※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sunrise |
シティーハンター35周年記念映画作品。新宿を拠点とする私立探偵・冴羽獠は、裏社会で最高の「掃除屋」として知られるシティーハンターである。相棒の槇村香とともに様々な依頼人に対応する。映画制作者アンジーからの最新依頼は、行方不明になった猫を探すというシンプルなものだった。獠はアンジーの美しさに夢中になる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「シティーハンター」35周年を記念して制作された劇場版アニメ。新宿を拠点に活動する伝説の「掃除屋」冴羽獠と、相棒・槇村香はある映画製作者・アンジーから依頼を受ける。内容は行方不明の猫を探すというシンプルなものだったが、その依頼の裏には危険な闇が潜んでいた。獠の軽快な言動と槇村香の鋭いツッコミが交錯しながら、新宿の夜を舞台に物語が展開する。
みどころ・魅力
① 35周年を飾る集大成のアクション
シリーズ35周年の節目に制作された本作は、冴羽獠の流麗なガンアクションが現代の映像技術で描かれる。往年のファンが待ち望んだスタイリッシュな戦闘シーンと緊迫感のある演出が随所に光り、劇場スクリーンならではのスケール感で楽しめる仕上がりになっている。
② 変わらぬ獠と香のコンビ芸
軽薄に見えて依頼人を命がけで守る冴羽獠と、ハンマーで即制裁する槇村香の掛け合いは本作でも健在。シリアスな展開の中にも絶妙なコメディリリーフが挟まれ、原作・アニメファンならニヤリとするやり取りが随所に盛り込まれている。
③ 謎の依頼に潜む裏社会の影
「猫探し」という一見些細な依頼が、裏社会の深い闇へとつながっていく構成が巧みで、サスペンスとしての完成度も高い。単純なアクション映画に留まらず、ドラマとしての重みも備えており、シリーズ未見の視聴者にも一作で世界観が伝わる作りになっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 竹内一義 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 高橋久美子、北澤精吾 |
| 音楽 | 岩崎琢 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | TM NETWORK「Whatever Comes」 |
| ED | TM NETWORK「Get Wild」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「またシティーハンターの映画か」と思ったのは正直なところで、2019年の劇場版から数えてもうそんなに経つのかという気持ちで席についた。Netflixにも入っているし、dアニメにもある。どこでも見られる状況になったおかげで「まあ見るか」と腰を上げやすくなった、それがきっかけだった。
最初の数分は懐かしさの確認作業みたいな感覚——例のBGMが流れて、新宿の路地裏が映って、ああこれだ、という。でも序盤でアンジーが登場して、沢城みゆきの声がついた瞬間に空気が変わった。「猫を探してほしい」という依頼の薄さに反して、彼女が纏っているものの重さがじわじわ伝わってきて、そこで姿勢を直した。
2回目で気づいたのは、序盤の些細なやりとりに後半の伏線が几帳面に埋まっているということで、1回目は雰囲気に乗せられて見落としていたシーンがいくつかあった。
「強さ」を人工的に手に入れた人間が、何を失うかという話
エンジェルダスト——天使の涙という名の薬物が戦闘力を極限まで高める、というプロットだけ聞くと「また強化兵士モノか」と思うかもしれない。でもこの映画が実際に描いているのは、そっちではない。
冴羽獠という男は、裏社会最強の掃除屋でありながら、美女に目が眩んでドタバタを繰り広げる。強さと滑稽さが同居している。それが「人間らしさ」として機能しているわけだが、エンジェルダストで強化された者たちにはその滑稽さがない。効率的に戦うだけで、欲望も失敗も笑いもない。
堀内賢雄が演じる海原神は、その対比を体現するキャラクターとして機能していて、あの低音の静けさが「感情を削ぎ落とした人間」を過不足なく表現している。感情的な台詞がほとんどないのに存在感が重い、というのは演技の妙だと思う。
玄田哲章の海坊主も要所で効いていて、無骨さの奥にある情の厚さが声のトーンだけで伝わる場面がある。シティーハンターの世界は「昭和の男」が動かしているという感触があって、それを現代の劇場版に引き継ぐためには、あの世代の声が必要不可欠だったんだと改めて思う。
単純に言えば「強さを追い求めて人間をやめた側」と「強くて人間をやめなかった側」の話で、シリーズを通じたテーマの再確認でもある。新規性は薄いが、それを2023年の映像と音響でやり直す価値は十分あった。
特に刺さったシーン
中盤、アンジーが自分の過去を明かすシーンで、沢城みゆきの声がほぼ感情を抑えた平坦なトーンになる場面がある。叫ばない、震えない、それでも何かが滲み出ている——あの演技の「引き算」が一番きつかった。感情を爆発させるより、抑制した声の方が刺さる場合があると改めて思い知らされた。
関智一のピラルクーは、登場した瞬間から「こいつは面倒くさい」という空気を纏っていて、セリフ一言一言の間の取り方が絶妙だった。敵としての格をセリフの内容ではなく、声の佇まいで作れる人だと実感する。
木村昴のエスパーダは、若さと荒削りな危うさが混在していて、キャリアの長さとは別のところで機能していた。あのキャラクターはベテランが演じると逆に重くなりすぎたと思う。
アクションシーン自体は劇場の音響で見たかったという後悔が残っていて、銃声と爆発音の設計が明らかにスクリーン前提の作りになっている。配信でも十分楽しめるが、これは劇場向けに作られたものだという事実は残る。
読んで見たくなったら——『シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- シティーハンターを原作・旧アニメで通ってきた世代
- 80〜90年代アクションアニメの様式美が好きな人
- 沢城みゆき・関智一・堀内賢雄・玄田哲章・木村昴の演技目当てで見られる人
- 「美女に目が眩む主人公」という様式を愛せる人
- 劇場版アニメをシリーズの積み重ねとして楽しめる人
合わない人
- シティーハンターを一切知らずに単体作品として見ようとしている人
- 現代アニメのテンポ・演出に慣れていて、昭和的なコメディの間が苦手な人
- 獠のセクハラ描写にストレスが溜まるタイプ(この映画でも健在)
- 強化兵士・薬物プロットに新鮮さを求めている人
次に見るなら
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2019年)はフランス製作という異色の出自ながら、原作リスペクトが異常なほど高い実写映画で、本作を見てシリーズを追いたくなった人に真っ先に勧めたい。「外国人がなぜここまで理解している」という驚きが先に来る。
劇場版 名探偵コナンシリーズは、毎年の定点観測アニメ映画として構造が近い。固定キャラ・固定様式の中で毎回ゲストとアクションを変えていくフォーマットが好きなら、コナンの劇場版は間違いなく肌に合う。特に近年作は音響演出への力の入れ方が著しい。
ルパン三世 カリオストロの城は、「軽薄に見えて芯がある男」「ヒロインの過去と現在」という構図がシティーハンターと地続きで、旧世代アクションアニメの完成形として今でも見返す価値がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+と主要な動画配信サービスで幅広く視聴できます。加入中のサービスがあればすぐに視聴可能なので、35周年記念作品をぜひお気に入りのプラットフォームでお楽しみください。


