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BLUE SEED 2
| 放送年 | 1996年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 制作 | Production I.G |
サンフランシスコの反逆的な科学者が、スサノオの力を使わずに新しい怪物「ネオアラガミ」を創造する方法を発見した。これらのモンスターがカリフォルニアで暴れ始めると、米国は地上行政センター(TAC)の元メンバーたちに助言を求める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台はアメリカ・サンフランシスコ。反逆的な科学者が、神話的存在「スサノオ」の力を介さずに新たな怪物「ネオアラガミ」を生み出す方法を発見した。カリフォルニア各地でネオアラガミが暴れ始めると、米国政府は対策のため地上行政センター(TAC)の元メンバーたちに協力を要請する。海を渡ったかつての仲間たちは、未知の脅威に立ち向かうことになる。みどころ・魅力
① 舞台をアメリカに移した新鮮な展開
TVシリーズから一転、物語の舞台がサンフランシスコ・カリフォルニアへと移る。異国の街並みや文化を背景に、スケールアップした怪物との戦いが描かれる。国内とは異なるロケーションが作品に新たな空気感をもたらしており、シリーズファンも新鮮な気持ちで楽しめる。② TACメンバーの再集結とキャラクターの成長
TVシリーズで絆を育んだTACの元メンバーたちが再び顔を揃える。それぞれのキャラクターがその後の歩みを経て再会する様子は、シリーズを通して見てきた視聴者にとって感慨深いポイント。関係性のその後が丁寧に描かれ、キャラクター同士のやり取りも見応えがある。③ 「ネオアラガミ」という新たな脅威の恐怖
スサノオの力を必要とせずに人工的に生み出された「ネオアラガミ」は、これまでとは異なる異質な怖さを持つ存在だ。科学と神話が交差するSF・ホラー的な設定が独特の緊張感を生み出しており、アクションとコメディを交えながらも、シリーズならではのダークな雰囲気が随所に漂う。キャスト・声優一覧






スタッフ
| キャラクターデザイン | 石井明治 |
|---|---|
| 音楽 | 川井憲次 |
| 音響監督 | 若林和弘 |
| OP | 高田バンド「Eternal Truth」 |
| ED | Orikasa Ai, Ootsuka Akio「二人の夜明け」 |
| ED | 高田バンド「Second Kiss」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ブルーシードの2から入るのか、と自分でも思った。1は積んだまま何年も経っていて、2のほうが先に手元に来てしまったというだけの理由だ。OVAだし、全3巻だし、まあ流れはつかめるだろうと軽い気持ちで再生した。
最初の15分で察した。これは1を見た人間向けに作っていると。TACとか紅葉とか護とか、それなりの関係性が積み上がった前提でキャラクターたちが動いている。1未視聴組は正直かなり置いてけぼりを食う。それでも、舞台がサンフランシスコに移ってネオアラガミという「科学で作られた怪物」が暴れるという設定は飲み込みやすかった。2周目、つまり1を先に見てから再び戻ってくると、序盤の人間関係の描写がずいぶん違って見える。1から続くキャラクターたちの疲弊感みたいなものが、台詞の行間に染み込んでいた。
神話の怪物を「量産」した先に何が残るか
ブルーシード2の核にあるのは、「アラガミは人間が作れるのか」という問いだと思う。1で描かれたアラガミは日本神話のスサノオと結びついた、どこか宿命的な存在だった。それに対してこの2では、反逆的な科学者がスサノオの力を借りずに新しい怪物——ネオアラガミを生み出す。つまり「神話的なものを人間の技術で模倣・複製する」という行為が中心にある。
これはホラーとしてよくある「科学が禁忌を越える」話のように見えて、実際はもう少し別のところを向いている。1でTACのメンバーたちが命をかけて戦ったアラガミは、ある意味で「固有の恐怖」だった。それが今度は、誰か別の人間が設計図を書けば再現できるものになっている。アメリカという舞台の選択も、その無縁感を強調している。日本の土着的な神話と怨念が根にあったはずのものが、太平洋を渡ってカリフォルニアで工場生産される感覚。紅葉たちにとってその違和感は、単なる「またモンスターが出た」以上のものだったはずで、林原めぐみの声がそのざらついた感触を自然に乗せている。
単なる続編アクションOVAとして消費できる作品ではあるのだが、「かつて戦ったものが別の文脈で増殖し始める」という状況は、1を見ていると地味にダメージがある。ヒーローが再び召集されるのは、彼らが望んで戦場に戻るのではなく、また呼ばれてしまったからだ。この受動性が、1996年のOVAにしては意外と意識的に描かれている。
特に刺さったシーン
終盤、追い詰められた状況での護と紅葉のやりとりの場面。台詞の内容よりも、井上和彦と林原めぐみの声の温度差がそのまま関係性になっていた。護の声はあの低さで「感情を押し込んでいる人間」を表現するのがうまくて、言葉が少ないほど逆に重くなる。林原めぐみはその逆で、崩れかけた感情を絶妙に揺らしながら制御している。二人とも台詞量が多いわけじゃないのに、長い付き合いが出てしまっている感じがする。1を見ていれば当然そう聞こえるのだろうが、2から入った自分でも「これ、関係が深い二人だ」とはわかった。
もう一点、岩男潤子のバレンシアは序盤から明らかにキャラクターの立ち方が違う。声のトーンが「このチームの外にいる人間」を示していて、空気の読み方も含めてうまく機能している。アメリカという舞台との橋渡し役として、存在感がちゃんと噛み合っていた。
読んで見たくなったら——『BLUE SEED 2』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ブルーシード1を完走してキャラクターへの愛着がある人
- 90年代アクション・ホラーOVAの雰囲気が好きで、多少テンポが荒くても許容できる人
- 林原めぐみ・井上和彦の掛け合いをアーカイブとして楽しめる人
- 「日本神話ベースの怪物を海外に持ち込む」という設定のズレ感に面白みを感じる人
合わない人
- 1未視聴での視聴は基本的におすすめしない——関係性の説明がほぼない
- 現代的な作画クオリティを期待する人(1996年OVAとして見ること)
- 3巻完結で尺が短いため、ストーリーを丁寧に追いたい人には物足りなさがある
- コメディ描写が苦手な人——シリアスな流れの中に90年代的なギャグが挟まる
次に見るなら
まず当然だがBLUE SEED(TVシリーズ)を先に見るべきで、2はその後で初めて機能する。スサノオとアラガミという設定の骨格、TACのメンバーたちの関係性、紅葉と護の経緯——全部1が土台だ。2から入った自分が言うので間違いない。
同じ時代の「日本神話・オカルト×アクション」路線なら地球少女アルジュナも並べられる。方向性はかなり違うが、「日本的な自然観と現代文明の衝突」というテーマで通底している部分がある。こちらは2001年のTVシリーズ。
アメリカに渡った日本人キャラクターが戦うという構図を別角度で見るならバブルガムクライシスシリーズも候補に入る。同じ時代のOVAアクションとして、90年代の空気感を続けて浴びたい場合に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「BLUE SEED 2」は現在、dアニメストアおよびDMM TVにて配信中です。どちらのサービスも対応デバイスが幅広く、手軽に視聴できます。TVシリーズ「BLUE SEED」を見終えた方は、ぜひ続けてチェックしてみてください。