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青山剛昌短編集
| 放送年 | 1999年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 7話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Tokyo Movie |
天才発明家である高校生は、自分より2歳年上のガールフレンドがいる。ある日、彼はタイムマシンを発明し、2年前にさかのぼることを試みる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
天才的な発明の才能を持つ高校生・健太は、2歳年上のガールフレンド・春江と仲良く付き合っている。ある日、ひらめきの赴くままタイムマシンを完成させた健太は、「2年前に戻れば春江ともっと長く一緒にいられる」と考え、過去への旅を試みる。しかし、時間を遡ることで思わぬ出来事や笑いが連鎖し、物事はなかなか思い通りに進まない。『名探偵コナン』の作者・青山剛昌が描くユーモアとロマンスが詰まった短編作品集。
みどころ・魅力
① コナン誕生前夜の”原石”が見えるミステリー演出
青山剛昌が『名探偵コナン』連載前後に手がけた短編群は、後の傑作を予感させるトリックやどんでん返しの片鱗が随所に散りばめられている。コナンファンならニヤリとする伏線の張り方や、謎解きへの誘導が短編という凝縮フォーマットの中でも光る。
② タイムマシンをめぐるラブコメのテンポ感
「2年前に戻って彼女ともっと一緒にいたい」という純粋な動機から生まれるドタバタが本作の核心。過去に干渉するたびに連鎖するすれ違いやハプニングは小気味よいテンポで描かれ、甘酸っぱいラブコメとしても読みごたえがある。
③ 1本30分以内で楽しめるコンパクトな構成
SP形式ながら収録された各エピソードは短く完結しており、まとまった時間が取れないときでも手軽に楽しめる。冒険・コメディ・ミステリー・恋愛と異なるジャンルの短編が並ぶため、青山作品の幅広い引き出しを一度に体験できる入門としても最適。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鍋島修 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 須藤昌朋 |
| 音楽 | 松尾早人 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | 田村ゆかり「きっと言える」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
コナン関連を調べていたら偶然引っかかった。「青山剛昌短編集」。コナンの人が短編集、という情報だけで見始めたら、いきなりタイムマシンを発明した高校生の話が始まって少し面食らった。あ、推理じゃない。ラブコメだこれ。でも見進めるうちに、この感覚は悪くないと気づく。「コナンの作者=ミステリ一本の人」という刷り込みがあったので、こっちのジャンルを持っていたことが素直に発見だった。2回目に見たとき、最初は聞き流していた山口勝平と大谷育江の掛け合いの間が、短編の密度に合わせて丁寧に調整されていることに気づいて、作りの手堅さを改めて認識した。天才に唯一できないこと——技術では埋められない2年間の話
タイムマシンを作れる高校生が、2歳年上のガールフレンドの「2年前」を取り返そうとする話、と書くとシンプルに聞こえる。でもこれは「天才の無力感をラブコメで包んだ話」だと思う。 高井豊(山口勝平)は発明においては完璧にできる子で、それが前提として置かれている。でも恋愛——特に2つ年上という非対称な関係——においては、知力も技術も全部すっ飛ぶ。彼がタイムマシンで過去に戻ろうとするのは、技術で感情の差を埋めようとするコンプレックスの裏返しで、そこにこの話の核がある。 青山剛昌はコナンでも「知力は全部ある、でも体が子どもになってしまった」という構造を使っている。能力と身体・年齢の非対称。この短編でも同じ構造が動いていて、天才ゆえに「自分に欠けているもの」への焦点が鋭くなる人間を描くのが好きな作家なんだと改めてわかる。 短編という形式は、テーマを一点に絞る強制力がある。この話は「2年間」という時間に絞り込んでいて、それを技術で飛び越えようとする馬鹿らしさと、そのまま向き合ったときのかわいらしさが共存している。コナンの複雑な人間関係を見慣れた目で見ると、むしろこのシンプルさが新鮮だった。「好き」という感情に理屈をつけずに済む話の気持ちよさが、短編集という器と合っている。特に刺さったシーン
タイムマシンが思い通りに動かない瞬間——技術の限界が露わになる場面で、山口勝平の芝居が効いている。焦りと照れが混在するあの声のトーンは、怪盗キッドで見せる山口勝平の余裕とはまた違う熱量で、少し抜けた高校生の体温がある。この人は「頭は良いが感情で動く男」を声だけで説得力に変えるのがうまい。 大谷育江が演じる剣道子は、2歳年上の余裕と、年下の男の子に追いかけられている照れがにじんでいて、セリフの隙間の間がいい。説明しない演技の方向で作られていて、見る側に想像の余白を残してくれる。ここで思わず巻き戻した。 高山みなみや山崎和佳奈といったコナン組の声が混ざる瞬間に「あ、同じ声域の世界だ」という妙な安心感もあって、キャストが豪華という以上に、声の質感が青山ユニバースとして統一されている感覚があった。この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- コナン以外の青山剛昌作品を掘りたいコアなファン
- 山口勝平・大谷育江の出演作を追いかけている人
- 90年代テレビアニメの短編・ラブコメのリズムに耐性がある人
- 「天才ゆえに感情で空回る」主人公のコメディが好きな人
合わない人
- コナンの作者つながりで推理要素を期待すると肩透かしを食う
- 現在は全媒体で配信・映像ソフトともに×なので、そもそも視聴手段がない状況
- 30分以下の短編形式に物足りなさを感じるタイプ
次に見るなら
名探偵コナンの初期エピソードを改めて見ると、この短編集を見た後では見え方が変わる。工藤新一と毛利蘭の「年齢・時間のずれ」を軸にした関係性を、青山剛昌がコナンより先に別の形で書いていたことがわかって、作家としての繰り返しテーマが透けてくる。 魔法使いTai!(1996年OVA)は同時代の「特殊能力×ラブコメ」として温度感が近い。技術・魔法という能力と恋愛の噛み合わなさを丁寧に描く作品で、90年代OVAのリズムが合うなら掘る価値がある。 ああっ女神さまっ(OVA版、1993年)は「年齢差・非対称な関係・ラブコメ」という構造が近く、90年代アニメのラブコメ感覚のひとつの完成形として外せない。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では『青山剛昌短編集』を配信している動画サービスは確認されていません。視聴を検討される場合は、DVDやBlu-rayなどのパッケージメディアをご利用ください。今後、配信サービスへの追加が行われる可能性もありますので、各サービスの新着情報をチェックしておくことをおすすめします。
