ダーリン・イン・ザ・フランキス

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2018ダーリン・イン・ザ・フランキス

ダーリン・イン・ザ・フランキス

★ 3.5 / 5.0アクションドラマメカサイコロジカルラブコメSF
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作オリジナル
制作TRIGGER

遠い未来、人類は荒廃した大地に可動要塞都市「プランテーション」を築いた。その中のパイロット居住区「ミスティルテイン」通称「鳥籠」で、子どもたちが暮らしていた。彼らの唯一の使命は戦うことだ。謎の巨大生物「叫竜」と戦うため、子どもたちは機動兵器「フランクス」を操縦する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

遠い未来、人類は謎の巨大生物「叫竜」の脅威にさらされ、移動要塞都市「プランテーション」の中で生き延びていた。子どもたちは「フランクス」と呼ばれる機動兵器を操縦するためだけに育てられ、パイロット居住区「ミスティルテイン」——通称「鳥籠」——で暮らしている。主人公・ヒロは、かつて乗れるパートナーがいないと言われた落ちこぼれ。ある日、「002」の番号を持つ謎の少女・ゼロツーと出会い、彼女とともにフランクスへ乗り込むことになる。

みどころ・魅力

① ゼロツーというキャラクターの圧倒的な存在感

半人半叫竜の血を引く少女・ゼロツーは、本作最大の魅力といえる。野性的でミステリアスでありながら、ヒロへ向ける感情には繊細さと切なさが宿る。彼女の過去と「ダーリン」への執着が明かされるにつれ、物語に深みが増す。

② 男女ペアで操縦するフランクスの独特なメカニック設定

フランクスは男女ペアでなければ起動できないという設定が、パイロットたちの関係性と心理描写に直結している。操縦シーンは文字通り「心が通じ合う」ことを求められ、バトルと感情ドラマが一体化した演出が見どころだ。

③ 「生きること」と「成長」を問う重厚なテーマ性

戦うことのみを宿命づけられた子どもたちが、感情・記憶・愛といった概念を知っていく過程が丁寧に描かれる。前半のラブコメ要素と後半のSF的な展開が融合し、「人間とは何か」という問いへと収束していく構成も見応えがある。

キャスト・声優一覧

ヒロ
ヒロ
メイン
›
上村祐翔
ゼロツー
ゼロツー
メイン
›
戸松遥
イチゴ
イチゴ
メイン
›
市ノ瀬加那
ゴロー
ゴロー
メイン
›
梅原裕一郎
ミク
ミク
メイン
›
山下七海
ゾロメ
ゾロメ
メイン
›
田村睦心
ココロ
ココロ
メイン
›
早見沙織
フトシ
フトシ
メイン
›
後藤ヒロキ
イクノ
イクノ
メイン
›
石上静香
ミツル
ミツル
メイン
›
市川蒼
フランクス博士
フランクス博士
サブ
›
堀内賢雄
ナナ
ナナ
サブ
›
井上麻里奈

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スタッフ

監督錦織敦史
シリーズ構成錦織敦史、林直孝
キャラクターデザイン田中将賀
美術監督平柳悟
OP中島美嘉 x Hyde「KISS OF DEATH」
EDXX:me「トリカゴ」
EDXX:me「真夏のセツナ」
EDXX:me「Beautiful World」
EDXX:me「ひとり」
ED中島美嘉 x Hyde「KISS OF DEATH」
EDXX:me「Escape」
EDXX:me「Darling」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

2018年、放送当時にリアルタイムで追いかけた。TRIGGER×A-1 Picturesという組み合わせで、見ないわけがなかった。メカ、少年少女、謎の敵——要素だけ並べると「どこかで見た」と感じるのに、序盤は不思議な吸引力があった。ゼロツーという存在が全部持っていく前半で、戸松遥の芝居が輪をかけてそれを成立させていた。あの「ダーリン」の言い方ひとつで視聴を続ける理由になる。

ところが2回目に通しで見たとき、後半の失速がより明確に見えた。前半で積み上げたものを後半が丁寧に崩していく感覚。最終話を見終えたあと、「前半だけなら傑作だった」という言葉が頭に浮かんで、それはいまも変わっていない。置いていかれた側のひとりとして書く。

