るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023)

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2023るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023)

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023)

★ 3.7 / 5.0アクションドラマラブコメ
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作LIDENFILMS

幕末の京都で、黒船来航により現れた殺人鬼・人斬り。血に染まった刃で多くの者を斬り、乱世の幕末時代を終わらせ、明治維新という新しい時代を切り開いた。その後、彼は姿を消し、時の流れとともに伝説となっていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

幕末の動乱期、”人斬り抜刀斎”として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心。数多の命を奪い明治維新の礎を築いた彼は、「不殺(ころさず)」の誓いを立て流浪の旅に出る。そして明治11年の東京・神谷道場にたどり着いた剣心は、師範代・神谷薫をはじめとする人々と出会い、新たな絆を結んでいく。しかし平和な日々も束の間、かつての時代に生きた強敵たちが次々と剣心の前に現れ、贖罪の旅は新たな戦いへと向かっていく。

みどころ・魅力

① 原作を忠実に再現した圧巻の剣戟アクション

2023年版は原作漫画への高い忠実度と、現代のアニメ技術が融合した作品。スピード感あふれる飛天御剣流の技の数々が、緻密な作画と躍動感ある演出で描かれる。特に剣心の「逆刃刀」を使った戦闘シーンは、迫力と美しさが両立しており、往年のファンも初見の視聴者も引き込まれる完成度となっている。

② 剣心と薫の距離が縮まるラブコメ要素

不殺の誓いを抱えながらも少しずつ心を開いていく剣心と、まっすぐな心で剣心を受け入れる薫の関係性が本作の大きな魅力。シリアスな戦いの合間に挟まるほのぼのとしたやり取りやコミカルな掛け合いが、物語に温かみをもたらし、アクション一辺倒にならないバランスの良さを生み出している。

③ 個性豊かなキャラクターと明治という時代背景

元盗人の弥彦、元新選組三番隊組長の斎藤一、天才剣士の蒼紫など、それぞれの過去と信念を持つキャラクターたちが登場。激動の時代を生き延びた者たちが明治という新時代にどう向き合うかというテーマが、単なる剣戟漫画を超えた深みを作品に与えている。

キャスト・声優一覧

緋村剣心
緋村剣心
メイン
›
斉藤壮馬
神谷薫
神谷薫
メイン
›
高橋李依
相楽佐之助
相楽佐之助
メイン
›
八代拓
明神弥彦
明神弥彦
メイン
›
小市眞琴
高荷恵
高荷恵
サブ
›
大西沙織
四乃森蒼紫
四乃森蒼紫
サブ
›
内田雄馬
斎藤一
斎藤一
サブ
›
日野聡
沖田総司
沖田総司
サブ
›
保志総一朗
相楽総三
相楽総三
サブ
›
小野大輔
鵜堂刃衛
鵜堂刃衛
サブ
›
杉田智和
般若
般若
サブ
›
置鮎龍太郎
関原妙
関原妙
サブ
›
能登麻美子

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スタッフ

監督山本秀世
シリーズ構成倉田英之
キャラクターデザイン西位輝実
音楽髙見優
美術監督齋藤幸洋
音響監督納谷僚介
OPあやせ「飛天」
OPR-指定「るろうの形代」
EDれをる「切っ先」
ED「存在証明」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「またリメイクか」という気持ちは、正直あった。子どものころにテレビの前でかじりついていたあの作品が、いまの作画と音響で蘇るというのは、どこか複雑な感情を伴う。思い出は思い出のまま置いておきたい、と思う人間の気持ちもわかる。それでも見てしまったのは、予告映像で流れた剣心の動きが、記憶より速くて、きれいで、「あ、これはちょっと違う」と感じたからだ。

実際に見始めたら、その直感は当たっていた。同じ原作を使って、これだけ別物になるのかという驚きが、第1話からある。2回目を見ると、冒頭の剣心の立ち姿が「強さを隠している人間の立ち方」をしていることに気づいて、作り手のこだわりがどこに向いているかが見えてくる。旧作への愛着がある分、そのぶん余計に刺さるところと、そうでないところがはっきり分かれた。それが正直な第一印象だ。

「最強」を捨てた人間が、それでも抜かない理由

この作品を単純な剣客アクションとして見ると、たぶん面白さの半分くらいしか受け取れない。るろうに剣心が描いているのは、「強さの使い方」という問いだ。それも、強さを持つ人間が他者を圧倒するという話ではなく、圧倒できるだけの力を持ちながら、それを振るわないことを選ぶ人間の話として作られている。

緋村剣心というキャラクターは、いわゆる強キャラとしての記号をすべて持っている。圧倒的な剣技、謎めいた過去、飄々とした物腰。初めて見る人間はそこに引き寄せられるし、実際に引き寄せられるよう設計されている。だが、この作品が何度見ても面白いのは、剣心の強さが「人を守るためだけに存在している」という縛りを、本人が自分に課しているという構造が、ドラマの推進力になっているからだ。

鵜堂刃衛というキャラクターが序盤のクライマックスに登場するが、杉田智和の演技がここで効いてくる。声域の低さと、言葉の間のとり方が、刃衛という人間の「壊れた一貫性」を体現していた。単純な悪役ではなく、剣心の鏡として機能するキャラクターを、声だけであれだけ成立させるのは技術の話でもあるし、キャスティングの話でもある。剣心の「不殺」の誓いが本当に試されるのは、刃衛との対峙においてだ。それ以前の戦いはウォームアップに過ぎない。

