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2020

天地無用! 魎皇鬼 第5期
★ 3.0 / 5.0アクションコメディSF
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | AIC |
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
地球で静かに暮らす柾木天地のもとに、今日も個性豊かな宇宙人たちが集まる。銀河帝国樹雷の王女・阿重霞や宇宙海賊・魎呼、天才科学者・鷲羽、そして謎多き神綺島の面々。第5期OVAでは、これまで明かされてこなかった天地の出生と宇宙の深淵に関わる秘密が少しずつ解き明かされていく。日常のドタバタと壮大なスケールのSF要素が融合した、シリーズ集大成へと向かう物語。みどころ・魅力
① 30年続くシリーズの核心に迫る宇宙設定の深掘り
1992年に始まった伝説的OVAシリーズの第5弾として、これまで断片的に語られてきた宇宙の構造や天地の出生にまつわる真実がついに動き出す。シリーズを追ってきたファンほど深く刺さる、重厚な設定の積み重ねを楽しめる作品です。② 個性派キャラクターたちのにぎやかな日常コメディ
魎呼・阿重霞・鷲羽・柾木三鷹といったおなじみのキャラクターが繰り広げる、騒がしくも温かい日常シーンは健在。シリアスな展開の合間に挟まれるコメディパートが絶妙なバランスで物語を彩ります。③ 往年のファンも新規視聴者も楽しめる丁寧な作り
第5期はシリーズの長い歴史を踏まえつつ、各キャラクターの関係性を丁寧に描写。原作・梶島正樹が全話脚本を手がけており、天地無用!世界観の一貫した作家性が感じられるのも見どころのひとつです。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 元永慶太郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 白根秀樹 |
| 原案キャラデザ | 梶島正樹 |
| キャラクターデザイン | 崎本さゆり |
| 美術監督 | 宮本実生 |
| 音響監督 | 本田保則 |
| OP | 吉田一仁「天地無用! 魎皇鬼 第伍期テーマ」 |
| ED | 小田かおり「Gravitation=LOVE」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
天地無用を最後にちゃんと見たのは、たぶん第1期か第2期のころだった。あの時代、ビデオ屋で借りてきたVHSを何巻か見て、「魎呼かっこいいな」と思いつつ、続きを追わなくなった。そのまま20年以上が経って、第5期が出ていると知ったときの感覚は、「あ、まだ続いてたんだ」というものだった。悪い意味ではない。ただ純粋に、この作品はそういう時間軸で動いているんだなと。 久しぶりに見始めると、「これはそういう空気感だった」という記憶がじわじわ戻ってくる。SFの設定はどんどん複雑になっていて、初期から追っていない視聴者にはやや入りにくい。正直、途中で「1期から全部見直した方がいいのでは?」という気持ちになった。それでも折笠愛の声が聞こえてくると、魎呼という存在の重さが身体に染み込んでくる。20年以上この役を演じている声優の技術というのは、そういうものだ。「家族」という概念が宇宙規模で引き延ばされたとき、何が残るか
天地無用という作品の根幹にあるのは、突き詰めると「家族」の話だと思っている。柾木天地という主人公は、祖父と山奥で暮らす普通の少年として始まる。そこへ宇宙から降ってくるのが魎呼であり、砂沙美であり、アーシュであり——気づけば、彼の周りには銀河規模の血縁と縁者が集まっている。 第5期まで来ると、この「家族の拡張」がどこまで行くのかという感覚が出てくる。菊池正美が演じる天地は、最初から「普通の男の子」として設定されながら、その普通さがあらゆる超常的な存在を引き寄せる磁石として機能している。これは単なるハーレムものの構造ではなくて、「中心に何もない人間」が宇宙の秩序の軸になるという、少し奇妙な物語だ。 篠原恵美が演じる天女——天地の母方にあたる超存在——の登場によって、この家族の構造はさらに複雑になる。