ひゃくえむ。

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2025ひゃくえむ。

ひゃくえむ。

★ 4.2 / 5.0ドラマスポーツ
放送年2025年
話数1話
原作漫画
制作ROCK’N ROLL MOUNTAIN

走ることが天職の陸上選手・戸橋。子ども時代から才能に恵まれ、100m走で楽々と勝利を重ねていた。しかし6年生の時、転校生・小宮と出会う。技術に欠けながらも強い決意を持つ小宮に教える過程で、戸橋は勝つことの新たな意義を見出す。数年後、二人は陸上競技のトラックで宿命のライバルとして再び相対する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

走ることに天職を感じる陸上選手・戸橋は、幼い頃から100mで連勝を重ねてきたエリート。しかし小学6年のとき、技術は未熟でも強烈な意志を持つ転校生・小宮と出会い、教え合う中で「勝つこと」の意味を問い直す。やがて二人は高校の陸上トラックで、真のライバルとして激突する。才能と努力、二人の少年が走り続けた先に待つものとは。

みどころ・魅力

① 「才能vs努力」を超えた、二人の魂のぶつかり合い

天才型の戸橋と努力型の小宮。単純な二項対立に終わらず、互いが互いを変えていく関係性の変化が丁寧に描かれる。幼少期から高校生まで時間をかけて積み上げられた因縁が、ラストのレースへの感情移入を高める。

② たった100mに凝縮されたドラマ

わずか10秒足らずの競技に人生を賭ける選手たちの内面を、劇場版の映像と音響で体感できる。スタートからゴールまでの描写は圧巻で、スポーツ映画としての緊張感と没入感が際立つ。

③ スポーツを超えた「自分とは何か」という問い

陸上競技を舞台にしながら、作品が問うのは「なぜ走るのか」という根源的なテーマ。勝利だけを目指してきた主人公が、ライバルとの交流を経て自分自身と向き合う成長譚としても深く刺さる。

キャスト・声優一覧

トガシ
トガシ
メイン
›
松坂桃李
小宮
小宮
メイン
›
染谷将太
仁神タケル
仁神タケル
サブ
›
笠間淳
浅草葵
浅草葵
サブ
›
高橋李依
椎名スズメ
椎名スズメ
サブ
›
田中有紀
森川
森川
サブ
›
石橋陽彩
経田
経田
サブ
›
石谷春貴
沼野
沼野
サブ
›
榎木淳弥
尾道
尾道
サブ
›
杉田智和
樺木
樺木
サブ
›
内田雄馬
財津
財津
サブ
›
内山昂輝
海棠
海棠
サブ
›
津田健次郎

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スタッフ

監督岩井澤健治
キャラクターデザイン小嶋慶祐
音楽堤博明
EDOfficial髭男dism「らしさ」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ひゃくえむ。」というタイトルを見たとき、正直しばらく意味がわからなかった。句点まで含めてタイトルなのか、と。100メートル走のアニメ、それだけを言っているのに、妙な圧がある。劇場版と聞いて、「スポーツアニメのスピンオフ?」と思って調べたら原作ありの独立作品で、それでようやく腰を上げた。

見始めてまず感じたのは、テンポの速さというより、静けさだった。スポーツものにありがちな熱量の押しつけがなくて、子どもの戸橋が走る場面の、ちょっと冷めた目線が妙に引っかかる。2回目で気づいたのは、この映画がスポーツの「強さ」ではなく「なぜ勝ちたいのか」という問いをずっと掘り続けているということ。最初はそれを見落としていた。

「才能があるやつ」は、なぜ走り続けなければならないのか

この映画が描いているのは、努力と才能の対比ではない。そういう単純な話にしないところが、妙に誠実に感じた。

戸橋は最初から速い。小学生のうちから、教えなくても勝てる。その「楽に勝てる状態」が、実は一番残酷な置き場所だということを、物語は丁寧に積み上げていく。才能がある人間は、努力が「選択」にならない。やらなくても勝てるから、やる理由を自分で見つけないといけない。小宮という、技術も才能もないが決意だけは本物の存在が現れることで、初めて戸橋に「勝つ意味」を問う契機が生まれる。

杉田智和が演じる尾道の声が、この映画のある種の「答え側」にいる人間として機能していて、低く安定した質感が戸橋の迷いを際立たせる構造になっている。対して津田健次郎の海棠は、出てくるだけで空気が変わる。台詞の少ない場面でも、息遣いひとつで「この人物には背景がある」と感じさせるのは、やはりこの人の地力だと思う。