明治という時代設定も、テーマに直結している。幕末の殺戮が「時代の要請」だったとするなら、その後の平和な時代に剣客として存在することの矛盾を、剣心は身体で引き受けている。斎藤一というキャラクターが体現する「悪即斬」の論理は、剣心の「不殺」と対置されることで、どちらが正しいという答えを出さずに、観る側に問いを投げてくる。日野聡の斎藤一は、軽率に「いいやつ」に見えない声と間があって、そこが良かった。

2回目以降で気づくのは、剣心が笑っている場面と、笑っていない場面の使い分けが相当に計算されているということだ。飄々とした表情の裏に何があるかを知った状態で見ると、序盤の軽い立ち回りですら重みが変わる。それをやり遂げているのは作画と演出の話だが、2023年リメイクはそこに相当なリソースをかけている。

特に刺さったシーン

刃衛との決着前後の一連の流れは、何度見ても落ち着かない。剣心が「人斬り抜刀斎」として内側から表出しかけるあの瞬間の演技と作画は、テレビアニメとしての完成度がおかしい。剣の動きより先に「人間の呼吸」が変わるのが画面から伝わって、最初に見たとき思わず前のめりになった。

能登麻美子が演じる関原妙は、道場主として物語の「日常側」を担うキャラクターだ。強さと弱さが入り混じった人間として描かれていて、能登さんの声の質感——あの「折れそうで折れない声」——が妙というキャラクターに合いすぎている。特に感情が高ぶる場面で、声を張り上げるのではなく逆に抑えてくる演技の選択が、何度見ても正解だと思う。

相楽総三を演じた小野大輔は、出番の比重に対して印象の残り方が大きかった。赤報隊という、幕末の闇の部分を背負ったキャラクターを、怨念や悲壮感より「静かな怒り」として表現していて、それが画面のトーンと合っていた。般若役の置鮎龍太郎は、悪役としての声の圧力と、その奥にある哀愁の混ぜ方が巧くて、記号的な敵にならずに済んでいた。

読んで見たくなったら——『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(2023)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 旧作を子どものころに見ていて、映像クオリティで見返したい人
  • 剣戟アクションに「哲学的な理由」がほしい人——ただ強いだけでは物足りない人
  • 声優の演技で作品の奥行きが変わると信じている人
  • 明治・幕末という時代背景が好きで、史実との接続に面白みを感じられる人
  • 1クールで完結せず、じっくりシリーズとして追えることを好む人

合わない人

  • 旧作の作画・テンポ感を正典として刷り込まれていて、変化を受け入れにくい人
  • アクションシーンより日常回・コメディパートが多いことに苛立つ人(序盤は特に)
  • 主人公の「不殺」という縛りに対して「ただ甘いだけ」と感じる人——そこに共感できないと、ドラマの土台がずれる
  • 週1話ペースのテレビアニメを追う習慣が今はない人——一気見向きではあるが、物語のリズムは週刊連載前提の構成だ

次に見るなら

青の祓魔師(劇場版・TVシリーズ)——「背負った過去と戦い続ける主人公」という構造が近い。こちらは超常バトルだが、主人公の「自分の力をどう使うか」という問いの重さが似た温度感にある。剣心に引っかかったなら、奥村燐の話も刺さる可能性が高い。

鬼滅の刃——比較されることが多い作品だが、実際に「不殺か殺すか」ではなく「守るために何を犠牲にするか」というテーマの近さは本物だ。作画水準と主人公の倫理観の描き方が好きなら、両方を往復するのが一番わかりやすい。

どろろ(2019年)——時代劇×業の深い主人公×失われたものを取り戻す旅、という組み合わせが好きなら外せない。るろうに剣心より暗めのトーンだが、剣心の「幕末の罪」に引っかかったなら、百鬼丸の話は確実に刺さる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(2023年版)は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Netflix・Huluの主要4サービスで視聴可能です。複数のサービスで配信されているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。無料体験期間を利用すればお得に楽しめるので、まずは使い慣れたサービスから確認してみてください。

よくある質問

Q. 2023年版は旧アニメ版と何が違いますか?
A. 1996年放送の旧アニメ版と比べ、2023年版は原作漫画により忠実なストーリー構成となっています。現代の映像技術による高品質な作画と音楽も刷新されており、旧作ファンも新鮮な気持ちで楽しめる内容です。
Q. 原作漫画を読んでいなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。第1話から丁寧に世界観や人物関係が描かれるため、予備知識なしでも問題ありません。時代背景(明治維新後の日本)を軽く知っておくとより深く楽しめるでしょう。
Q. 全何話ですか?続きはありますか?
A. 2023年放送の第1クールは全24話構成です。原作の「追憶編」「京都編」にあたるエピソードも続編として制作・放送されており、シリーズとして継続的に展開されています。
Q. 子どもと一緒に観られますか?
A. 剣戟アクションが中心のため、激しい戦闘シーンが含まれます。暴力描写に敏感なお子さんには保護者の判断が必要ですが、残酷すぎる表現は少なく、中学生以上であれば概ね問題なく楽しめる内容です。

まとめ

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(2023年版)は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Netflix・Huluの主要4サービスで視聴可能です。複数のサービスで配信されているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。無料体験期間を利用すればお得に楽しめるので、まずは使い慣れたサービスから確認してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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