シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

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2021シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

★ 4.2 / 5.0アクションドラマメカサイコロジカルSF
放送年2021年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作Studio Khara

第4次インパクト後、エヴァンゲリオンを失ったシンジ、アスカ、レイは荒廃した地球に残された人間の貴重な避難所に身を寄せる。彼らはパイロット時代とは全く異なる生活を送っていた。しかし、世界への脅威は去っていない。新たなインパクトが迫っており、それは彼らの運命を大きく変えることになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

第4次インパクトを引き起こしてしまったシンジは、深い自責の念を抱えたまま、荒廃した地球に残された小さな農村集落へと身を寄せる。アスカ、そして記憶を持たない綾波レイとともに、エヴァとは無縁の穏やかな日々を過ごすなかで、シンジは少しずつ自分自身を取り戻していく。しかし冬月らNERVの動きは止まらず、世界の終焉へと向かう新たなインパクトが迫っていた。シンジはすべての決着をつけるため、父・ゲンドウとの最後の対峙へと臨む。

みどころ・魅力

① 農村での静かな日常が描く、エヴァらしからぬ温かさ

荒廃した世界に存在する村での生活シーンは、戦闘や心理描写に振り切ったこれまでのシリーズとは一線を画す。食事を作り、農作業をこなし、人と関わる中でシンジが少しずつ回復していく過程は、シリーズを長年追いかけたファンほど胸に刺さる丁寧な描写となっている。

② 圧倒的なスケールと美麗作画で描かれるクライマックス

終盤の決戦シーンはCGと手描きアニメーションが融合した圧巻の映像体験。庵野秀明監督がシリーズ集大成として総力を注いだ映像は、アクション・SF両面で観客を圧倒する。IMAXや4DXでの劇場鑑賞がおすすめされたほどのクオリティが、配信でも十分に体感できる。

③ ゲンドウの独白と、親子の和解が導く「終わり」の物語

これまで謎めいた存在だった碇ゲンドウの内面が初めて丁寧に掘り下げられ、その孤独と歪んだ愛情が明かされる。シンジとゲンドウの対話は、旧TV版・旧劇場版から続く「エヴァンゲリオンという物語そのものへの決着」として機能しており、長年のファンに深い感慨をもたらす。

キャスト・声優一覧

碇シンジ
碇シンジ
メイン
›
緒方恵美
綾波レイ
綾波レイ
メイン
›
林原めぐみ
惣流・アスカ・ラングレー
惣流・アスカ・ラングレー
メイン
›
宮村優子
葛城ミサト
葛城ミサト
サブ
›
三石琴乃
真希波・マリ・イラストリアス
真希波・マリ・イラストリアス
サブ
›
坂本真綾
碇ゲンドウ
碇ゲンドウ
サブ
›
立木文彦
渚カヲル
渚カヲル
サブ
›
石田彰
赤木リツコ
赤木リツコ
サブ
›
山口由里子
冬月コウゾウ
冬月コウゾウ
サブ
›
清川元夢
加持リョウジ
加持リョウジ
サブ
›
山寺宏一
洞木ヒカリ
洞木ヒカリ
サブ
›
岩男潤子
青葉シゲル
青葉シゲル
サブ
›
子安武人

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スタッフ

監督中山勝一、鶴巻和哉、前田真宏
原案キャラデザ貞本義行、本田雄
キャラクターデザイン安野モヨコ、錦織敦史、松原秀典、井関修一、コヤマシゲト
ED宇多田ヒカル「One Last Kiss」
ED宇多田ヒカル「Beautiful World (Da Capo Version)」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「Qで終わったままでいいや」と思っていた時期が、正直あった。あのシンジが壊れていくのを見たあとで、続きを追う気力がなかなか戻らなかった。それでも劇場に足を運んだのは、「終わらせないといけない気がした」という、義務感に近い何かだったと思う。

で、見た。なんか、終わった感じがした。

これを言葉で説明するのが難しい。エモい、とか感動した、とか、そういう言い方が似合わない映画だと思った。スクリーンを出て、夜の外に出て、しばらく歩いて、「ああ、あれはもう終わりなんだ」という感覚だけが残っていた。2回目を見たのは数週間後で、そのとき初めて細部が見えてきた。1回目は感情の圧に押されて画面をちゃんと見ていなかった。

「逃げてきた子ども」が、ちゃんと大人になる話

エヴァという作品はずっと、シンジが「逃げるな」と言われ続ける話だった。旧劇場版まで含めると、その呪いはほとんど解けないまま終わっていた。シンジは逃げ続けるし、逃げることを責められ続けるし、見ている側もそれをずっと見せられる。

シン・エヴァが選んだのは、「逃げることを責めない」ことだった。第4次インパクト後、荒廃した地球の村でシンジが過ごす日々——あのシーンが、この映画の核心だと思う。農作業をして、食事を作って、少しずつ外側の世界と関わっていく。誰も彼を「パイロットに戻れ」と急かさない。あのゆっくりした時間の中で、シンジは初めて「他人の役に立つことで自分の価値を証明しなくていい」という場所に置かれる。

庵野秀明が長年、自分自身と重ねてきたキャラクターが、あの村のシーンでひとつ息をついたような気がした。これは単なるロボットアニメの完結編ではなく、ひとりの人間が「自分を罰するのをやめる」までの話だ。

