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バクマン。
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | J.C.STAFF |
森田漫画とアキト武藸は互いに対照的な存在である。平凡な9年生だが才能のある漫画家志望の漫紘と、全体的に優秀な9年生で志望作家の武蔵。武蔵は漫紘を何度も説得し、二人で日本最高の漫画家を目指すことにした。執筆の才能を持つ武蔵は成功した漫画家を夢見ており、漫紘は…
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な中学3年生・真城最高(サイコー)は、幼い頃から絵が得意だったが、夢を語ることなく日々を過ごしていた。そんなある日、クラスメートで秀才の高木秋人(シュージン)にスケッチブックを見られたことをきっかけに、漫画家を目指すコンビを組まないかと誘われる。サイコーは亡き叔父・川口たろうが叶えられなかった夢と、想いを寄せる女子・亜豆美保との約束を胸に、シュージンとともに週刊少年ジャンプで連載し、アニメ化を実現させるという高い目標に向かって歩み始める。みどころ・魅力
① 漫画制作の舞台裏をリアルに描く「創作の熱量」
ネームの切り方、編集者とのやり取り、打ち切りの恐怖、アンケート順位との戦い——週刊連載の過酷な現場がリアルに描かれる。夢に向かってひたすら走り続ける二人の姿は、創作に携わった経験がなくても強く胸を打つ。少年漫画ならではの熱量がストーリー全体に貫かれている。② 真剣勝負と純愛が同居する青春ドラマ
サイコーと亜豆の「アニメ化したら結婚する」という純粋な約束が、作品全体を通じた縦軸になっている。直接会わず手紙と電話だけでつながり続けるひたむきな関係性は、甘酸っぱさと緊張感を兼ね備えており、ラブコメとしても高い完成度を誇る。③ ライバルたちとの切磋琢磨が生む緊張感
新妻エイジをはじめとした個性豊かなライバル漫画家たちが次々と登場し、主人公コンビとの真剣勝負が展開される。単なる友情と努力の物語にとどまらず、才能・運・戦略が絡み合うプロの世界の厳しさが描かれているのが本作の大きな魅力だ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 秋田谷典昭、カサヰケンイチ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| 原作 | 大場つぐみ |
| 原案キャラデザ | 小畑健 |
| キャラクターデザイン | 下谷智之 |
| 音楽 | オーディオ・ハイズ |
| 音響監督 | 渡辺淳 |
| OP | 高橋優「Blue Bird」 |
| OP | 高橋ゆう「現実という名の怪物と戦う者たち」 |
| ED | 高橋優「BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜」 |
| ED | 高橋ゆう「現実という名の怪物と戦う者たち」 |
| ED | コブクロ「Blue Bird」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「デスノートの原作者の人が今度は漫画家の話を書いたらしい」という情報だけを頭の片隅に置いたまま、何年も放置していた。デスノートはあのシリアスな緊張感が持ち味で、漫画家の青春もの? なんか違くない? というのが正直な先入観だった。
見始めたら10分で先入観が崩れた。主人公ふたりが最初に交わす約束のくだり——あれは少年漫画的なアツさとラブコメの甘酸っぱさが同時に来る仕掛けになっていて、「ああ、大場つぐみはこっちも得意なんだ」と素直に思った。2回目を見て気づいたのは、序盤から随所に張られた伏線の丁寧さで、1話を見返すと「この時点でもう全部仕込んであった」と感心する箇所が多い。「知名度だけ知ってて見てなかった作品」にありがちな「なんで今まで見なかったんだ」という後悔が来る。
夢を「恥ずかしがらずに口に出せるかどうか」の話
バクマン。を単なる漫画家志望の青春ものとして見ると、少し勿体ない。この作品が本当に描いているのは「夢を持つこと」ではなく、「夢を他人に向かって宣言して、その言葉に縛られながら生きること」の話だと思う。
