふりをして、けっこう重たいテーマを抱えてるやつだ、と。2回目に見たときは、最初の十分のミスター・サタンの空回りっぷりが、後半の悟飯の孤独を引き立てる前フリだったことに気づいて、ちょっと唸った。
父親がいない天下一武道会で、悟飯がひとりで立たされる話
この映画、表向きはミスター・サタン主催の派手な武道会と、脱獄してきた古の悪党ボージャックの暴れっぷりがメインに見える。でも何度か見ていると、骨格にあるのはずっと「父親の不在」だと思う。悟空はこの時点で死んでいて、戦いに出てこられない。いつもなら土壇場で全部ひっくり返してくれるあの人が、今回は最後まで降りてこない。残された悟飯、ベジータ、トランクスが、自分たちだけで何とかするしかない。
とくに悟飯にとってこれは残酷な状況で、彼はずっと「父の隣にいる子ども」だった。強いけれど、最後の決定打は父に委ねてきた。その逃げ場が、今回はない。仲間が次々に倒され、追い詰められて、それでも前に出るしかなくなったとき、彼の中で何かが切り替わる。単なるパワーアップ演出に見えて、あれは「もう誰も助けに来ない」と腹をくくった瞬間の話なんだと思う。子どもが、父の幻影を手放して自分の足で立つ。少年漫画のお約束みたいな展開だけど、悟空という強烈な太陽が物理的に欠けているぶん、その自立がいつもより生々しく刺さる。
面白いのは、その重たい主題のすぐ隣で、ミスター・サタンがひたすら道化を演じていること。本物の戦いの怖さを知らない男が、観客の前で「最強」を演じ続ける。命を懸けて立つ悟飯と、見栄で立つサタン。この対比があるから、悟飯の覚悟が口で説明されなくても伝わってくる。お祭り映画の顔をして、実は「本当に強いとは何か」を静かに問うてくる。そういう二重底の作りが、短い尺にぎゅっと詰まっている。
特に刺さったシーン
やっぱり終盤、悟飯が追い詰められてから一段ギアが上がるところ。ここで野沢雅子さんの声が変わるのがいい。悟空のときの飄々とした明るさとも、いつもの悟飯の優しい声とも違う、喉の奥から絞り出すような低い震えが入る。同じ人が演じているとは思えない切り替えで、初見のときは「あ、これもう父親の子じゃなくて、こいつ自身の戦いだ」と背中がぞわっとした。映画館の音響で聴いたら、あの低音はもっと腹に来たはずだ。
あと敵側。玄田哲章さんの声が乗ると、敵役の格がひとつ上がる。へらへらした残虐さと、底にある本物の重さが同居していて、ただの噛ませ犬で終わらない不気味さがある。田中真弓さんのクリリンが早々に痛い目に遭うのも、軽口担当だからこそ「今回は本当にやばい状況なんだ」というスイッチになっていて、配役の使い方がうまい。倒れていく仲間の声が積み重なるほど、最後に立つ者の孤独が濃くなる。
読んで見たくなったら——『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 悟飯というキャラの「父の影から出ようとする瞬間」が好きな人
- 本編の合間に挟まる、短くて密度の高いお祭り映画の手触りが好きな人
- 野沢雅子・玄田哲章あたりの声の演技を、画より先に耳で味わいたい人
- 40分前後でガッと殴られて終わる、潔い尺の映画を求めている人
合わない人
- 緻密なストーリー運びや、敵の背景設定の掘り下げを期待する人
- 悟空の活躍がないドラゴンボールはちょっと物足りない、という人
- 本編との時系列やつながりをきっちり整合させたいタイプの人
次に見るなら
悟飯が主役を張る瞬間にやられたなら、ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦へ。圧倒的な敵を前に追い詰められる構図が近くて、こちらは悟空サイドの絶望感が濃い。同じ「勝てない相手にどう立ち向かうか」の味が楽しめる。
純粋に劇場サイズの作画と音で殴られたいなら、ドラゴンボール超 ブロリー。同じ宿敵を現代の技術で組み直した一本で、戦闘のうねりと音響の進化を体感すると、90年代の手描きの熱さとの違いも面白い。
「主役が一段成長する戦い」のカタルシスが好きなら、トーナメント形式で覚悟が試される幽☆遊☆白書もおすすめ。少年が背伸びして強敵に挑む手触りが、悟飯のあの瞬間と地続きで響く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、Netflixで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。ドラゴンボール作品をまとめて追いたい場合はdアニメストアやU-NEXT、ふだん使っているサービスで気軽に観たい場合はAmazonプライムビデオやNetflixと、用途に合わせて選べます。気になったタイミングでお好みの配信サービスからチェックしてみてください。