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バーンナップW
| 放送年 | 1996年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | AIC |
東京での犯罪とテロが制御不能になった時、警察は極めて高い能力を持つ完全に無謀な女性警察官チーム「ウォーリアー」を投入する。奔放なリオ、短気なマヤ、そして天才ハッカーのリリカからなるこのチームは、任務の予算がどうであろうと、仕事をやり遂げるのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
犯罪やテロが横行し、治安が崩壊しつつある近未来の東京。警察は最後の切り札として、精鋭の女性警察官チーム「ウォーリアー」を結成する。奔放で向こう見ずなリオ、短気だが腕は確かなマヤ、天才的なハッキング能力を持つリリカ。三者三様の個性を持つ彼女たちは、予算や常識を度外視しながらも、どんな難事件も力技で解決していく。痛快なアクションと笑いが詰まった1990年代OVAの傑作。
みどころ・魅力
① 個性豊かな三人組が生み出す痛快なチームアクション
無鉄砲なリオ、気の短いマヤ、クールなハッカーのリリカという対照的なキャラクターが化学反応を起こす。ドタバタしながらも絶妙なチームワークで難局を突破していくさまは見ていて爽快で、三人のやりとりによるコメディ要素も随所に散りばめられている。
② 1990年代OVAならではの濃密な作画とアクション演出
90年代OVAの特徴である高密度な作画が随所に光り、迫力のあるアクションシーンが展開される。予算や倫理を無視した豪快な作戦遂行が引き起こす破壊的スペクタクルは、この時代のアニメならではのエネルギーに満ちており、当時のOVA文化を知る上でも価値がある。
③ アクション・コメディ・SFが絶妙にブレンドされた世界観
近未来の犯罪都市という硬派な設定でありながら、コメディタッチの演出とキャラクターの掛け合いが絶妙なバランスを保っている。シリアスになりすぎず、かといって軽すぎない独特のテンポが最後まで視聴者を飽きさせない作品の魅力となっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | ねぎしひろし |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 山下敏成 |
| 音楽 | 難波弘之 |
| 美術監督 | 桑原悟 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | ワンダー・ラブ「Flash Your Dream」 |
| ED | Chika Nakamura & Wonder Love「いつもそばにいるから」 |
| ED | Chika Nakamura & Wonder Love「いつも夢だけは味方だから」 |
| ED | Chika Nakamura & Wonder Love「Sure!」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけで時代がわかる作品というのがある。「バーンナップW」は完全にそれで、90年代OVAの匂いが「W」の一文字から漂ってくる。最初に手を伸ばしたのは、1992年の前作OVA『バーンナップ!』を掘り返していて、「続編というかリニューアル版があるらしい」と知ったから。キャラクターを刷新して4話構成で作り直した、という立ち位置を把握してから見ると入りやすい。
第一話を見た感想は、「ああ、これは真顔でやってる」だった。ノリはコメディよりのアクションなのに、キャラクターたちがいちいち本気で怒るし本気で走る。氷上恭子と天野由梨の掛け合いが序盤から全速力で、追いつくのに少し時間がかかった。2回目で気づいたのは、ギャグの間の作り方が妙に丁寧だということ。笑わせる気満々なのに、見せ方はわりと真剣にやっている。
「無茶なやつが現場を回す」という、どこにでも転がっている話
バーンナップWは、女性警察官アクションというジャンルの衣をまとっているが、実のところ描いているのは「組織の外縁で動くはみ出し者が、なぜか機能してしまう」という普遍的な構造だ。ウォーリアーズの三人——奔放なリオ、短気なマヤ、ハッカーのリリカ——は、それぞれ組織の論理から一枚ずれている。ルールを守れない、予算を守れない、手順を守れない。でも、現場では動く。