主人公の真城最高と高木秋人がやることは常に「宣言してから動く」だ。先にジャンプ編集部に連絡し、先に亜豆に約束し、先にライバルに宣戦布告する。普通の人間なら恥ずかしくてできない順番で行動している。9年生(中3)がジャンプ編集部に電話して「連載を取りたい」と言えるか? 普通は言えない。
早見沙織が演じる亜豆美保が「あなたたちの漫画がアニメ化されたとき、ヒロインの声を私が当てたら結婚しましょう」という条件を受け入れる場面がある。これは恋愛の話でもあるが、もっと大きく読めば「夢に期限と形を与えること」の話だ。ふわっとした「いつかなれたらいいな」ではなく、条件を設定して外部に宣言することで逃げられなくする。真城と高木がジャンプで連載を目指す動機の本質は、亜豆への恋愛感情だけでなく、「宣言した言葉に引っ張られる形でしか前に進めない」という人間の弱さを逆手に取った仕組みだ。
対比として置かれているのが諏訪部順一演じる福田真太で、自分の信念を怒鳴り声で表明するタイプのキャラクターだ。あれだけ直接的に「俺はこう思う」と言える人間は実際には少ない。岡本信彦の新妻エイジは天才として描かれているが、彼の怖さは才能ではなく「夢を持つことに一切の躊躇がない」点にある。夢を恥ずかしがらない人間が、夢を恥ずかしがる人間より強い——そのシンプルな構図をこれだけ丁寧に描いた作品は、意外と多くない。
川澄綾子演じる青木優梨子のような、別の角度から夢と向き合うキャラクターが複数いることで、「夢への向き合い方は一種類ではない」というメッセージが立体的になっている。
特に刺さったシーン
日野聡演じる高木が、序盤に真城を説得する場面が好きで何度も見返した。漫画家になりたいわけじゃない男が「お前の絵でヒットを狙いたい」と言う。普通に考えれば口説き文句にしか聞こえないんだけど、日野聡の声が妙に真剣で、芝居として「こいつは本当にそう思って言っている」というトーンが乗っている。そこで真城が折れるのが、視聴者目線でも納得できるのはあの演技があってこそだと思う。
もうひとつ、中盤の担当編集者とのやり取りで、原稿の方向性について議論になる場面。編集者側の言っていることも間違いではなく、作者側の言っていることも間違いではない、という状況でどちらかが折れなければならない——あのくだりは、クリエイターとの関係性をリアルに描いていて、2回目以降は「ここで折れた選択が後で効いてくる」とわかった上で見るので、また別の苦さがある。
読んで見たくなったら——『バクマン。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 何かを「目指している」か、かつて目指していた人。漫画家志望でなくても関係ない
- 少年ジャンプの連載システムや打ち切り文化に興味がある人(業界もののリアリティがある)
- 恋愛がメインではなく、夢と恋愛が同じ重さで並走する構造が好きな人
- ライバルキャラが好きな人。福田・新妻・青木のキャラが全員立っている
合わない人
- 話数が長い(3期・75話)ので、テンポよく完走したい人には重い
- 亜豆との恋愛の描かれ方が古典的なので、そこに違和感を覚える人は序盤でつまずく
- 「少年漫画的な熱さ」のノリが苦手な人。主人公たちの宣言癖が鼻につく場合がある
次に見るなら
SHIROBAKO——夢を持つ人間がプロとして現場に入ったあとの話。バクマン。がなりたいを語る作品なら、SHIROBAKOはなってからの話だ。クリエイティブ業界の内側をリアルに描く点で系譜が近い。
ハチミツとクローバー——美大生の群像劇で、才能と恋愛と夢の三つ巴が似ている。バクマン。より静かで、夢に向かって走る痛さより、走れない痛さを描いている。対になる作品として見ると両方の解像度が上がる。
四月は君の嘘——音楽という表現領域で、夢と感情がぶつかり合う話。バクマン。の「宣言して縛られる」構造と似た緊張感がある。早見沙織つながりで見ると声の使われ方の違いも面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『バクマン。』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも見放題プランで視聴可能なため、全25話(第1期)をまとめて楽しむことができます。続編となる第2期・第3期も配信されているので、一気見するには最適の環境が揃っています。



