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聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 2
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
天馬星座の聖闘士テンマは、親友アローンが冥王ハーデスとして覚醒したことに苦悩します。女神アテナとなった妹サーシャと共に、テンマはアローンを救い、地上を冥王の支配から守るため、激しい戦いに身を投じます。黄金聖闘士たちも加勢し、壮絶な聖戦が繰り広げられます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
天馬星座の聖闘士テンマは、心優しき親友アローンが冥王ハーデスとして覚醒してしまった現実に深く苦しみます。女神アテナとして転生した妹サーシャ、そして同じ志を抱く青銅・白銀の聖闘士たちと共に、テンマは地上を冥王の支配から守るための聖戦へと身を投じていきます。アローンを救いたいという願いと、戦わなければならない宿命のはざまで揺れ動きながら、テンマたちはハーデス軍の冥闘士(スペクター)と激突。やがて黄金聖闘士たちも加わり、神話の時代を舞台にした壮絶な戦いがさらに苛烈さを増していきます。みどころ・魅力
① 友情と宿命のはざまで揺れるテンマの葛藤
本作の核となるのは、テンマと冥王と化したアローンの関係です。かつて孤児院で共に過ごした親友を、敵として倒さなければならない――その残酷な運命に苦悩するテンマの姿が、物語に重厚なドラマ性をもたらします。単なる勧善懲悪ではない人間ドラマが見どころです。② 神話時代を舞台にした黄金聖闘士たちの戦い
原作で人気を集めた黄金聖闘士が、第2期ではさらに存在感を増します。それぞれ固有の小宇宙(コスモ)と必殺技を持つ彼らが冥闘士と繰り広げる激闘は、シリーズ屈指の見応え。重厚な作画とスピード感あふれる戦闘演出が、神聖な聖戦の緊張感を余すことなく描き出します。③ 原作の魅力を凝縮したOVAならではの濃密さ
車田正美原作のスピンオフ漫画を映像化した本シリーズ。OVA形式ゆえにテレビ放送の制約にとらわれず、戦闘シーンやキャラクターの心理描写をじっくりと描き込んでいます。シリーズを追ってきたファンが待ち望んだ展開が、密度の高い物語として展開される点も大きな魅力です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鍋島修 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 菅良幸 |
| 原案キャラデザ | 手代木史織 |
| キャラクターデザイン | 岩佐裕子 |
| 音楽 | 和田薫 |
| 美術監督 | 吉原俊一郎 |
| 音響監督 | なかのとおる |
| OP | ユーロックス「The Realm of Athena」 |
| ED | 生野 真紀 マリーナ・デル・レイ「花の鎖」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
聖闘士星矢って、世代的にはギリ後ろをかすめた程度で、俺はそこまで詳しくない。それでもロスキャンが一番好きっていう人にやたら出会う。あの黄金世代の中でも、ここを推す声が妙に多いのは前から気になっていた。で、1期を見て続きが気になって、この2を再生した。最初は「前作のおさらいくらいの軽い気持ち」で見始めたら、冒頭からアローンとテンマの距離がもう取り返しのつかないところまで来ていて、軽い気持ちが一瞬で消えた。2回目に見直したとき、テンマがアローンの名前を呼ぶときの声の震えが、1回目より重く聞こえた。あれは敵に向ける声じゃない。まだ友達に向けている声なんだ、と気づいてから印象が変わった。
親友を救うことと、親友を倒すことが、同じ行為になってしまう話
この2が描いているのは、わかりやすい正義と悪のぶつかり合いじゃない。テンマがアローンを「救う」ためにやらなきゃいけないことが、結局はアローンを「倒す」ことと地続きになっている——その矛盾の上で全部が動いている。冥王ハーデスとして覚醒した親友を止めるのに、優しい言葉だけじゃ届かない。拳でぶつかるしかない。でもその拳は、相手を壊すための拳でもある。テンマはずっとその二つの間で引き裂かれていて、戦えば戦うほど、自分が何をしているのかわからなくなっていく。
聖戦とか神話とか、スケールはやたらデカいんだけど、芯にあるのはものすごく個人的な痛みだ。妹のサーシャがアテナとして立つことの残酷さもそう。神になった瞬間に、ただの兄妹・幼なじみとしての時間が永遠に戻らなくなる。三人で過ごした子供時代の絵が、戦いが進むほど遠ざかっていく。この作品は単なる黄金聖闘士の派手なバトルショーじゃなくて、「もう元には戻れない関係を、それでも諦めきれない人間の話」だと俺は思っている。だからアローンが冥王として強大になればなるほど、画面はむしろ寂しくなる。強さの描写が、そのまま喪失の描写になっている。ここが効いてるから、ロスキャンを一番に挙げる人が多いんじゃないか、と見終わって腑に落ちた。
特に刺さったシーン
黄金聖闘士が絡む終盤の展開で、乙女座のアスミタが出てくるくだり。石田彰の声って、静かなのに有無を言わせない圧があって、悟りきった人間の冷たさと、その奥にある優しさが同居している。あの低く抑えた喋りを聞いた瞬間に「ああ、この人は答えを知っているんだ」と思わされる。理屈じゃなくて声で納得させられる。
あと中井和哉のエルシド。山羊座の聖剣のイメージそのままの、まっすぐで折れない声で、戦いの場面で一言発するだけで背筋が伸びる。派手な必殺技の応酬より、こういう一拍置いた台詞のほうが俺は刺さるタチで、ここで思わず再生を止めて巻き戻した。柿原徹也のテンマが、絶望的な状況でも前を向こうとする青さ——あれを「ただ熱いだけ」にせず、ちゃんと痛みのある熱さにしているのが上手い。覚悟と無謀のあいだで声がブレるんだけど、そのブレが正しい。
読んで見たくなったら——『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 2』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期を見て、テンマとアローンの関係の続きが気になっている人
- 派手なバトルの裏にある喪失感・切なさのほうに惹かれるタイプ
- 石田彰・中井和哉・柿原徹也あたりの声の芝居をじっくり味わいたい人
- 「友情もの」が好きだけど、ただ甘いだけのやつには飽きた人
合わない人
- 1期を見ていない人(ここから入るのはさすがにキツい)
- 勧善懲悪のスカッとするバトルだけを求めている人
- 聖闘士星矢のオリジナルTVシリーズと地続きの正史を期待している人(これは冥王神話・別軸の物語として見るのが正解)
次に見るなら
親友同士が立場で引き裂かれていく構造が刺さったなら、進撃の巨人。エレンとアルミン、かつて同じ景色を見ていた者たちが別の場所に立たされていく感覚は、テンマとアローンの関係と響き合うものがある。
もう少しスケールの大きい神話的バトルと、その裏の悲哀を味わいたいなら聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編。ロスキャンとは時代も人物も違うけど、「冥王に挑む」という構図の源流をたどると、この2で感じた重さの輪郭がより立ってくる。
あと、一人の人間が世界を背負って壊れていく痛みが好きならFATE/ZERO。理想と現実のあいだで引き裂かれる大人たちの群像は、サーシャがアテナとして立つことの残酷さと同じ手触りがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 2」は、現在dアニメストアで配信されており、いつでも視聴することができます。前作からの続きとなる物語のため、第1期とあわせて楽しむのがおすすめです。アニメ作品が豊富に揃うdアニメストアなら、シリーズをまとめて一気に視聴することもできます。
