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金田一少年の事件簿R【リターンズ】
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 22話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
講談社の「週刊少年マガジン」33号で、天樹征丸と佐藤文也による漫画「金田一少年の事件簿R」が第2次アニメ化されることが発表された。アニメは10月に日本で放送開始予定。詳細は今後マガジンで発表される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
日本が誇る名探偵・金田一一(はじめ)が、学校や旅先で次々と巻き起こる不可能犯罪に挑む青春ミステリー。2015年放送の本作は、長年愛されてきた「金田一少年の事件簿」の第2次アニメ化作品。複雑なトリックと密室殺人、そして個性豊かな容疑者たちが登場する本格派の事件を、推理好きの視聴者と一緒に解き明かす構成が特徴です。みどころ・魅力
① 本格ミステリーの醍醐味が凝縮されたトリック
密室・見立て殺人・アリバイ崩しなど、本格推理小説の王道トリックが随所に登場します。事件の構造が緻密に設計されており、解決編での「あの伏線はここに繋がっていたのか」という驚きは、シリーズを通じて変わらない最大の魅力のひとつです。② 2015年に蘇った「はじめちゃん」の新鮮な活躍
第2次アニメ化となる本作では、往年のファンが懐かしめる一方、新規視聴者にとっても入りやすいエピソード構成となっています。現代の映像クオリティで描き直されたキャラクターたちの表情や演出が、原作の魅力をあらためて引き出しています。③ 事件ごとに完結する見やすい構成
各事件は複数話完結の短編〜中編形式でまとまっており、途中から視聴しても楽しめます。1話目から最終話まで通して観ても、単発で気になるエピソードだけつまんでも、どちらのスタイルでも満足度が高い点は、忙しい視聴者にも嬉しい仕様です。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 池田洋子 |
|---|---|
| 原作 | 樹林伸 |
| 原案キャラデザ | ふみやさとう |
| OP | ニュース「四銃士」 |
| OP | カトゥーン「Tragedy」 |
| ED | フラワー「瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)」 |
| ED | 暁 凛「決意の翼」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
旧作の金田一は通ってきた世代だ。あの独特のキャラクターデザインと、毎話必ず来る「密室」と「トリック解説」の様式美。それが2015年にRとして帰ってくると聞いて、正直半信半疑で一話を再生した。
最初の印象は「あ、ちゃんと金田一だ」だった。ナレーションの入り方、BGMの緊張感の作り方、そして明智の声——森川智之の低音が流れた瞬間、2000年代の記憶がそのまま戻ってきた。Rと銘打っているからには旧来ファンへのサービスと新規取り込みの両方を狙っているはずで、その塩梅がどうかと思いながら見続けたら、意外と両立できていた。2回目に気づいたのは、話のテンポが旧作より少し早くなっていること。現代の視聴習慣に合わせた調整なのかはわからないが、結果的にダレる区間が短くなっていた。
才能を持て余す人間が、なぜ殺人現場でだけ本気になれるのか
金田一一というキャラクターの根幹は「天才だが普段はサボっている」という設定だ。祖父は伝説の探偵・金田一耕助。その血を引きながら、学校の成績は平凡で、見た目も態度もとても優秀な探偵の孫には見えない。
ただ、これは単なるギャップのためのキャラ設定ではないと思う。金田一一が本気になれる唯一の場所が「他人の死」の前だというのは、かなり重い話だ。日常の中で彼の才能は何も報われない。試験でも人間関係でも、平均的に消費されていく。でも誰かが殺されると、突然スイッチが入る。そのスイッチが入る瞬間——「おじいちゃん、見ていてくれ」という口癖——は単なる決め台詞ではなく、「自分の才能を正しく使える場所がここしかない」という告白でもある。
Rでこの構造は維持されている。むしろ、年数を経て帰ってきた金田一という設定が、この「才能の使い所」という問題をより鮮明にしている気がした。旧作を知っている視聴者には「あの金田一がまだやってるのか」という見方ができる。まだ解決されていない、才能の置き場所の問題が続いているということでもある。
明智役の森川智之の演技が、この構造を際立たせる上で重要だ。明智は金田一の才能を認めながら、それを正しく評価することも、完全に信頼することもしない。その距離感が、金田一自身の「認められたいわけじゃないが、見ていてほしい」という矛盾を映す鏡になっている。旧作から森川智之が演じ続けているこのキャラクターは、Rになっても何も解決していない関係性を体現していた。
特に刺さったシーン
トリック解明のシーン全般に言えることだが、金田一の「どんでん返し」はほかのミステリーアニメと少し構造が違う。犯人の動機を解説するとき、単純に「なぜ殺したか」だけでなく「なぜそのトリックを選んだか」まで掘り下げる。方法の選択に犯人の人格が滲む、という見せ方だ。
剣持 勇役の小杉十郎太の声が好きなのもあって、捜査側のやりとりのシーンはどれも地味に楽しんだ。ベテランの刑事という役どころで、過剰に感情的にも、冷淡にもならない絶妙なポジションを維持している。こういう「中間の人物」をちゃんと演じられる声優がいると、作品全体の温度が安定する。
個人的に刺さったのは、犯人が追い詰められて自白するシーンだ。金田一シリーズの犯人は「ひどいやつ」として単純化されず、追い詰められた人間として描かれることが多い。そこに乗っかる声優の演技の密度が、毎話違う犯人で毎回変わる。これは地上波ミステリーアニメとして、かなり贅沢な作りだと思う。終盤の告白で声が震える演技に、思わず手を止めた回が何度かあった。
読んで見たくなったら——『金田一少年の事件簿R【リターンズ】』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 旧作の金田一少年の事件簿を通っていて、懐かしさ込みで楽しめる人
- 1話完結型のミステリーを気軽に消化したい人
- トリックの「なるほど」感を楽しみたい人(リアリティよりカタルシス優先)
- 森川智之・小杉十郎太のようなベテラン声優の安定した演技が好きな人
合わない人
- ミステリーに高度なリアリティや精緻な伏線を求める人(本格推理小説の水準を期待すると物足りない)
- キャラクターの心理を深く掘り下げる作品を求めている人
- 毎話完結型に飽きており、長期的なストーリーアークを楽しみたい人
次に見るなら
金田一シリーズの1話完結ミステリーが合ったなら、名探偵コナンは当然の次の一手だ。長期作品なので旧作の「事件ファイル」形式エピソードから入るのがいい。密室・トリック重視という点では、金田一と最も近い構造を持つ。
ミステリーだがもう少し文学的な空気を求めるなら、氷菓が合う。殺人のない「日常の謎」系で、推理より人間観察に重きが置かれている。金田一の「なぜ殺したか」を解析する視点が好きなら、こちらの「なぜそれをしたか」の解析も同じように刺さるはずだ。
1990〜2000年代ミステリーアニメの空気感が好きなら、GOSICKも選択肢に入る。時代設定は異なるが、名探偵と助手のコンビ構造、毎話の謎解きという骨格は金田一と重なる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『金田一少年の事件簿R【リターンズ】』は、dアニメストアおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスもスマートフォン・タブレット・テレビなど多様なデバイスに対応していますので、自分のペースで事件を追いながら楽しめます。本格ミステリーの名作をこの機会にぜひ堪能してみてください。