人間としての天地と、銀河帝国の血筋としての天地。その二重性が第5期では改めて問われているような印象を受けた。「お前は何者か」という問いを、天地は毎シーズン違う形で突きつけられ続けている。 冬馬由美が演じるキャラクターの存在感にも、シリーズを通じた積み重ねがある。個々のキャラクターに歴史があり、声優にもその役との歴史がある。第5期という数字は、制作サイドとキャスト双方の「続けてきた」という重みを体現している。 アクションシーンはきれいに決まる。コメディもテンポよく入ってくる。ただ、見終わったあとに残るのは笑いよりも「あの家族はどこへ向かうのか」という余韻だ。SF的な設定の壮大さは、結局のところ、普通の人間関係の不思議さを拡大して見せるための装置なのだと思う。特に刺さったシーン
折笠愛の演技で最も感じるのは、魎呼という存在の「かわいさ」と「恐ろしさ」が同居した瞬間だ。序盤、日常のやりとりの中でふと素を見せる場面——天地への感情を持て余しているような、あの声のトーンの変化は、114本のキャリアを重ねてきた声優だからこそ出せる繊細さだと思う。大げさな演技ではなく、ほとんど呟くように感情が滲んでくる。 終盤の展開、天地をめぐって複数のキャラクターの思惑が交差するシーンでは、菊池正美の演技の「受け」の力が際立つ。天地というキャラクターは基本的にリアクション側に回ることが多いのだが、それをただ流されているだけに見せないのは、声の芯がぶれないからだ。周りがどれだけ大きな感情を持ってきても、天地だけは静かに受け止める。その温度差が、このシリーズの空気を作っている。 2回目を見るときに気づくのは、コメディ部分のボケとツッコミのテンポが、かなり精密に計算されているということ。最初に見たときは笑って流してしまうのだが、改めて聞くと各キャラクターの返しが微妙にずれて積み重なっていて、それが笑いのリズムを作っている。脚本と演出と演技が一致している場面ほど、2回目の視聴が楽しい。読んで見たくなったら——『天地無用! 魎皇鬼 第5期』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代の天地無用を見ていた人——久しぶりにあの声と空気に触れられる
- 宇宙規模のSF設定とドタバタコメディが同居した作品が好きな人
- 折笠愛・篠原恵美・冬馬由美といったベテラン声優の演技を積み重ねで聞いてきた人
- 続きものの長期シリーズを「また会いに来た」感覚で楽しめる人
合わない人
- 第1〜4期を見ていない状態で飛び込もうとしている人——設定の前提が多すぎて置いてけぼりになる可能性が高い
- 話をきちんと完結させてほしい人——この作品はエンドレスに続くことをある種前提にして作られている
- ハーレム的な関係性の構図が苦手な人
- 現代アニメのテンポに慣れきっている人——90年代OVAの文法は作りが別物なので、ペースが違う
次に見るなら
To LOVEる -ダークネス-は、宇宙からやってきたヒロインを中心に展開するラブコメSFという構造が天地無用と近い。ただしこちらは現代的なテンポで再構成されているので、天地無用のペース感に引っかかりを覚えた人でも入りやすい。「宇宙人と同居するドタバタ」が好きなら次の選択肢として素直に機能する。 同じ長期OVAシリーズという意味で機動警察パトレイバーは参照価値がある。設定の作り込みと日常コメディが同居した構成、そしてOVAというフォーマットで作品世界を丁寧に積み上げていくスタイルが似ている。宇宙SFではないが、「世界観に育てられた作品」という感覚は共通している。 折笠愛の演技をもっと聞きたいならスクールランブルを。天地無用とは全く違うバカコメディだが、彼女の声の振れ幅を知るには悪くない一本だ。同じ声優が全く違うテンション帯で演じているのを見ると、魎呼という役の特殊さが逆に見えてくる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『天地無用!魎皇鬼 第5期』は、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも月額会員であればすぐに視聴を始められます。シリーズ未視聴の方はこの機会に第1期から順番に追うのもおすすめです。