これを「コメディの文法」として処理するだけなら簡単だし、90年代OVAにはそういう作品がごろごろある。バーンナップWが微妙に違うのは、「なぜ彼女たちが投入されるのか」という前提をちゃんと画面の中に置いていることだ。東京の犯罪とテロが制御不能になった、という設定は、つまり「通常の組織的対応がもう機能していない」という意味でもある。秩序が崩れた場所でのみ、無秩序な人間が有効になる。そういう皮肉を、この作品はわりと素直に飲み込んでいる。
置鮎龍太郎が演じる側のキャラクターとのやりとりを見ていると、「管理する側」と「現場で動く側」の非対称性がよく出ている。管理する側は常に遅れて到着し、後処理に回る。これは笑いのフォーマットとして機能しているが、同時に本作の世界観のロジックでもある。秩序を守ろうとする人間が、秩序が崩壊した場所では何もできない。
OVA4話という尺の短さは、このテーマにむしろ合っている。長尺で「はみ出し者の成長」を描くと、どこかで彼女たちを組織に回収しなければならなくなる。でも4話なら、最後まで回収しないまま終わっていい。リオもマヤもリリカも、何も変わらないまま次の現場に行く。それがこのシリーズの正直さだと思う。
特に刺さったシーン
中盤、作戦が完全に崩れてリオが単独で突っ込んでいくくだり。あそこの天野由梨の声の使い方が好きで、叫んでいるのに芯が冷えているというか、テンションは上がっているのに感情の温度が一定に保たれている。怒鳴っているのに怒っていない、という芝居ができる声優はそう多くない。
岡村明美のマヤは、序盤の「短気でキレる」という記号から少しずつズレていくのが面白い。2話以降で気づいたのだが、怒っているときほど言葉が短くなる。長ゼリフを喋り始めたときは冷静になっている。そういう細かい設計が、キャラクターに厚みを出している。
リリカのハッキングシーンは、90年代アニメのコンピュータ描写として見ると微笑ましいが、氷上恭子の声がテクニカルな用語をすごいテンポで読んでいくのが耳に残る。情報量が多いシーンを声でさばく技術、というものがある。
読んで見たくなったら——『バーンナップW』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代OVAの熱量——作画のエネルギーと雑さが同居する時代——をそのまま楽しめる人
- 女性キャラクターが「強い」ではなく「無茶」という描かれ方をしているのが好きな人
- 天野由梨・氷上恭子・岡村明美といった世代の声優の演技を声だけで追えるくらい好きな人
- 4話完結の短い作品を気軽に一気見したい人
- 前作OVAや後続のTVシリーズ『バーンナップ エクセス』と合わせてシリーズを通して見たい人
合わない人
- 90年代のセクシー系ファンサービスが生理的にきつい人(本作はその描写が随所にある)
- キャラクターの成長や関係性の変化を求めて見る人(この作品はほぼ変化しない)
- アクション作品に緻密な戦術やリアリティを求める人
- 1話ごとに「続き」の引きがないと辛い人(エピソード単位で完結気味)
次に見るなら
バーンナップ エクセス(1997年・TVシリーズ)はバーンナップWの直接の続編にあたる。ウォーリアーズが再登場し、設定もキャストも継続しているので、Wを気に入ったなら自然につながる。テレビシリーズになったことで話数が増え、キャラクターの掘り下げも増している。
ダーティペア(OVA版、1987年〜)は、無茶な女性二人組が現場を引っ掻き回すという構造の元祖に近い作品。バーンナップWのノリに既視感を感じたなら、その感覚の出所がここにある。古い作品だが、テンポと乾いたユーモアはむしろこちらの方が切れ味がある。
ゴーストスイーパー美神(TVアニメ、1993年〜)は、同時代の「強くて無茶な女性主人公」ものとして参照しやすい。勝生真沙子が主要な役を担っており、90年代のこの種の作品がどういうキャスティングの流れで作られていたかも見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『バーンナップW』は現在、dアニメストアで視聴できます。1990年代OVAならではの熱量あふれるアクションと個性派キャラクターによるコメディを、dアニメストアでぜひお楽しみください。
よくある質問
まとめ
『バーンナップW』は現在、dアニメストアで視聴できます。1990年代OVAならではの熱量あふれるアクションと個性派キャラクターによるコメディを、dアニメストアでぜひお楽しみください。


