バカとテストと召喚獣 ~祭~

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2011バカとテストと召喚獣 ~祭~

バカとテストと召喚獣 ~祭~

★ 3.1 / 5.0コメディ
放送年2011年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作ライトノベル

第一巻Matsuri OVAに付属する短編特別版。DS(ニンテンドーDS)およびビジュアルノベルの一般的な特徴をパロディにした3つの短い場面から構成されている。各セクションでは、ビジュアルノベルのよくあるシーンや設定がユーモアたっぷりに茶化されている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

『バカとテストと召喚獣』のOVA「祭」は、ゲームやビジュアルノベルのお約束をパロディにした3本のショートコメディ集。ニンテンドーDSやギャルゲーに特有の”あるある”場面を、文月学園のメンバーがドタバタ劇で再現する。本編さながらの明久・雄二・秀吉たちの掛け合いが光る、笑い重視のお祭り特別編だ。

みどころ・魅力

① ゲーム・ギャルゲーのお約束を全力でいじり倒すパロディ精神

DSゲームやビジュアルノベルのクリシェ——「選択肢が必ず詰む」「ヒロインの告白シーンが謎展開になる」——をキャラクターが大真面目に演じることで笑いを生む。本編では見られないメタな文脈のボケが随所に炸裂し、ゲームに馴染みのある視聴者ほど刺さる作りになっている。

② 本編キャラの”らしさ”が凝縮されたコント形式

Yoshii明久の天然ぶり、坂本雄二の計算高さ、秀吉の美少女ポジションといったキャラクター性が、短い尺の中にギュッと詰め込まれている。本編を見てきたファンなら「これこれ!」と膝を打つ安定感で、OVAの入門作としても気軽に楽しめる。

③ ショート形式ゆえの密度の高さ

3本の独立したエピソードで構成されているため、テンポが落ちる間もなく笑いが畳み掛けてくる。長尺を観る気力がないときや「ちょっと笑いたい」という気分にぴったりのボリューム感で、繰り返し視聴にも向いている。

キャスト・声優一覧

木下秀吉
木下秀吉
メイン
加藤英美里
吉井明久
吉井明久
メイン
下野紘
島田葉月
島田葉月
メイン
平田真菜

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スタッフ

原案キャラデザ葉賀ユイ
キャラクターデザイン大島美和

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

バカテスト本編は好きだった。2期まで見て、キャラクターの愛着もあって、祭というOVAが出ると知ったときに迷わず手を出した。で、そのOVAに付属していたのがこのスペシャル版だ。最初は「おまけ映像か」と思って再生ボタンを押したら、全然違うものが始まった。

ビジュアルノベルのパロディ3本立て。DS風の演出込みで、コアファン向けに振り切った内容だった。2回目に見たとき、1本目のシーンで吉井が選択肢を出されるくだりの間の取り方が、妙にうまいことに気づいた。下野紘が吉井として「え、これ選ぶの俺?」みたいなリアクションをするのが、本編より自由に演じている感じがあって、おまけでしかできない空気がある。

「お約束」を全力でやることが、一番の愛情表現になっている

このスペシャルがやっていることは、要するに「ビジュアルノベルあるある」の列挙だ。選択肢が出る、ルートが分岐する、主人公がモノローグで状況を説明する——そういったVNの文法を、バカテストのキャラクターたちに演じさせる。

ただ、ただのパロディと違うのは、ここに「愛がある」かどうかの問題だ。VNを馬鹿にするのではなく、VNをよく知っているから面白く崩せる。選択肢の場面で出てくる選択肢が「どれを選んでも詰む」設計になっているのは、実際にギャルゲーをやり込んだ人間にしか書けないコントだ。「あ、これ知ってる」という既視感と、「こんな崩し方するか」という意外性が同時に来る。

木下秀吉——加藤英美里が演じる、あの「男でも女でもない第三の性」キャラ——が絡んでくる場面では、VNの恋愛文法そのものを斜め方向から突いてくる。秀吉がヒロインポジションに置かれたときの、プレイヤー(吉井)の困惑と、それでもVNのお約束通りに進んでしまう展開。これは本編でやり続けてきたギャグの延長線にあるが、VN形式に乗せることで別の角度から笑えるようになっている。

