私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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2013私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

★ 3.4 / 5.0コメディ日常系
放送年2013年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作SILVER LINK.

15歳のときめきメモリアル風の乙女ゲームで数百人の男の子と付き合った経験のある黒木智子。しかし現実は、人と話すだけで緊張してしまう彼女が、高校という社会的プレッシャーの中に入ることになり、不安に満ちている。黒木智子は社会不安を克服し、ずっと憧れていた充実した高校生活を送ることができるのだろうか。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

乙女ゲームの世界では数百人の男の子と恋愛経験を積んできた黒木智子だが、現実の世界では人と話すだけで緊張してしまうコミュ障な女の子。高校入学を機に「絶対モテる!」と意気込んだ智子だったが、現実は理想とはほど遠く、孤独な高校生活を送るはめに。ゲームで培った「恋愛理論」と残酷な現実のギャップに翻弄されながら、それでも前向きに生きようとする智子の笑えて少し切ない日常を描いたコメディ作品。

みどころ・魅力

① リアルすぎる「コミュ障あるある」の共感力

「こうすればモテるはず」という智子の妄想プランが毎回見事に空振りするさまは、笑いながらもどこか胸が痛くなるリアルさ。コミュニケーションへの不安や空回りする努力は、多くの視聴者が「あるある」と感じられる普遍的なおかしさに昇華されている。

② 独特の間と自虐ギャグが生む笑いのテンポ

智子のモノローグと現実とのズレを軸にした独特のボケ・ツッコミ構造が持ち味。テンポよく畳み掛けるギャグの中に、乾いたシュールさと自虐ネタが絶妙に混ざり合い、1話を通して笑いが絶えない作りになっている。

③ 少しずつ広がる智子の世界と人間関係の温かさ

友人ゼロからスタートした智子が、個性豊かなクラスメートや兄との関わりを通じて少しずつ変化していく様子は微笑ましく、コメディの裏に確かな成長譚がある。笑いと共に智子を応援したくなる感情移入のしやすさも本作の大きな魅力。

キャスト・声優一覧

黒木智子
黒木智子
メイン
橘田いずみ
成瀬ゆう
成瀬ゆう
サブ
花澤香菜
荻野
荻野
サブ
中田沙奈枝
黒木智樹
黒木智樹
サブ
中村悠一
岡田茜
岡田茜
サブ
朝井彩加
根元陽菜
根元陽菜
サブ
黒瀬ゆうこ
智子の母
智子の母
サブ
早水リサ
里崎希心
里崎希心
サブ
釘宮理恵
小坂
小坂
サブ
福島潤
鈴木
鈴木
サブ
岩瀬周平
清田良典
清田良典
サブ
高梨謙吾
今江恵美
今江恵美
サブ
野中藍

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スタッフ

監督大沼心
シリーズ構成吉岡たかを
キャラクターデザイン古川英樹
音楽
美術監督森尾麻紀
音響監督本山哲
OP鈴木このみ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」
ED橘田いずみ「どう考えても私は悪くない」
ED初音ミク「夢想恋歌」
EDベルベット・コディ「夜のとばりよ、さようなら」
EDUtsu-P & Minatsukitoka, feat. Hatsune Miku「夏祭り」
EDVelvet.kodhy and Velvet.kodhy and μ and μ「そこらの着ぐるみの風船と私」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

放映当時は「コメディだから」という軽い気持ちで見始めた。タイトルが長くて覚えにくくて、なのになぜか検索して探してまで見た。1話を見たあと、しばらく画面から目が離せなかったのを覚えている。笑えなかったわけじゃない。むしろ笑った。ただ、笑いながら同時に胃が痛かった。

2回目に見たとき——これは数年後のことだった——気づいたのは、もこっちが「痛いキャラ」として描かれているのではなく、「痛い自分」として描かれているということだった。カメラの視点が彼女に寄り添いすぎている。笑いのターゲットではなく、笑いを内側から体験している存在として。その設計の精度が、2度目の視聴でようやく見えてきた。

妄想と現実の落差を、これほど正直に描いた作品はほかにない

WataMoteが単なる「コミュ障あるある」コメディだと思っている人に言いたいのは、この作品が実は非常に構造的な誠実さを持っているということだ。

黒木智子——もこっちは、乙女ゲームで何百人もの男の子と付き合ってきた「経験者」として高校に入学する。その自信は完全に根拠のないものだが、彼女の中では本物だ。そしてその自信が、現実の壁に当たるたびにぐしゃりと潰れていく。このサイクルが全話通じて繰り返される。

面白いのは、もこっちが「学習しない」点だ。普通の成長物語なら、失敗を経て少しずつ変わっていく。でもこの作品は違う。もこっちは失敗し、傷つき、部屋に帰って、また別の妄想を膨らませる。その繰り返しが現実的すぎて、見ていて息が詰まる瞬間がある。

中村悠一が演じる弟・黒木智樹との関係性がその対比として機能している。智樹はごく普通に友達がいて、女の子に話しかけられる。もこっちはそれを横から見ている。この非対称さが、もこっちの孤立をセリフなしで語る。中村さんのあの低くて落ち着いた声が「ごく普通の男子」としての説得力を支えていて、だからこそもこっちの浮きっぷりが際立つ。

