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美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Comet |
ビナン高校地球防衛部の少年たちは、地元の銭湯でダラダラと過ごす日々を送っていた。ところがピンク色のウォンバットが現れ、地球を救うよう懇願してくる。少年たちはこの奇妙な依頼に応じ、怠け癖を忘れて立ち上がる。彼らは地球防衛という予想外の使命に挑むことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ビナン高校地球防衛部の少年たちは、放課後を地元の銭湯でだらだら過ごすことを何より愛する怠惰な日常を送っていた。そこへ突如ピンク色のウォンバットが現れ、「地球を救ってほしい」と懇願してくる。戸惑いながらも使命を受け入れた少年たちは、変身ヒーローとして謎の敵と戦うことに。魔法少女ジャンルを男子高校生で贈る、シュールで笑い満載の学園コメディ第2期。みどころ・魅力
① 男子×魔法少女パロディという逆転の発想
美少女が変身して戦う「魔法少女」フォーマットを男子高校生で再現した逆張り設定が最大の笑いどころ。変身バンクや必殺技の演出は王道を忠実に踏みながら、随所に差し込まれるシュールなボケが絶妙なズレを生み出す。第2期はそのテンポとネタ密度がさらに磨かれている。② 「何もしたくない」が本音の脱力系キャラクター
地球防衛という大義名分を持ちながら、基本的に怠けることしか考えていない部員たち。彼らのゆるいかけあいと、使命感ゼロのウォンバットとの漫才が毎話の笑いを下支えする。重いストーリーは皆無で、雰囲気とテンポだけで最後まで引っ張る心地よい構成が魅力。③ 各話完結で途中からでも気軽に視聴できる
各話がほぼ独立したギャグ構成のため、どこから見ても内容を楽しめる。前期未視聴でも世界観をすぐ掴める作りになっており、「とりあえず1話だけ」と気軽に手を伸ばせる敷居の低さがシリーズの強みのひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高松信司 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| キャラクターデザイン | 原由美子 |
| 音楽 | yamazo |
| 美術監督 | 武藤正敏 |
| OP | 地球防衛部「沸点突破☆LOVE IS POWER☆」 |
| ED | 地球防衛部「沸点突破☆LOVE IS POWER☆」 |
| ED | ベッパー「あなたは遥か一等星」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見終えたとき、「続きがあるなら見るか」という程度の気持ちだった。熱量の高い作品ではないし、そもそも主人公たちもそういうテンションで世界を救っているので、視聴者がそれに合わせてしまうのは正しい反応だと思う。だから2期に手を伸ばしたのはほぼ惰性で、最初の数話は「そうそう、このくらいのテンションだった」と確認しながら見ていた。
2回目に見直すと、杉田智和の「面倒くさそうな台詞回し」と福山潤の「わずかに嬉しそうなリアクション」が噛み合っているタイミングに気づく。箱根強羅と有馬燻のやり取りは、台本以上のことをやっているような瞬間がいくつかあって、そこだけ妙に引き込まれる。1期のゆるいノリが性に合っていた分、2期はその空気感をどれくらい維持できるかを確認するつもりで見ていた。
「やりたくない」を貫くことが、なぜかひとつの強さになっている
このシリーズが描こうとしているのは、「使命を与えられた者の成長」ではない。むしろその逆で、どれだけ非日常な状況に放り込まれても、できるだけ「何もしたくない」状態に戻ろうとする人間の習性——そこをひたすら肯定的に描いている。
魔法少女ものの文法では、主人公はたいてい覚醒して強くなり、使命を受け入れる。このシリーズはその成長曲線をほぼ描かない。戦いが終われば銭湯に帰る。それだけだ。そしてLOVE!LOVE!でも、その姿勢は変わらない。
ギャグとして機能しているのはわかっている。でも2回3回と見ていると、その「変わらなさ」に不思議と芯のようなものを感じてくる。世界を救っても自分のベースは守る、という態度は、ある種の実存的な落ち着きに見えてくる。成長しない主人公への批判は簡単にできるが、「非日常を乗り越えても元に戻れる人間」というキャラクターの在り方は、思ったより強い。
子安武人が演じるアラン・サルヴァトーレのような敵キャラが妙にしっかりしているのも、この構造の面白さと関係している。敵が本気なのに主人公たちが本気じゃない。そのギャップが笑いになっている一方で、「そもそも彼らを動かしているものは何か」という問いが静かに残る。本気の子安武人の声が、やる気ゼロの主人公側と空間を共有している——そのズレ自体が、この作品の核だと思っている。
特に刺さったシーン
浪川大輔が演じる修造岡がしゃべるたびに、「このキャラにこのキャスティングをする制作の感覚」に感心してしまう。あの微妙に明るすぎるテンションが修造岡のキャラクターに重なる瞬間があって、そこだけ不思議と笑えない——笑えないというか、正確には「笑っていていいのかわからなくなる」感覚になる。ギャグ文脈なのに急に空気が変わる瞬間を作れるのは、声優個人の引力みたいなものだと思う。
あと、敵幹部側の描写で中井和哉が演じる聖夜一人が絡む場面は、音のトーンが一瞬変わる。ギャグ寄りの台本の中で、あの声が入ると重力が増す感覚がある。それが本人たちはまったく本気でやっているからこそ成立する。コメディで「声の重心」を感じられるのは、キャスティングが正確にハマっているときだけだ。
変身バンクを毎回崩さない姿勢も、最初は「省エネ戦略では」と思っていたが、2回目あたりから「これはフォーマットへの愛情だ」という読み方になった。1期からずっとそうで、2期でも崩さない。その徹底が、この作品の誠実さだと今は思っている。
読んで見たくなったら——『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期を完走していて、もう少しあの空気感を吸いたいと思った人
- テンポが遅くて何も起きないような時間を「ゆるい」と感じて好む人
- 杉田智和・福山潤・子安武人・浪川大輔・中井和哉のキャスティングだけで興味を持てる人
- 魔法少女ジャンルへのある程度の理解があり、パロディとして読める人
- 「成長しない主人公」が物語として成立することへの理解がある人
合わない人
- 1期を見ていない、または1期で早々に離脱した人(2期で空気感が変わることはない)
- ストーリーの起伏や感情の山を求めている人
- ギャグの密度が低いと感じる人——本作のギャグは間と文脈で成立するタイプで、コンスタントに笑えるつくりではない
- 男子校もの・男性キャラのわちゃわちゃが肌に合わない人
次に見るなら
「やる気ゼロの非日常コメディ」という文脈で言うと、斉木楠雄のΨ難は感覚が近い。超能力者の主人公が「目立ちたくない・何もしたくない」という動機で行動するシリーズで、ギャグの作り方が構造的に似ている。テンポが速めで笑いの密度が高いので、防衛部のゆるさが物足りなかった人にも合いやすい。
おそ松さんも並べて語られることが多い。ニート六つ子という設定上、何かが改善されることは基本的に期待されていない。成長しない・変わらないことをフォーマットにしているアニメとして、防衛部と構造が近く、声優陣の芝居を楽しむ見方もできる。1期(2015年版)から入るのがいい。
もう少し正統なジャンルパロディを見たい人には魔法陣グルグル(2017年版)が合うかもしれない。RPGジャンルへの愛情と悪意がちょうどいいバランスで混在していて、「ジャンルの文法を半分わかったうえでツッコむ」という姿勢が防衛部に近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』はdアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで視聴できます。主要な配信サービスに幅広く対応しているため、普段使いのプラットフォームからすぐに視聴を始められます。シュールな笑いとゆるいキャラクターが好きな方は、ぜひお気に入りのサービスでお楽しみください。