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美少女遊戯ユニットクレーンゲール
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Kyotoma |
地球を破壊する小惑星群から地球を救える唯一の存在である、未来、彩花、京子の3人の少女が中心。謎の組織の代表佐代に雇われた彼女たちは、アイドルグループになるための訓練を受けることになる。アイドルになる準備はできていたはずだが、彼女たちはアーケードゲーム機に連れ込まれることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
小惑星群の地球接近を阻止できる特別な力を持つ3人の少女・未来、彩花、京子。謎の組織の代表・佐代にスカウトされた彼女たちは、地球を救うべくアイドルグループとして訓練を受けることになる。アイドルへの道を歩み始めたかに思えたが、実際に待ち受けていたのはアーケードゲーム機との格闘だった。地球の命運を背負いながらもクレーンゲームに全力投球する、ハイテンションなコメディ作品。
みどころ・魅力
① クレーンゲームで地球を救う!? 突き抜けた設定のバカコメディ
「地球救済=アイドル=クレーンゲーム」という無茶苦茶な設定をまったく説明せず突き進む潔さが最大の魅力。突飛さを笑わせる方向に全振りした脚本は、ツッコミどころをあえて放置する独特のテンポ感を生み出しています。
② 個性が立った3人のキャラクターのかけあい
ムードメーカー系・ツッコミ系・天然系と役割が明確な3人の少女たちが繰り広げるやりとりは、短い尺の中でも関係性がよく伝わります。キャラクター同士の掛け合いがテンポよく続くため、飽きずに最後まで見られます。
③ 1話数分のショートアニメならではの手軽さ
1話あたり約4〜5分のショートアニメ形式なので、隙間時間にサクッと楽しめます。話数が少なく全話でも1時間以内に見終わるため、初めて触れるショートアニメとしても入りやすい作品です。
キャスト・声優一覧










スタッフ
| 監督 | 日野トミー |
|---|---|
| OP | 佐々木李子「ドリームクライマー」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間、正直「クレーンゲール?」と止まった。ゲームセンターのUFOキャッチャーのことなのか、それとも何か別の固有名詞なのか。調べる前に1話を再生してしまったのが運の尽きで、気づいたら終わっていた——5分間の短編だから当然なのだが、その5分でちゃんと「え、続きは?」という顔をしていた。
小惑星から地球を救う3人の少女、という出だしは妙に壮大で、アイドル活動させられるという展開もまだ「ありがち」の範疇だった。でも彼女たちが最終的にアーケード筐体に放り込まれる絵面を見たとき、この作品の作り手が何を目指しているのか、なんとなくわかった。大真面目に馬鹿をやること。それだけに全力を注いでいる。2回目に見たとき、最初のシーンからすでに全部が伏線だったことに気づいて、少し悔しかった。
「世界の危機」を5分に詰めたとき、残るのはギャップの笑いではなく虚無の可笑しさだ
この作品を単純な「シュールコメディ」と片付けてしまうのは、もったいないと思っている。確かに笑いの構造はシュールだ。地球を救う使命を持つ少女たちが、なぜかクレーンゲームの景品として扱われる。理由は説明されない。説明しないことが笑いの設計図になっている。
ただ、この作品が面白いのは「ギャップがある」からではなくて、「誰もそのギャップに対してツッコまない」からだと思う。主人公たちは困惑するが、その困惑すら淡々と処理される。謎の組織の代表・佐代という人物の存在が、この作品の空気を決定的に作っていて、彼女が「そういうものです」という顔をするたびに、見ている側はジリジリした笑いを感じる。
TV_SHORTというフォーマットが、逆説的にこのテーマを強化している。30分あれば「なぜそうなったか」を説明してしまうが、5分では説明する時間がない。だから理不尽が理不尽のまま積み上がって、視聴者は疑問を飲み込むしかない。この「飲み込まされる体験」自体が、この作品の主張だと感じた。世界の危機であっても、アイドル訓練であっても、クレーンゲームの景品であっても、誰も止めない。それはギャグであると同時に、妙にリアルな社会風刺でもある。
徳井青空が演じる彩日花の、あの独特の「諦めたような元気さ」がこのテーマを体現している。怒ることも泣くこともなく、ただ状況に流されていく彼女の声のトーンが、作品の虚無的な可笑しさをほとんど一人で担っている。
特に刺さったシーン
訓練シーンの段階からすでに「何かがおかしい」という違和感が積み上がっていくのだが、その違和感を誰も言語化しないまま進む展開が好きだ。鈴木愛奈演じる時子が、状況に対して一番リアクションが大きいキャラクターなのに、そのリアクション自体も最終的に流されてしまう。声のテンションと状況のギャップが、彼女のセリフのたびにじわじわくる。声優と夜あそびでも見せる鈴木愛奈の自然体な賑やかさが、このキャラクターにそのまま乗っかっているような演技で、2回目に見たとき「この人、ちゃんとキャラを遊んでいる」と思った。
筐体の中に収まった3人が映るシーンは、絵面のバカバカしさと音楽のミスマッチが重なって、声に出して笑ってしまった。深夜に一人で見ていたので少し恥ずかしかった。
読んで見たくなったら——『美少女遊戯ユニットクレーンゲール』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「説明しない笑い」が好きな人——理由が明かされないままボケが積み上がる構造を楽しめる人
- 5分アニメの密度に慣れている人——情報量は少ないが、その少なさを逆手に取った作りを読める人
- 徳井青空・鈴木愛奈の声を聞くだけで価値を感じる人
- 「馬鹿げた設定を大真面目に進める」作品のファン
合わない人
- 世界観の説明や設定の整合性を求める人——この作品に論理はない
- 5分で笑いの緩急を求める人——テンポが一定で、盛り上がりと落ちの構造がほぼない
- アイドルアニメとして見ようとしている人——歌も踊りもほぼ出てこない
- シュール系が生理的に苦手な人——ノリに乗れないと5分でも長く感じる
次に見るなら
gdgd妖精sが好きなら間違いなくハマる。こちらも短編コメディで、設定よりもキャラクターの空気感とズレた会話で笑わせる構造が近い。3Dアニメという見た目の癖も含めて、クレーンゲールと並べると「2010年代前半の実験的短編」という括りで見えてくるものがある。
あにトレ!EXは、同じく美少女×意味不明な設定という構図で短編を成立させている作品。笑いの密度と「なぜこうなった」感が似ていて、クレーンゲールで得た「5分で変なものを見た充足感」を引き続き摂取できる。
まじもじるるもは、無茶な設定を少女たちが受け入れ続けるという構造が共通している。こちらは少し長めの尺で感情の動きもあるが、理不尽を笑いに変える姿勢はクレーンゲールと地続きだ。徳井青空ファンならキャストも含めて追いやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「美少女遊戯ユニットクレーンゲール」は、dアニメストアおよびHuluで視聴できます。両サービスとも全話配信されていますので、お好みのプラットフォームからお楽しみいただけます。ショートアニメなので一気見にも最適です。