終盤、二人がトラックで向き合う場面は、勝敗よりも「ここまで来た理由」の確認になっている。高橋李依の浅草葵は、その外側にいる視点として機能しており、感情的に引っ張りすぎない抑制が効いていた。内山昂輝の財津と内田雄馬の樺木は、どちらも主人公たちを映す鏡として置かれていて、二人の違いが戸橋と小宮の差異をもう一度照らし返す。

「才能がある人間が走り続けること」は当たり前に見えるけれど、実は一番説明しにくい動機だ。その不安定な場所を、逃げずに描こうとした映画だと思う。

特に刺さったシーン

小宮に走り方を「教える」場面が、思っていたより長く使われていて、そこが一番良かった。戸橋は自分が「なぜそう走るのか」を言語化したことがない。だから教えながら詰まる。あの詰まり方が、才能ある人間のリアルな困惑として機能していた。

声でいうと、内田雄馬の樺木が中盤に一言だけ核心を突く台詞を言う場面、あそこの間の取り方が妙に刺さった。叫ばない、力まない。それでも聞いた後しばらく頭に残る。2回目に見たとき、あの台詞が序盤の伏線を回収していることに気づいて、少し止まった。

終盤のスタートライン直前の無音に近い数秒も印象的で、音楽を抜くタイミングの判断が正確だった。スポーツアニメは音楽で感情を乗せすぎることがあるが、この映画はそこで引いた。その判断が信頼できる。

読んで見たくなったら——『ひゃくえむ。』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「努力vs才能」の二項対立が雑だと思っている人
  • 競技スポーツより、競技を通じた人間の内側に興味がある人
  • 静かなトーンの劇場版アニメが好きな人(『聲の形』や『リズと青い鳥』が合った人)
  • 津田健次郎・杉田智和の掛け合いを劇場音響で聴きたい人

合わない人

  • 熱血・全力疾走・逆転劇のカタルシスを求めている人には、やや物足りないかもしれない
  • 100m走という競技のルールや戦略的な解説を期待すると拍子抜けする(そこは主題ではない)
  • キャラクターが多く、尺の都合で掘り下げが薄い人物も出てくるので、群像劇として見ると少し物足りなさがある

次に見るなら

ツルネ ―風舞高校弓道部―
競技の技術よりも「なぜやるのか」を問い続ける構造が近い。弓道という静的な競技を通じて、承認と自己の問題を掘る。スポーツものが苦手でも入りやすい温度感で、『ひゃくえむ。』の余韻に合う。

THE FIRST SLAM DUNK
劇場版スポーツアニメとして完成度が高く、試合の外側にある人物の動機をどう描くかという点で参照になる。あちらは音と映像の密度で押してくるタイプで、方向性は違うが「なぜ走るか・なぜ打つか」という問いの置き方が近い。

映画 聲の形
直接スポーツものではないが、静かなトーンと、登場人物が抱える「うまく言えない動機」の描き方が似ている。感情を説明しすぎない演出が好みなら、この映画も同じ感触で見られるはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT—¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ひゃくえむ。』はDMM TVおよびNetflixで現在配信中のため、自宅でも手軽に視聴できる。サブスクを利用している方はすぐに楽しめる環境が整っており、見逃していた方もこの機会にぜひチェックしてみてほしい。

よくある質問

Q. 『ひゃくえむ。』はどこで見られますか?
A. DMM TVとNetflixで配信されています。どちらかのサービスに加入していれば追加料金なしで視聴可能です。
Q. 原作はありますか?
A. 100メートル走をテーマにしたスポーツ作品です。陸上競技や青春ドラマが好きな方に特におすすめの劇場版アニメです。
Q. スポーツに詳しくなくても楽しめますか?
A. はい。陸上の専門知識は不要で、ライバルとの人間関係や成長のドラマが中心なので、スポーツ映画が初めての方でも十分楽しめます。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 劇場版アニメとして公開された作品です。配信版でも同様の尺で視聴できます。隙間時間にも観やすいコンパクトな作品です。

まとめ

『ひゃくえむ。』はDMM TVおよびNetflixで現在配信中のため、自宅でも手軽に視聴できる。サブスクを利用している方はすぐに楽しめる環境が整っており、見逃していた方もこの機会にぜひチェックしてみてほしい。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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