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美男高校地球防衛部HAPPY KISS!
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Comet |
数年前、美南高校の地球防衛部は、世界から愛を奪おうとする宇宙人の侵略から世界を救った—というのは、本当のところどうかわかりません。実際のところ、そのようなことが起きたのかどうか、誰も思い出せません。今、5人の便宜上の友人たちが、廃れた地球防衛クラブ室を共有し、放課後にふざけて遊んでいます。彼らがクラブの過去を知らなくても—
作品概要・あらすじ
あらすじ
数年前、美南高校の地球防衛部が世界を守ったという伝説がある——しかし今となっては誰もその詳細を覚えていない。現在、廃れたクラブ室をたまり場にしている5人の”なんとなく友達”たちが、放課後をのんびり過ごしていた。そんな彼らのもとに突如謎の存在「カチカチヤミー」が現れ、5人は変身戦士として戦う宿命を押しつけられる。前作の伝説を知らないまま、新たな地球防衛部の物語が幕を開ける。みどころ・魅力
① 前作知識ゼロでも楽しめる独立ストーリー
前作シリーズ未視聴でも問題なく楽しめる完全新規キャスト・新エピソード。5人の”なんとなく友達”という絶妙な距離感から始まるため、初見の視聴者も自然にキャラクターに馴染める親切な作りになっています。シリーズ入門作としても最適です。② 脱力系ギャグとシュールな世界観が生み出す独特のテンポ
ゆるい日常会話と突然始まるバトルのギャップが笑いを生む独特のリズムが本作最大の魅力。真剣にやっているようで微妙にズレているキャラクターたちの掛け合いが、他のギャグアニメにはないシュールな空気感を醸し出しています。③ 変身ヒーローの様式美をパロディで楽しむ男子高校生バトル
魔法少女ものの王道フォーマットを男子高校生に置き換えた異色の変身ヒーローもの。華やかな変身バンクとゆるいキャラクターのギャップがそのままギャグとして機能しており、ジャンルへの愛情と笑いが同居した独特の視聴体験が楽しめます。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 高松信司 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高松信司 |
| 原案キャラデザ | 宮脇千鶴 |
| キャラクターデザイン | 宮川知子 |
| 音楽 | yamazo |
| 美術監督 | 河合泰利 |
| 音響監督 | 高松信司 |
| OP | 地球防衛部 HK「絶対最幸☆HAPPY KISS☆」 |
| ED | 地球征服部 ES「我ら気高きエーデルシュタイン!!」 |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見ていたから、というだけの理由で再生した。「どうせ同じノリでしょ」と半分惰性で始めたのが正直なところで、最初の数分は実際そうだった。新キャラに変わって、また緩くて自堕落な男子高校生たちが懲りもせず地球防衛部に招集されていく。
ただ、1話を見終わったときに気づいたのは、このシリーズが「2周目」に強いということだった。最初に見たときは笑いながら流していたシーンが、もう一度見ると細部の作り込みが見えてくる。登場人物たちのテンションがひたすら低いのに、それが維持されるためにどれだけ脚本が精密に組まれているかが、ようやくわかってくる。惰性で始めたはずが、3話あたりでもう一回最初から見ていた。
「やる気がない」は最強のバリア——この作品が笑い飛ばす「使命感」という暴力
魔法少女(少年)ものというジャンルは、原則として「覚悟」と「使命感」で動く。主人公たちは何かを守りたいから変身するし、戦うことの意味を問い続ける。その構造をまるごとひっくり返すのがこのシリーズの核心で、HAPPY KISSはその反転をより洗練させた形で提示している。
新しい地球防衛部の面々は、世界を救う気などさらさらない。変身の動機も、戦いへの意志も、仲間への熱い絆も——基本的に全部ない。あるのは「まあ仕方ないか」という諦念と、部室でだらだらする権利を守りたいという極めて個人的な怠惰だけだ。これは単なるギャグのための設定ではなく、ひとつの思想的な立場として機能している。
使命感を与えられたキャラクターは、その使命に縛られる。覚悟を持ったヒーローは、覚悟の重さに苦しむ。このシリーズの登場人物たちはその構造を最初からすり抜けていて、だからこそ何があってもメンタルがほぼ無傷でいられる。「やる気のなさ」が実はもっとも強靭な精神的鎧になっている、という逆説がある。
鳥海浩輔が演じる宇奈月大樹のセリフ回しや、緑川光の指宿阿多の飄々とした間の取り方は、この「温度がない」のに「冷たくはない」という絶妙なキャラクター像を音で体現している。どちらも長いキャリアの中で培った「力の抜き方」が随所に出ていて、ベテラン声優が緩いコメディに放り込まれたときの安定感というのはこういうことか、と改めて感じる。
単なる魔法少女パロディではなく、「使命感で動くフィクション」全体への静かな批評として見ると、この作品はかなり面白い場所に立っている。
特に刺さったシーン
終盤、敵幹部として登場する松岡禎丞演じる白骨マーサが、いよいよ本気を出す場面がある。松岡禎丞という声優はどちらかというと熱量で引っ張るタイプの印象が強いのだが、このキャラクターでは変なところで真面目な熱量を発揮するというギャップが笑いのエンジンになっていた。ここぞという場面で本気の演技をぶつけてくるのに、周囲のテンションがまったく上がらない。その温度差がじわじわと効いてくる。
2回目に見たとき、このシーンで初めて「ああ、これは相当難しい芝居をしてるな」と思った。真剣に演じることが笑いになるという構造は、中途半端にやると崩壊する。松岡禎丞がちゃんと手を抜かずにやっているから成立している。
読んで見たくなったら——『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期(地球防衛部)を見ていて、あのノリが好きだった人
- 魔法少女・魔法少年ジャンルの文法をある程度知っている人(知っているほど笑える)
- テンションが低いまま最後まで走り切るコメディが肌に合う人
- 声優の演技を「音」として楽しめる人(鳥海浩輔・緑川光・松岡禎丞の使い方が面白い)
- 12話くらいの短さで完結するものが好きな人
合わない人
- 熱血・成長・絆といった要素をアニメに求めている人(一切ない)
- 1期未視聴でシリーズの空気感を掴んでいない人(入口としてはやや難しい)
- 笑いのテンポが速くてBGM頼みのコメディが好みの人(このシリーズは間と空気で笑わせるタイプ)
- キャラクターの内面や人間関係の深掘りを期待している人
次に見るなら
美男高校地球防衛部!(1期)——HAPPY KISSが気に入ったなら逆順でも見る価値はあるが、やはり順番通りに見ておくと「あ、こっちが元ネタか」という発見がある。同じ構造で全力で脱力するコメディとして完成度は双璧。キャスト総入れ替えなので1期未経験でも支障はないが、見ておいて損はない。
魔法少女なんてもういい。——タイトルからして宣言しているタイプの魔法少女パロディ。地球防衛部ほどの人数はいないが、やる気のない主人公が変身させられるという構造は近い。こちらは女の子が主人公で、短編形式なので時間がないときに向いている。「使命感に対して冷めている」という感覚が共通している。
うしおととら(あるいはより王道の少年バトルもの)——逆方向の推薦として。地球防衛部シリーズを見た後に、元ネタになっているような「熱くて使命感まみれ」の正統派を見ると、笑いのツボがどこにあったかが逆算で見えてくる。パロディはオリジナルを知ることで二度おいしい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで視聴できます。主要な動画配信サービスで幅広く配信されているため、お使いのサービスからすぐに視聴を始められます。脱力系ギャグが好きな方はもちろん、変身ヒーローもののパロディ作品を探している方にもおすすめの一作です。

