ハチミツとクローバー

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2005ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー

★ 3.8 / 5.0コメディドラマラブコメ日常系
放送年2005年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作J.C.STAFF

竹本祐太、真山武史、森田忍は小さなアパートを共有する大学生3人組。貧困の中でも、彼らは人生の小さなことから喜びを得ている。物語は貧乏な大学生活と、18歳の才能ある少女・花本はぐみが現れたことで生じる恋愛模様を描く。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

美術大学に通う竹本祐太、真山武史、森田忍の3人は、古いアパートで貧しくも賑やかな日々を送っていた。ある日、教授の姪である花本はぐみが入学し、その圧倒的な才能と無垢な存在感が3人の日常を静かに揺さぶり始める。恋心、友情、将来への不安――若者たちが「自分の進む道」を模索する青春群像劇。笑いと涙が交差する、忘れられない大学時代の物語。

みどころ・魅力

① 笑いと切なさが絶妙に共存するストーリー

貧乏学生たちの日常ギャグで笑わせながら、報われない片思いや将来への焦りで胸を締め付ける。コメディとシリアスの振れ幅が大きく、気づけば感情を持っていかれる。「泣き笑い」という言葉がこれほど似合う作品は少ない。

② 「好きなのに伝えられない」恋愛描写のリアルさ

はぐみをめぐる複数の想いが交錯するが、誰もが不器用で、誰もが誠実。告白できない理由、踏み出せない理由がきちんと描かれており、視聴者は登場人物全員の気持ちに寄り添いたくなる。恋愛の「もどかしさ」を丁寧に掘り下げた脚本が光る。

③ 美大という舞台が生む「才能と挫折」のテーマ

美術という評価の難しい世界を舞台に、天才と凡人の間で揺れるキャラクターたちの葛藤が描かれる。「自分には才能があるのか」「好きなことで生きていけるのか」という問いは、クリエイティブ系に限らず多くの人の心に刺さる普遍的なテーマだ。

キャスト・声優一覧

真山巧
真山巧
メイン
›
杉田智和
竹本祐太
竹本祐太
メイン
›
神谷浩史
森田忍
森田忍
メイン
›
うえだゆうじ
山田あゆみ
山田あゆみ
メイン
›
高橋美佳子
花本はぐみ
花本はぐみ
メイン
›
工藤晴香
庄田
庄田
サブ
›
麦人
麦人
リーダー
リーダー
サブ
›
青野武
山崎一志
山崎一志
サブ
›
土田大
花本修司
花本修司
サブ
›
藤原啓治
勅使河原美和子
勅使河原美和子
サブ
›
根谷美智子
看護士
看護士
サブ
›
本多陽子
六太郎
六太郎
サブ
›
浪川大輔

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スタッフ

監督カサヰケンイチ
キャラクターデザイン島村秀一
音楽林有三
音響監督明田川仁
OPユキ「Dramatic」
EDスネオヘアー「Waltz」
EDザ・バンド・ハズ・ノー・ネーム「Mistake」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ハチクロ」という略称だけ知っていて、十数年放置していた作品がある。周りのオタク仲間がやたら「ハチクロは別格」と言うのを聞き流し続けて、ようやく重い腰を上げた。2005年のTVアニメ。美大を舞台にした群像劇、というくらいの前知識で再生ボタンを押した。

最初の数話は正直、「ああ、こういう青春ものね」という感じで見ていた。貧乏で、恋愛が成就しなくて、それでも楽しそうな大学生活。どこかで見たような設定……と思っていたら、第4話あたりで急に刺さる場面があって、その瞬間から別のアニメになった。

2周目で気づいたのは、序盤から伏線というか、登場人物それぞれの「どこにも行けない感」がちゃんと描かれていること。1周目では気づかなかった細部が、知ってから見ると全然違う重みで飛んでくる。これを2005年にやっていたのか、という驚きが正直なところ。

好きな人に近づけない——この作品は「片想いの重力」の話だ

恋愛アニメだと思って見始めると、少しだけ拍子抜けする。カップルが成立する話ではなく、誰かが誰かを好きなまま動けない状態を、延々と丁寧に描いていくアニメだから。

竹本(神谷浩史)ははぐみに近づきたいが近づけない。真山(杉田智和)は届かない場所の人を好きになる。森田(うえだゆうじ)は感情を表に出さない。全員、何かが足りないんじゃなくて、自分の気持ちの重さに耐えられないだけだ。

この作品が単なる「誰と誰がくっつくか」の話でないのは、それぞれの「動けなさ」に理由があるから。竹本は将来が見えなくて、自分が何者かわからない。真山は自分の感情と仕事への誠実さの間で引き裂かれる。森田はそもそも感情をストレートに出すことを、どこかで放棄しているように見える。

