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マギ シンドバッドの冒険
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Lay-duce |
シンバッドは、勇敢でハンサムな青年として航海に出た。その後、様々な出会いと別れを経験しながら成長し、王へと近づいていく。やがて七つの海の高き王となるまでの、15年前の物語である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「マギ」の世界を舞台に、のちに七つの海の覇王となるシンドバッドの若き日々を描いたスピンオフ作品。故郷パルテビアの貧しい漁村に生まれたシンドバッドは、持ち前の才覚と圧倒的なカリスマで仲間を集め、命がけのダンジョン攻略に挑む。戦乱と陰謀が渦巻く世界を旅しながら、多くの出会いと喪失を経験し、少年は少しずつ王としての器を磨いていく。本編の15年前を舞台に、伝説の始まりを描く冒険ファンタジー。
みどころ・魅力
① 「七つの海の覇王」誕生前夜のドラマ
本編で圧倒的な存在感を放つシンドバッドが、いかにして王になったのかを追える点が最大の魅力。無鉄砲な少年が挫折や喪失を重ねながら成長していく過程は、本編を知るファンにとってはもちろん、本作から入る視聴者にも十分な説得力と感動をもって届く。
② スリリングなダンジョン攻略バトル
「マギ」シリーズお馴染みのダンジョン&魔法陣(マギ)を用いたバトルは本作でも健在。シンドバッドが次々と仲間を加えながら強大な敵に挑む展開はテンポよく、アクション好きな視聴者を飽きさせない。各ダンジョンに仕掛けられた謎と試練も見どころ。
③ 個性豊かな仲間たちとの絆
シンドバッドを取り巻く多彩なキャラクターたちとの出会いが物語に深みを加える。それぞれ異なる背景と信念を持つ仲間が加わるたびにパーティーの色が変わり、関係性の変化も見どころのひとつ。後の「シンドリア王国」へと続く絆の原点がここにある。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 宮尾佳和 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 岸本卓 |
| 原作 | 大高忍 |
| 原案キャラデザ | 大寺義史 |
| キャラクターデザイン | 佐古宗一郎 |
| 音楽 | 大久保友裕 |
| 美術監督 | 青井孝 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | ペンギン・リサーチ「スポットライト」 |
| ED | フジファブリック「ポラリス」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
マギ本編はうっすら数話しか見ていない。アラジンとアリババが主役で、千夜一夜的な世界観で魔法使いみたいなやつがいる……という程度の知識で、シンドバッド主役の外伝に手を出したのがそもそもの始まりだった。「本編見てないのに外伝から入るのか」と思う人もいるだろうけど、案外これが正解だった。
シンドバッドという人物がどれだけ規格外かを、成長の過程から丁寧に見せてくれる構成になっているので、本編の予習なしでも十分に楽しめる。というより、何も知らない状態で「このシンドバッドが、どう七つの海の王になっていくのか」を追いかけるほうが、純粋に物語として面白かった気もする。
2回目に見たとき気づいたのは、序盤の旅の仲間たちが合流するくだりのテンポの良さ。最初は流して見ていた部分が、実は後半への布石になっていて、「ああ、ここで拾っていたのか」と思うシーンがいくつかあった。
「選ばれた者」ではなく、「選ぶことを選んだ者」の話
シンドバッドはいわゆる「運命の子」的な文脈で語られがちだが、この作品を見ていて引っかかるのは、彼が「なぜ王を目指すのか」という動機の部分だ。
才能があるから王になる、のではない。少なくとも序盤の段階では、そんな大きな話でもない。ダンジョンに挑むのも、人との出会いを重ねるのも、最初はもっと個人的なスケールの話から始まっている。国の現状への怒り、親への想い、目の前にいる誰かを守りたいという衝動。そういう細かい動機が積み重なって、いつのまにか「七つの海を束ねる王」への道につながっていく。
この「スケールが後からついてくる」構造が、このアニメの地味に好きなところだ。最初から「世界を変える」なんて言わない。だからこそ、彼が少しずつ大きくなっていくのを見ているのが飽きない。