単なるお遊び映像とも言えるし、バカテストというシリーズがこれだけ愛されたのは「お約束をしっかりやる」姿勢があったからとも言える。このスペシャルはその縮図だ。短いけれど、やっていることの密度は薄くない。

特に刺さったシーン

DS的なUIで選択肢が画面に現れる場面、下野紘の「えっ待って待って」的なトーンが好きだった。本編でも散々な目に遭ってきた吉井明久が、今度はゲームの文法の中でも詰められる構造。本編を通して見てきたファンには、「またこいつは逃げられないのか」という既知の笑いがある。

加藤英美里の秀吉は、声だけで「男でも女でも解釈できる」絶妙な着地点を毎回やり続けているが、このスペシャルでヒロイン的なポジションに置かれたとき、少しだけ普段と違うトーンで演じているのがわかる。VNのヒロインっぽさを意識したような、わずかに柔らかい入り方。ギャグとしての文脈をわかった上で、あえてそこに乗っかっているのが伝わってきて、思わず巻き戻して聴いた。

3本のうちどれかひとつ選べと言われたら、VNの典型的な「感動ルート」をコメディで崩す場面を推す。「泣けるシーン」のお約束をこうやって使うか、という着地が予想の外だった。

読んで見たくなったら——『バカとテストと召喚獣 ~祭~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • バカとテストと召喚獣の本編(1期・2期)を見終えて、もっとこのキャラクターたちを見ていたい人
  • ギャルゲー・ビジュアルノベルを一度でもプレイしたことがある人(元ネタがわかるほど笑える)
  • DS・ニンテンドーDS世代のゲームUIに懐かしさを感じる人
  • 加藤英美里の秀吉が好きな人(出番多め)
  • 本編終了後の「ちょっと補給したい」気分を満たしたい人

合わない人

  • 本編未視聴の人(キャラクターへの愛着がないと半分以上は刺さらない)
  • ストーリーや感情的な盛り上がりを期待している人(おまけコントとして見ないと肩透かしを食う)
  • VNのお約束を知らない人(元ネタがわからないとギャグの半分が届かない)
  • 15分以上の尺がないと満足できない人(短編3本構成なので展開は早い)

次に見るなら

バカとテストと召喚獣 にっ!——本編2期。このスペシャルが楽しめたなら、まだ本編に見ていない回があるか確認する価値がある。吉井と島田・姫路の関係の変化と、クラス戦の熱量が同居している。スペシャルの空気感はここから来ている。

這いよれ!ニャル子さん——元ネタへの愛情と崩しの技術でギャグを作るという意味で近い作品。クトゥルフ神話をラブコメに落とし込む、知識がある人間ほど笑えるコメディの構造が似ている。2012年放送で時代も近い。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない——ギャルゲー・VN文化へのオタク的な愛情が前提になっているコメディという点で重なる。キャラクターの掛け合いで引っ張る作品が好きなら、雰囲気は合うはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『バカとテストと召喚獣 ~祭~』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴できます。主要な定額配信サービスで広くカバーされているため、すでにいずれかに加入中であれば追加料金なしでそのまま楽しめます。本編シリーズと合わせて配信されているサービスが多いので、一気見のついでにチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 「バカとテストと召喚獣 ~祭~」は本編を見ていなくても楽しめますか?
A. パロディとキャラのコント中心なので単体でも笑えますが、キャラクターへの愛着があるほど楽しみが倍増します。できれば本編1期を先に視聴するのをおすすめします。
Q. 「祭」はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴できます。いずれも定額プランの対象作品なので、加入済みのサービスをまずご確認ください。
Q. 本編の2期・にーと!とはどう違いますか?
A. 「祭」はストーリー続編ではなく独立したパロディOVAです。試召戦争の緊張感はなく、純粋にギャグとキャラの掛け合いを楽しむ番外編と考えてください。
Q. 視聴時間はどのくらいですか?
A. 3本のショートエピソードで構成されており、合計30分前後で視聴できます。隙間時間にサクッと楽しめる手軽さが魅力です。

まとめ

『バカとテストと召喚獣 ~祭~』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴できます。主要な定額配信サービスで広くカバーされているため、すでにいずれかに加入中であれば追加料金なしでそのまま楽しめます。本編シリーズと合わせて配信されているサービスが多いので、一気見のついでにチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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