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GRAVITY DAZE The Animation ~Ouverture~
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Studio Khara |
グラビティラッシュとグラビティラッシュ2の間を繋ぐ20分間のアニメーション。「重力の女王」キャットと、彼女の友人レイヴンとシドが登場する。宇宙の構造を破壊しかねない恐ろしい敵についての手がかりをさらに見つけることができるだろうか?
作品概要・あらすじ
あらすじ
PlayStation 4用ゲーム『GRAVITY RUSH』と続編『GRAVITY RUSH 2』をつなぐ、約20分間の橋渡しアニメーション。重力を自在に操る「重力の女王」キャットは、相棒のレイヴンと謎多き人物シドとともに、宇宙の構造そのものを破壊しかねない恐るべき敵の手がかりを追う。ゲームファン待望の一作であり、2作目の世界観を理解するうえで欠かせないエピソードとなっている。みどころ・魅力
① ゲーム2作の空白を埋める「唯一の正史エピソード」
本作は『GRAVITY RUSH』と『GRAVITY RUSH 2』の間に起きた出来事を描く公式作品。ゲームだけでは語られなかったキャラクターたちの動向が明かされ、続編への伏線が丁寧に敷かれている。ゲームをプレイ済みのファンにとっては見逃せない必修コンテンツとなっている。② キャット・レイヴン・シドの三者が織りなす関係性
主人公キャットとライバルから相棒へと変化したレイヴン、そして謎めいた存在シドとの絡みが見どころ。ゲームで描かれたそれぞれの関係性がアニメならではの演出でより深く掘り下げられており、キャラクターへの愛着が増す構成となっている。③ 独特な重力アクションをアニメで体感
ゲームの代名詞である重力操作を駆使したアクションシーンが、アニメーションならではの躍動感で描かれている。独自のアートスタイルとスピード感あふれる映像表現が融合し、原作ゲームの世界観をそのまま動く映像で楽しめる仕上がりとなっている。キャスト・声優一覧






スタッフ
| 監督 | 小林浩康 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 池田由美、出渕裕 |
| 音楽 | 田中公平 |
| 美術監督 | 金子雄司 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初に見たのはグラビティラッシュ2を買ったその夜だった。パッケージに「OVA同梱」とあって、ゲームより先にそっちを再生した。20分。ラッシュ1と2の間を繋ぐ補完アニメで、単独の物語としては成立しない——それは分かった上で見始めた。
でも冒頭のヘクサビルの夜景にキャットが重力をシフトしながら滑空するカット一枚で、そういう「どうせ販促映像でしょ」という防御姿勢が崩れた。ゲームのプレイ映像として見慣れた動きが、アニメとして演出意図を持って切り取られると、こんなに違うのかと素直に思った。
2回目はラッシュ2をクリアした後。見え方がまるで変わった。序盤のシドの登場シーンに「あ、こいつは……」という感情がのるし、キャットとレイヴンが並ぶシーンの重みも全然違う。20分という短さが、その短さのまま研ぎ澄まされた感じがして、1回目より好きになった。なお現時点でこのOVA、配信は全滅。ゲームを買うかDVDを探すかの世界。それも含めてコアなやつだ。
「重力の女王」であることの重さ——根拠のない力で立ち続けることについて
グラビティラッシュというシリーズは、「記憶のない少女が街を守る」という骨格をしながら、ずっとキャットのアイデンティティの話をしている。彼女は自分が何者か知らない。力の出所も、過去も、名前の由来も曖昧なまま。それでも「重力の女王」として機能し続ける。
このOVAはその「曖昧なまま存在し続けること」を20分に圧縮したような作品だ。キャットとレイヴン、ふたりの重力使いが並んで画面に映るシーンがあるが、どちらもどこか故郷のない顔をしている。強いのに、根拠がない。その根拠のなさが、ゲームでは台詞と世界観設定で補完されていたものが、映像にするとより露骨に表情として出る。
1と2の「つなぎ」という立ち位置が、物語を意図的に宙吊りにする。答えは出さない。新しい謎だけを置いていく。それがフラストレーションになるか余韻になるかは、ゲームをどこまで見ているかによる。ラッシュ2まで終わらせた人間には、この宙吊り感が「ああ、そういう話だったんだ」と遡及的に響いてくる。
小林沙苗のキャット(キトゥン)の演技についても触れたい。ゲームでは長尺の台詞よりリアクション音声が中心だが、このOVAでは明確にキャラクターとして「喋る」シーンが増える。軽口のような台詞にほんのわずかな緊張感が混じる匙加減が絶妙で、ゲームの延長として違和感が出ないギリギリのラインをキープしている。「重力の女王」らしい威厳と、少しズレた庶民感の共存。あの声でないとキャットは成立しないと思う。
特に刺さったシーン
終盤、キャットが重力を反転させて敵を振り切る一連のアクションカット。ゲームのプレイ映像として見慣れた動きが「演出として意図的に切り取られた映像」になると、こんなに違うのかと思った。プレイ中は操作に集中しているから、純粋に絵として見ることができない。アニメだと、それだけを眺められる。
レイヴンが横に並んで重力の軌跡が交差するシーンも好きだ。台詞はほとんどない。でも「この2人はものを言わなくてもわかり合える関係になった」という、ゲーム1からの文脈が一枚絵として機能している。初見より2回目、ゲームを全部終わらせた後のほうが刺さる類のシーンだった。
あと小林沙苗の笑い声が一声あって、それだけでこのOVAを見る価値がある——と言うとさすがに盛りすぎかもしれないが、個人的にはそのくらい好きだった。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- グラビティラッシュ1をクリアしていて、2に入る前に「何かある」と思っている人
- ゲームのキャラクターが動いているのを映像として純粋に見たいと思ったことがある人
- 20分で完結する密度の高い補完コンテンツが好きな人
- 小林沙苗のキャットの声が好きすぎる人
合わない人
- ゲームを未プレイで、単独のアニメ作品として楽しもうとしている人(世界観の前提が一切ない)
- 物語の起承転結が欲しい人(このOVAに結末はない)
- 配信で気軽に見たい人(現時点で全配信サービス未対応)
次に見るなら
ペルソナ3 THE MOVIEは、ゲームの感情的なピークを「観客として体験する」という補完の仕方が近い。ゲームを知っている人ほど刺さる構造で、このOVAと同じ楽しみ方ができる。4部作なので時間はかかる。
NieR:Automata Ver1.1aは「ゲームの世界観を映像でどう再現するか」という問いへの現時点での答えのひとつ。アクションの質感とキャラクターの孤独感はグラビティラッシュと通じるものがある。こちらはTVシリーズ。
「根拠のない力を持つ女性が、自分の存在理由を問い続ける」という主人公造形が好きなら攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX。テイストは全然違うが、「力と自己同一性」というテーマの深掘りとしては一番近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では国内主要配信サービスへの配信は確認されていません。視聴には物理メディアや公式の無料公開チャンネルを探すことが必要になりますので、最新の配信情報を各プラットフォームでご確認ください。ゲームシリーズとの関連性が高い作品のため、公式チャンネルでの期間限定公開なども過去に行われています。