林原めぐみが演じるレイ——旧シリーズのレイとは別の「仮」のレイが、村でニンゲンとして生活を覚えていくくだりも、同じ文脈にある。あの声で「タマゴ焼き、うまくできた」と言うとき、エヴァという作品が25年かけて辿り着いたものの一端が見えた気がした。林原めぐみはああいう、「人間を学習しているキャラクター」を演じるとき、どこかに確かな重力を置く。軽くならない。

石田彰の渚カヲルは、今作でその役割が大きく変わる。これまで「世界の外側から介入する者」だったカヲルが、今作ではある意味で「呪いの被害者」として描かれる。石田彰の声は、そのキャラクターの悲しさを説明せずに伝える。台詞の意味より先に、声のトーンで何かが伝わってくる。

坂本真綾のマリは、この映画で初めて「実在感のある人間」として機能した。それまでのシリーズでは少し浮いていたキャラクターが、終盤に意味を持つ。坂本真綾はあの役を、ずっと「外側から全体を見ている人」として演じていたんだと、2回目で気づいた。

特に刺さったシーン

終盤、加持リョウジとシンジが対峙するシーン——というより、「父親」という存在がこの映画で複数の形で現れる場面のことを考え続けている。山寺宏一の声は、加持という人物の「すでに選択を終えた人間」の静けさを、過不足なく出していた。あの穏やかさが、逆に重かった。

子安武人が演じる青葉シゲルは、作戦部員として長年この物語を生き延びてきたキャラクターで、今作でも変わらずそこにいる。ネルフという組織の「継続する日常」の象徴として、子安武人の声が場面に安定感を与えていた。派手な見せ場があるわけではないのに、いると場が締まる。

個人的に、映画館の音響で一番「来た」のは戦闘シーンではなかった。村の静けさの中で鳴っている、生活音の質感だった。ここまで音を使って「落ち着き」を作れるのかと思った。あれは家のスピーカーでは半分しか届かない。

読んで見たくなったら——『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人

  • 旧劇場版まで含めてエヴァを見てきた人。このシリーズとの「終わり方」を、どこかで求めていた人。
  • 「逃げることを責めないでほしい」と感じたことがある人。シンジへの共感が怒りではなく疲労として来た人。
  • 声優の演技の細部を拾う習慣がある人。林原めぐみ・石田彰・山寺宏一を聞き分けながら見てきた人には、今作の演出意図がより届く。

合わないかもしれない人

  • 新劇場版から入った人。序・破・Q未視聴で本作から見ると、感情的な文脈がほとんど届かない。
  • エヴァにカタルシスを期待している人。派手な決着や「勝った」感のある終わり方ではない。
  • 「設定の整合性」を重視する人。この映画はそこを丁寧に閉じようとしていない。

次に見るなら

トップをねらえ!——庵野秀明が深く関わった作品として、シン・エヴァとセットで語られることが多い。ロボットと少女と「成長の代償」という構造が近い。全2話なので見やすいが、密度は高い。

serial experiments lain——「自分とは何か」「現実とは何か」という問いをサイケデリックに追いかける作品。エヴァの精神的な後半部分に近い空気がある。映像と音響の質感が独特で、劇場版エヴァの「情報量で殴る」感覚と共鳴するところがある。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語——「愛するものを守るために世界を書き換える」という構造が、シン・エヴァと奇妙に重なる。こちらも「終わったと思ったら終わっていなかった」感覚がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT—¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は、現在Amazonプライムビデオで視聴可能です。プライム会員であれば追加料金なしで鑑賞できるため、未見の方も気軽に試せる環境が整っています。四半世紀にわたるエヴァンゲリオンシリーズの集大成として、新劇場版を通して観てきた方はもちろん、初めてシリーズに触れる方にも十分な見応えがある作品です。

よくある質問

Q. 旧TV版や旧劇場版を見ていなくても楽しめますか?
A. 新劇場版4部作(序・破・Q・シン)の流れで作られているため、少なくとも「序・破・Q」を先に観ることをおすすめします。旧作未視聴でも十分楽しめますが、旧作を知っているとより深く刺さる演出が随所にあります。
Q. タイトルの「:||」にはどんな意味があるの?
A. 楽譜記号の「反復終止」を意味します。「繰り返しの終わり」を示す記号で、エヴァンゲリオンという物語の長い反復・循環に終止符を打つという意図が込められていると解釈されています。
Q. シン・エヴァは新劇場版シリーズの最終作ですか?
A. はい、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ全4部作(序・破・Q・シン)の完結編です。1995年のTVシリーズから続くエヴァンゲリオンの物語全体への、庵野秀明監督による最終的な回答と位置付けられています。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本編は約155分(約2時間35分)です。新劇場版シリーズの中で最も長い作品となっており、前半の静かな日常パートと後半の怒涛のクライマックスで大きくテンポが変わります。

まとめ

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は、現在Amazonプライムビデオで視聴可能です。プライム会員であれば追加料金なしで鑑賞できるため、未見の方も気軽に試せる環境が整っています。四半世紀にわたるエヴァンゲリオンシリーズの集大成として、新劇場版を通して観てきた方はもちろん、初めてシリーズに触れる方にも十分な見応えがある作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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