ただ、シンドバッドというキャラクターの怖さもちゃんと見えてくる。人を引きつける魅力と、その魅力を半ば本能的に使いこなしている部分。善意と野心が分かちがたく混ざり合っていて、「良い人」では片付けられない複雑さがある。小野大輔の声がこれをうまく支えていて、温かみと底知れなさが同居している感じを、セリフ一本一本からじわじわと出してくる。低音域の使い方が特に巧くて、2回目に聞いたとき「ああ、最初からこの声に油断させられていたな」と思った。
「英雄の誕生」を描いているようでいて、実は「英雄という存在の危うさ」も同時に描こうとしている。そこがこの作品の核心じゃないかと思っている。
特に刺さったシーン
ジャーファルが本格的に物語に絡んでくるあたりからの展開が、個人的には一番好きだ。暗殺者として育てられた少年が、シンドバッドという存在に出会って変わっていく——という構図自体はよくある話なんだけど、櫻井孝宏が演じるジャーファルの「ぶっきらぼうなのに全力でついていく」感が、台本以上のものを乗せてくる。感情を表に出さない役どころで、でも確かに感情が動いているのが声からわかる。あの種の演技はごまかしが利かないので、見ていて妙に緊張する。
ドラコーンを杉田智和が演じているのも、ちょっとしたサプライズだった。重厚な見た目に対して、杉田智和特有の「どこかとぼけた誠実さ」みたいなものが出ていて、キャラクターに思わぬ奥行きが生まれていた。石田彰演じるユナンの登場シーンは、出てくるだけで空気が変わる。あの人が声をあてると「この人物には裏がある」という予感が勝手に生まれるので困る。
藤原啓治のヒナホホも、デカくて豪快なキャラを演じながら、ちゃんと人間的な温度を感じさせていた。脇を固めるキャストがここまで揃うと、主人公が映えるというより、主人公の器のデカさが逆照射されるような効果がある。
終盤の戦闘シーンは、アクション作画としてもかなり頑張っていて、2016年のTVアニメとしては水準以上。「外伝だから」と手を抜いていない印象を受けた。
読んで見たくなったら——『マギ シンドバッドの冒険』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マギ本編を見ていないが、シンドバッドというキャラクターに興味がある人
- 主人公が成長して王になるまでの「過程」が好きな人
- 千夜一夜的な異世界ファンタジーが好きな人
- 櫻井孝宏・小野大輔・杉田智和あたりの演技が好きな人
合わない人
- マギ本編との整合性をきっちり確認しながら見たい人(外伝なのでノリ優先な部分がある)
- 主人公が最初から最強で無双する話が好きな人(序盤は苦戦もするし、精神的に迷う場面もある)
- 一話完結型を好む人(連続性の高い構成なのでまとめて見るほうが向いている)
- 恋愛や日常系の要素を期待している人(ほぼ冒険と政治の話)
次に見るなら
マギ(本編)——シンドバッドの冒険を見終わったあと、本編に戻るのが自然な流れ。外伝で「この人、どういう人になったんだ」と思ったなら、本編でアラジン・アリババと絡む完成形のシンドバッドを見るといい。外伝のほうを先に見たことで、本編での彼の立ち位置がむしろはっきり見える。
転生したらスライムだった件——異世界で一から仲間を集め、組織を育て、勢力を広げていくという構造がシンドバッドの冒険と近い。「王になっていく過程が面白い」タイプの視聴者に相性がいい。主人公の魅力でどんどん人が集まってくる感じも似ている。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか——ダンジョン攻略・冒険者・神々が絡む世界観という点でジャンルが重なる。こちらは主人公がより等身大で、シンドバッドとは対照的な「小さな英雄」の物語として見比べると、二作品の面白さがお互いを引き立てる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「マギ シンドバッドの冒険」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクを利用している方はすぐに視聴できる環境が整っており、いずれも見放題対象で手軽に楽しめます。まずは加入中のサービスから確認してみてください。
よくある質問
まとめ
「マギ シンドバッドの冒険」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクを利用している方はすぐに視聴できる環境が整っており、いずれも見放題対象で手軽に楽しめます。まずは加入中のサービスから確認してみてください。