うえだゆうじが演じる森田が面白いのは、ギャグ担当のような立ち回りをしながら、要所要所で底知れなさを見せるところ。賑やかで、でもどこか遠い。この温度感を声だけで出しているのがすごくて、2周目でじっくり聴き直した。

神谷浩史の竹本は「迷っている人間」を演じるのが本当にうまい。声に芯がないんじゃなくて、芯はあるのに方向が定まっていない、という繊細な揺らぎがある。この役を2006年より後に当てたら、また別の芝居になっていたと思う。神谷浩史がまだ「若者の不安」を自分ごととして体に持っていた時期の記録として、このアニメには価値がある。

そしてこの作品を貫いているのは、「好きな人に近づけない引力」ではなく、「近づけないまま時間が流れる」という感覚だ。成長も失恋も解決もせず、ただ時間だけが動いていく。それが青春の実態なんだろうと、見終わってから少し静かな気持ちになった。

特に刺さったシーン

竹本が自転車で日本を縦断するくだりは、この作品でいちばん好きなくだりだ。恋愛も将来も何も解決していないのに、ただ走っている。神谷浩史のモノローグが、感傷的になりすぎず、でも確かに何かを抱えた声で続く。「旅に出ると何かが変わる」という期待を込めて走り始めたのに、戻ってきても何も変わっていないことに、竹本自身も気づいているあの感じ。

真山が感情をぐっと抑えて「平気です」と言う場面でも、杉田智和の声の低さが効いていた。叫ばないし泣かない。でも声のトーンが明らかに「平気じゃない」ことを伝えている。杉田智和が感情を抑えた演技をするとき、抑え方の質が他の人と違う。

花本修司(藤原啓治)が学生たちを見守る視点は、今見ると別の意味で刺さる。藤原啓治はもういない。彼の声で「若者を優しく見ている大人」を聞けるアニメとして、この作品はその意味だけでも保存価値がある。

読んで見たくなったら——『ハチミツとクローバー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 片想いが成就しない話のほうがリアルだと思っている人
  • 大学時代に「なんとなく動けなかった」経験がある人
  • 浪川大輔・神谷浩史・杉田智和の若い頃の演技を聴きたい人
  • 日常系だけど空虚じゃない、感情の密度がある作品を探している人
  • 2000年代前半の作画と空気感が好きな人

合わない人

  • 恋愛が進展しないとストレスになる人(この作品はほぼ進展しない)
  • キャラクターの内面より出来事を追いたい人
  • テンポの速い作品が好きな人(全体的にゆっくり、静かに進む)
  • 結末でカタルシスを求める人(解決より余韻で終わる)

次に見るなら

四月は君の嘘——音楽と青春と、届かない感情という点でハチクロに近い。こちらは片想いより「喪失」がテーマだが、同じ「時間が残酷に流れる」感覚を持っている。ハチクロの静けさが好きなら次はこれ。

NANA——同時期の少女漫画原作アニメで、こちらも「うまくいかない恋愛」を真正面から描く。ハチクロより感情の振れ幅が大きく、ドラマ性が強め。少し違う温度感だが、2000年代の「青春が痛い」系として並べて語られることが多い作品。

サクラダリセット——美大ではなく高校だが、「何も変えられないまま時間が過ぎる」ことへの向き合い方がどこかハチクロと通じる。こちらはSF寄りで、好き嫌いは分かれる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ハチミツとクローバー』は現在、**dアニメストア**・**U-NEXT**・**DMM TV**の3サービスで視聴可能です。いずれも見放題プランに対応しているため、自分のペースでじっくり楽しめます。まずは加入済みのサービスから視聴をスタートしてみてください。

よくある質問

Q. 原作マンガを読んでいなくても楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。アニメ単体でストーリーが完結しており、キャラクターの背景も丁寧に描かれているため、原作未読のまま視聴を始めても置いてきぼりになる心配はありません。
Q. 全何話ですか?続編はありますか?
A. 2005年放送の第1期が全24話、翌2006年に第2期『ハチミツとクローバーII』が全12話放送されています。第2期で物語は完結するため、続けて視聴することをおすすめします。
Q. 恋愛アニメとして見ると誰と誰がくっつくのですか?
A. 本作はいわゆる「ハッピーエンドの恋愛もの」とは少し異なります。報われない想いや選択の痛みが丁寧に描かれており、結末よりも「過程」を味わう作品です。ネタバレを避けてぜひ本編でご確認ください。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 青春の甘酸っぱさや「やりたいことで生きる葛藤」に共感できる人に特におすすめです。笑えてじんわり泣ける作品が好きな方、恋愛だけでなく人間ドラマも楽しみたい方にも刺さる一作です。

まとめ

『ハチミツとクローバー』は現在、**dアニメストア**・**U-NEXT**・**DMM TV**の3サービスで視聴可能です。いずれも見放題プランに対応しているため、自分のペースでじっくり楽しめます。まずは加入済みのサービスから視聴をスタートしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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