「子どもであること」を奪われた存在が、それでも恋をする話

表面上はロボットアニメだが、この作品が執拗に描いているのは「子ども性」の問題だ。ミスティルテインで暮らすパイロットたちは、戦うためだけに生かされており、自分が何者かを知ろうとすることすら許されていない。感情、性欲、将来への漠然とした期待——そういうものが全部、システムによって管理されている。フランクスのコクピットがあのような形である必然性も、そこから来ている。パイロットたちの「繋がり」は常に兵器を動かすための接続であり、それ以上でも以下でもないとされている。

そのなかでヒロとゼロツーが「それ以上」を求め始めるのが、この作品の核心だ。彼らは制度の外に出ようとしている。単に恋愛しているのではなく、「自分たちが何かを望んでいい」という事実を、互いの存在を通して確認し合っている。早見沙織が演じるコkロが何かを感じ始める中盤のくだりも、梅原裕一郎のゴローが自分の感情に名前をつけようとする場面も、全部同じ問いに向かっている——「ここにいる俺たちに、欲しいものを欲しいと言う権利はあるか」。

前半がこれほど機能していたのは、その問いが丁寧に積み上げられていたからだ。後半でスケールを宇宙規模に広げた瞬間、その問いが薄まった。人類の存亡よりも、鳥籠のなかの小さな感情の方がずっと重かった。それが惜しい。堀内賢雄が体現するフランクス博士というキャラクターの「人間の感情を道具として扱う側の論理」も、もっと丁寧に掘れたはずの鉱脈だった。

特に刺さったシーン

序盤、ゼロツーとヒロが初めて二人だけになる場面での戸松遥の芝居がずっと頭に残っている。「ダーリン」という呼びかけの、あの軽さと重さが同居した感じ。セリフの内容ではなく、声のテクスチャーで「この子は何かを飢えている」とわかってしまう。声優の仕事がキャラクターに先行した瞬間だった。

もうひとつは、ゴローが自分の気持ちに気づいて、それでも黙っている中盤のシーン。梅原裕一郎の抑えた芝居が効いていた。叫ばないし、崩れない。ただそこにいる。ああいう芝居は台本以上のことをやっている。井上麻里奈演じるナナが時折見せる「人間だった頃の残滓」のような表情も、2回目に見て初めてちゃんと気づいた。1回目は流していた。

読んで見たくなったら——『ダーリン・イン・ザ・フランキス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ロボットアニメとして見るより、少年少女の関係性ドラマとして見たい人
  • 前半の密度が高い作品ならば、後半の失速を許容できる人
  • 戸松遥・早見沙織の演技をじっくり聞きたい人
  • 「エヴァ以降のロボットアニメ」の系譜に興味がある人

合わない人

  • 最終話まで一貫した構成を求める人(後半でかなり別の作品になる)
  • ロボット戦闘をメインに期待して見る人
  • 設定や世界観の「回収」を期待する人(投げっぱなしの要素が多い)

次に見るなら

天元突破グレンラガン——同じくTRIGGERの源流にある、「少年が世界を広げていく」系譜の代表作。ダーリンフランキスの前半が好きだったなら、こちらの一貫したテンションが刺さるはず。感情が最後まで失速しない。

エウレカセブン——少年と人外の少女、ロボット、管理された社会からの逃走。構造的に近く、こちらは全50話かけて関係性を積み上げる。長さが武器になっている作品。

SSSS.GRIDMAN——同じくTRIGGER制作。「世界の設定」より「キャラクター同士の感情」を前面に出した作り方が似ており、こちらは12話でまとまっている。後半の失速が気になった人にこそ見てほしい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。各サービスとも全話配信されており、初めて視聴する方も見返したい方も気軽に楽しめます。加入中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。

よくある質問

Q. ダーリン・イン・ザ・フランキスは全何話ですか?
A. 全24話構成です。2018年1月から7月にかけて放送されました。1クールでは収まらない大きなスケールの物語が描かれます。
Q. どのサービスで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれも全話配信されています。
Q. ゼロツーはなぜ「ダーリン」と呼ぶのですか?
A. ゼロツーは自分のフランクスに乗れる相手を「ダーリン」と呼ぶ習慣があります。その背景にある彼女の過去と感情は、物語の核心に関わる重要な要素です。
Q. 子ども向けアニメですか?
A. 子ども向けではなく、10代後半〜大人向けの作品です。恋愛・成長・人間の本質を扱う重厚なテーマが含まれており、心理描写も深く描かれています。

まとめ

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。各サービスとも全話配信されており、初めて視聴する方も見返したい方も気軽に楽しめます。加入中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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