釘宮理恵が演じる里崎希心の存在も興味深い。クールで刺のある喋り方が、もこっちとの関係に独特の緊張感を生んでいる。釘宮さんはこういう「軽く突き放すような声色」が本当にうまくて、このキャラクターにも、それが一言ごとにはっきり出ている。

この作品の核心は「承認欲求の話」でも「コミュ障の克服物語」でもなく、もっとシンプルな何かだと思っている。誰でも一度は経験している、「自分だけが世界から置き去りにされているような感覚」——それを誇張なく、ただ正直に画面に映し続けた作品だ。だからこそ痛くて、だからこそ目が離せない。もこっちのことは忘れられない。痛いけど、愛せる。

特に刺さったシーン

花澤香菜が演じる成瀬ゆうが登場する場面は、毎回空気が変わる。花澤さんの声にはあたたかみがあって、どんな役でもどこかに人間的な体温を宿らせるのだが、このキャラクターにおいてもそれが効いている。もこっちが距離を測りながら接しようとする相手として、声だけで「近づきやすいけど近づけない」雰囲気が成立していた。

野中藍が演じる今江恵美は、一見するとただの「普通のクラスメート」なのだが、野中さんの声には日常の質感がある。特別なことを言わない役ほど声の存在感が問われると思っていて、このキャラクターはその意味でよく機能していた。もこっちの周りにいる「普通の子たち」の空気が、台詞の少ない場面でもしっかり生きている。

中盤、もこっちが「普通にしゃべろうとしただけ」の場面で、言葉が出てこなくなるシーンがある。何もドラマチックなことは起きない。ただ、間があって、相手が行ってしまう。それだけのシーンなのに、初見のとき思わず息を止めた。2回目に見ると、背景の人の動きやBGMの止まり方まで計算されていることに気づく。演出の密度が高い。

福島潤の小坂は出番こそ少ないが、存在感がある。「普通にそこにいるクラスメート」の声は、実は難しい役だと思う。特別目立たないのに、いると場の空気が変わる。ああいう「背景になれる声」を持っている人は貴重だ。

読んで見たくなったら——『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 中高生のころ「なんかうまくいかない人間」だと思っていた記憶がある人
  • ひとりで部屋にいるときの内側の騒がしさをわかる人
  • 笑った後に少し後ろめたさが来るタイプのコメディが好きな人
  • 原作漫画を読んでいて、アニメでの声の解釈に興味がある人

合わない人

  • 主人公に共感できないと見続けられないタイプ(もこっちには共感しにくい瞬間が頻繁にある)
  • 「成長の物語」として見たい人(基本的に変わらない)
  • コメディに爽快感や後味の良さを求める人(ずっと低空飛行する種類の作品)
  • リアルな「痛さ」が純粋につらくなる人——そういう人にとってはこれは笑えない

次に見るなら

もこっちの「見えない壁」に共鳴したなら、ぼっち・ざ・ろっく!は確実に刺さる。こちらは音楽という出口があるぶん、もう少し前向きに見られる作品だが、「誰かと繋がりたいのに繋がり方がわからない」という核心は同じだ。主人公の妄想シーンの温度感も、WataMoteを見た人ならすぐにわかる。

妄想と自意識のループを笑い飛ばしたいなら、さよなら絶望先生もおすすめしたい。久米田康治の原作ならではの自虐的なユーモアが、WataMoteとは違う切り口でこちらの神経を刺してくる。シャフトの演出が好きなら特に相性がいい。

「普通の高校生活に憧れる」という感情をもう少し違う角度から掘り下げたいなら、僕は友達が少ないも近い。こちらはラブコメ成分があるが、「意図的に普通から外れた/外された人たち」を描くという点でWataMoteと通底している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの見放題プランに加入していれば追加料金なしで視聴できます。どのサービスでも問題なく楽しめるので、すでに利用中のサービスからそのままチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 原作マンガと内容は同じですか?
A. TVアニメ版は原作マンガ(谷川ニコ/スクウェア・エニックス)をベースに制作されています。基本的なストーリーラインは原作に沿っており、原作ファンも楽しめる内容になっています。
Q. 何話まであって、一気見しやすいですか?
A. 全12話(1クール)構成です。1話あたりの尺も短めで区切りがよく、週末の一気見にも向いています。テンポが軽快なので、気づいたら最後まで観ていたという声も多い作品です。
Q. どんな人に向いている作品ですか?
A. コミュニケーションに苦手意識がある人や、学生時代の黒歴史に覚えがある人にとって特に刺さりやすい作品です。笑いながらも主人公に共感できる、ちょっと自虐的なコメディが好きな人におすすめです。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. 原作マンガは長期連載作品で、TVアニメ放送後も続刊が刊行されています。アニメの続きが気になった方は原作マンガで先の展開を楽しむことができます。

まとめ

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの見放題プランに加入していれば追加料金なしで視聴できます。どのサービスでも問題なく楽しめるので、すでに利用中のサービスからそのままチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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